キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

挑戦!自転車登山

きっと土曜日にいっしょに飲んでたM君が、きっかけだと思う。
久しぶりに会うや、髪の長さや色よりも「太ったなぁ~」と言われては、さすがに気になってしまう。
確かに他の人でも、髪型をいじりながらも目の奥で「それよりも変わったところありまっせ」的なメッセージが、見え隠れしていたりする。

運動しなければ。
そう思ったときに、ふと思い出した。
昨年たろさんからいただいたオフロードタイプの小型自転車・BMXがずっと眠っている。
もらった当初、これで山をかけめぐったら楽しいかな~、と妄想していた。

思い立ったが吉日、タイヤに空気を入れ、手荷物を用意して出発!
向かった先は、家からすぐにある「交野山」と、そこからのびるハイキングコース。


自転車をこいで、5分もしないうちにバテバテになったのは、完全に体がサビている証拠だろう。
10分後にはハイキングコースにたどり着いたが、坂はほとんど押し歩いた。

京阪河内森駅からまっすぐのびる舗装路をひたすらのぼり、突如あらわれるのは、かつて落ち武者が切り開いたとされる、傍示の里。
土壁の古い家屋が並ぶ住宅は、いずれも文化財に指定されてもよいと思われるほど、古めかしい。
同じ交野で、こんなにも時代が止まったままの環境があることに、あらためて驚きを覚える。

住宅を上っていくと、八葉蓮華寺という小さなお寺がある。
そこにある2メートル以上の「阿弥陀如来立像菩薩」は、きっとこの集落を見守っているのだろう、圧倒的な存在感がある。


そこからは、道がダートへと変わる。
うっすら雪が地表に残っていたり、水たまりがほぼ凍っているあたり、自分の住む下界とは気候が違うことがわかる。

やがて着いたのは、「ほうじの里 野外活動センター」。
登山者も何名かいて、どうやら休憩所となっているらしい。
ここは小学校5年生の林間学校でおとずれた場所であり、間違いなく僕がアウトドアに目覚めた場所である。
炊事場や広場を見ると、ついつい昔の楽しい思い出がよみがえり、長居したくなる。


野外活動センターを抜けて、少し脇道を入ったところで、とてもBMXを押し歩けないほど険しい道に入る。
BMXを置き、少し登ったところが、「旗振山」の山頂。
山頂といっても、さして展望がない。
それどころか、でっかい鉄塔が建っていて、とても山頂というイメージではない。

さらに奥へ入っていくと、岩の点在する地点にさしかかる。
しかし、ここが何という地点なのかという看板などが、何もない。
ただ、ここから何本も道がのびていて、思わずあちこち散策したくなる。
が、いずれも下り坂だし、BMXを取りに帰らないといけないため、あまり無茶ができない。

さて、どうしたものか。
できれば交野山の山頂へ行きたいが、どう行ったらいいものか、記憶が追いつかない。
誰も通らない山奥で、はじめて足を止めることとなった。


というところで、続きはまた明日。
すいません、疲れて眠いもので。