キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

続・自転車登山と総括

MTBという自転車で山に登り、獣道の中で目的地を失った、という昨日の日記の続き。


どこへ向かおうという以前に、やるべきことを思い出した。
時刻は13時半、昼食をとらなければ。
本当は山頂で食べようとしてたのに・・・

MTBの置いてある場所まで戻り、そこから野外活動センターへと戻る。
岩の上とかワイルドな場所で食べるのもいいが、常設のテーブルで食べるというのも、オツなもの。
お湯をわかし、カップラーメンとおにぎりを食べているときの幸福感は、とても家では味わえない。
そういえば、はじめてジムニーを買ったときなんかは、しょっちゅう山に入ってはこんなことしていたな。

食後は、熱いお茶を飲みながら、しばらくまったり。
いかん、心地よすぎる!
なんならポメラ持ってきて、ここで文章でも書こうものなら、夕暮れまでずっと居座れる。


腹ごしらえが終わってからは、とりあえずもうひと探検することに。
野外活動センターの正門を抜け、道路を挟んだ向こう側に、駐車場がある。
確かここに、細い山道が・・・

あった。
確かいっぺん、バイクで突入して、途中坂が急すぎて引き上げた場所である。

相変わらず坂が急で、自転車を押し歩くのもひと苦労。
それでも上ると、アスファルトの道へ合流する。
自転車をかつぐように上り、そこで広がっていたのは、ゴルフ場の風景。
さっきまでの獣道とのギャップが、はげしすぎる。


ゴルフ場の敷地を少し歩くと、意外にも目にしたのが、「交野山」という標識。
こ、ここ?
由緒正しき交野山の山頂って、こんな車でホイホイ行ける場所やっけ?

首をかしげながら上ると、あったあった。
巨大な岩。
そしてそこから、突き抜ける絶景!

ふもとにある交野市はもちろん、大阪の都心部から京都、背面には奈良、左には大阪湾までもが見える。
子どものころ見たときは、こんなに感動したっけ?
別にカッコつけるわけでなく、ただ純粋に30分は風景に釘付けになり、動こうとはしなかった。
こんな近くにあるのに、何十年も来なかったことを、心から悔いる。


そして帰りは、あえて獣道。
源氏の滝という場所へ続く道は本当に急でせまく、とても自転車持って降りる場所ではない。
一歩間違えば、右手にある川に転落してしまう。

後悔したころにはすでに、上ることすらおっくうな場所にいたので、腹をくくって下るしかない。
この滝の数ある「いわく」を思い出しては、本気で怖くなりながらも、何とか下山できた。


【総括】
文章長いのに、総括とかごめん。
まったく予定のなかった1日が、こんなに楽しく過ごせるなんて、思わなかった。
やっぱり、山が大好きである。

MTBは、急坂では逆に大荷物となったが、平坦な山道では大活躍。
獣道を下るときは、モトクロスの経験が生きているのだろう、怖気づくこともなく、階段になっているところも攻められて楽しかった。

もしかしたら、また新しい遊びのジャンルを開拓したか?
MTB山登り・・・って、でも場所が限られそう。
まぁ、初心者向けの登山コースを攻めるというもの、面白いかも。

もしくはシンプルに、MTBなしで登山も楽しい。
ブームとかキライだけど、やっぱり山はいい。
あえてひねるとするなれば、とりあえず交野山の道という道を完全に攻略するとか。

イデア次第で、なんぼでも楽しめる。
とりあえずは、登山者の少ない冬のうちに、あと1~2回は登りたいな。


いっしょに登れる方、ぜひともいっしょに行きましょう!
って、去年も募集して、誰も賛同してくれなかったけど。