キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

完全版:和歌山秋合宿 ~その4~

一棟借り宿で昼食をとった、つづき。

 


【2日目:温泉】
腹を満たしてからは、温泉へ。
車で10分ちょっと、川沿いにある「えびね温泉」。
これは宿の人から、秘湯だからオススメと言われていたものだ。


浴室には、やや大きめの円形の浴槽が1つのみ。
お湯は硫黄の香りがして、ぬるぬるしている。
100%かけ流しというのを強くアピールしているだけあって、塩素臭もない。
お湯がぬるく、いつまでも入っていられるというのもいい。


【2日目:宿題】
がっつり長湯に浸かってからはゆっくり休憩。
宿に戻ってからも少し休憩し、ようやく重い腰を上げてパソコンに向かう。
ほんの1時間ほどだが、しっかり集中して文章を書く。
他に雑念がないので、まあ集中できる。
なぜこの時間を、今まで作れなかったのだろうか。

 


【2日目:夕食】
夕食は鍋。
といっても室内ではなく、屋外で。
BBQコンロに炭をおこし、その上に鍋を置く。
これは前回もやったスタイルである。


ちなみに、ここで1から温めるのではなく、あらかじめ台所で温めてから持ってくる。
前回BBQコンロではなかなか火が通らなかったので、それの反省を活かしてである。


ここで思わぬトラブル。
順調に食べ進んでいるときに、あるひと口で手が止まる。
くさっ!
何が起こったかは、すぐにわかった。


キッチンにも多数飛んでいた、カメムシ
それがいつの間にやら、中に入り込んでしまったようだ。
で、それを食べてしまったというわけ。


口の中いっぱいにカメムシの味が広がる。
吐き出したいところだが、すぐ足場は人ん地の庭。
しかも砂利なので、あとから拾い上げるのも困難だ。


こうなったらもう、食べるしかない。
そういえばカメムシは、パクチーと同じ匂いと聞いたことがある。
そうだ、今口の中にあるのはパクチーだ。


と自己暗示をかけたはいいが、そもそもパクチーが大嫌いなので結局気持ち悪さはずっと残った。
この後味は、気分的なものだが3日ほど続いた。

 


つづく。