キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

酷・418ドライブ ~その6~

わき水でドライブ疲れを癒やされた、つづき。
いよいよ最終回。

 


【廃校】
わき水の後は比較的きれいな道が続くが、途中で行き止まり。
迂回路を進むと、いい感じで細く酷道となっている。


しばらく走ったところで、気になる場所を見つけてすかさず停まる。
そこは廃校である。
校舎もグラウンドもプールも小規模で、おそらく古い時代からあった学校なのだろう。
保存状態がよく、散策しがいがある。
特にプールは、水が張った状態で何ともいえない情緒があった。


【終点】
廃校以降、大きな河川の快走路や集落、林道など、めまぐるしく景色が変わる。


そしてようやく、国道418号線の終点に到着。
交差点すぐに「道の駅 遠山郷」があるので、ゆっくり休憩しよう・・・と思ったが、土産屋や温泉施設が閉まっていて、観光案内所とトイレしかない。
仕方なく、クーラーのほとんどかかっていない観光案内所に座り込み、休憩がてらホテルの予約をとる。


山奥なので近くに宿はなく、帰路の方向で探すと、愛知県新城市という車で2時間かかる場所となった。

 


【迂回路】
国道152号線を南下してすぐ、行き止まりとなる。
青崩峠」という、いかにも崩落の激しいエリアが通行止めになっていて、迂回路を進む。
この迂回路が、これまたいい感じで酷道となっている。
林の中を抜ける、ロケーションとしてもいい道である。


【杉の子炉ばた焼】
何やかんやで午後6時過ぎに宿に到着し、ひとっ風呂浴びてから夕食探し。
駅前の居酒屋はまばらで、ネットで探した「杉の子炉ばた焼」へと入る。


こぢんまりとした居酒屋で、めちゃくちゃアットホームな雰囲気。
ママさんが2人で応対していて、たまに話しかけてくれる。


メニューは少ないながらも、日替わりで用意されているみたいで好感が持てる。
ママさんおすすめの豆腐ステーキは、豆腐と山芋を鉄板で焼いたもので、なかなかのボリュームがある。
昨夜のお店といい、中部地区は1品あたりの量が多いのは地域性なのか、と思えるほど。
ちまちま食べて飲んで、ちょいちょいママさんと話をして、楽しい時間を過ごせた。


ちなみに翌日はまっすぐ家に帰ったので、旅はここまで。

 


【総括】
どこが日本三大酷道やねん!
という意識が、前回の酷道439号と比べると感じてしまう。
笠置ダム界隈しかり、おそらく道路が整備され続けられているのだろう。
むしろ、国道418号線とは違った迂回路の酷道で楽しめたので、トータルとしては楽しいドライブになった。
いつもながら無計画に出発したので、寄り道がほとんどできなかったなあ、というのも反省点。


今度は日本三大酷道のもう1つ、酷道425号線かな?
常にどこかしらの区間が崩落・通行止めとなっている、けっこうガチな酷道らしい。
今のようにゲリラ豪雨が多い時期や、秋の台風シーズン、冬場の道路凍結の時期は無理だろうから、いつ行くのかタイミングが難しいところだ。