実は1年ほど前に、GoProもどきのアクションカメラを購入していた。
値段はGoProの10分の1、もちろん中国製である。
当時はまだ動画編集にハマるとは思っておらず、ただノリで購入していたものだった。
で、動画編集が旬となった今、使うしかない！
ということで、年末のGORIとの2泊3日旅行で使ってみた。
まだ編集もしておらず動画もさくっとしか確認していないが、現状で感じたことをいろいろと。
【画質：○】
今まで編集してきた動画はデジカメで撮影していたものだったが、それと比較すると画質がきれいで、なめらか。
もっと使えないものになるかと思っていたが、これはうれしい誤算である。
【音声：×】
音が小さい。
これは致命的。
編集で音だけ大きくもできるかもしれないが、まわりの騒音も同時に拾っているので、あまりよくならないかも。
廃墟散策みたいに音声が重要とならない映像なら使えるけれど。
もしくは、インカム的に音声レコーダで音声を別撮りという手もあるが・・・編集が大変そうなのであまり現実的ではない。
【バッテリ：×】
動画は常に回すのではなく、編集しやすいよう15～30秒をこまめに撮っていた。
にもかかわらず、1時間もすればバッテリがLow状態に。
別途バッテリが1本付属していたが、それを使っても1日撮影するというのは厳しい状況。
たまたまモバイルバッテリを持っていたので、移動の合間に充電して何とか使えたが。
やはりこういうところが、GoProとの大きな差になるのだろう。
たぶん予備バッテリなんかも売ってないだろうし。
【操作性：×】
これはGoProを使ったことがないので、デジカメとの比較になるが。
起動が遅い。
前述のとおり常にまわしているわけではなく、「あっここ撮りたい！」となったタイミングで電源をONするのだが、起動が遅いのでタイミングを逃すこともしばしば。
ここもバッテリ問題が解決していれば、常時スタンバイ状態にできるので問題ないのだが。
あと致命的なのが、知らない間に音声が録音されないということ。
最終日にようやくわかったのだが、どうやら筐体横の↓ボタンを押すことで、ミュート状態での録画になるようだ。
で、知らない間に↓ボタンに触れてしまい、何度となく音声のない動画を録画することとなった。
【その他】
旅行を撮影するということ自体もチャレンジだったのだが、正直なところちょっと微妙だった。
普通に静止画も撮りたいので、片手にGoProもどき、もう片手にデジカメという状態でいたのだが、交互に使わないといけないので忙しい。
また、やはり撮影しているということでGORIに多少なりとも気をつかわせてしまっていた。
「もうええて」と言わんばかりのウンザリした顔を、何度見たことか。
動画を撮影されるという行為自体、僕らの世代は慣れていないんで、するなら同行者の理解が必要である。
【総括】
まあ期待はしていなかったが、全体としてはポンコツと言わざるをえない。
あくまでGoProを買うかどうかの判断材料としてはいいかもだが、そう考えると5,480円は高かったような。
でもコロナが続くことを考えると、まだ活用頻度も少ないだろうし、GoProを買うのはまだ早いと思う。
外付けマイクも付けられるみたいなんで、今度はそれを使って再検証かな？
