キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

悠久!エアビー生活 in すさみ ~その5~

民泊で悠々生活を送った、2日目夕方からのつづき。

 


日が暮れたころ、夕食の準備。
今夜は鍋だ。
せっかくなら庭で食べたいので、BBQコンロを使って鍋をすることにした。


意外にも火力が弱く、炊けるのにやや時間がかかる。
それでも、しっかり食材に火が通ってうまい!
アウトドアに鍋はアリだな。


食後は昨日と同じく、たき火と梅酒。
夕方に薪を調達したのが功を奏し、長時間楽しめる。
食事中はラジオをつけていたが、音を止めて完全にたき火に没頭した。
本当に火って、見ていて飽きない。


思った以上に火が長くもって、就寝は予定より1時間以上遅い、午前0時ごろ。

 


3日目の朝は、なかなか目覚めが悪い。
お酒を飲みすぎたのだろう。
布団の上で30分ほどダラダラして、ようやく朝食。
昨夜の鍋の残りを食べようと思っていたが、昨夜は食べすぎたのでパス。
普通にごはんとみそ汁をいただいた。


外はあいにくの雨。
チェックアウトは午前11時までだが、雨ということもあり、ゆっくりしたい気持ちがそがれる。
1時間ほどPCの作業をしてから、帰り支度をする。
エアビーは最後に軽く掃除をするルールらしいが、どこまでやるかわからないので、30分かけて原状回復といえる程度までやった。


以上で、初めてのエアビー生活が終了。


案の定であるが、PC作業はあまりはかどらなかった。
集中はできたが、PC作業ばかりに時間を避けなかったというか。


楽しかったかどうかといえば、微妙である。
決してつまらない時間ではなく、充実はしていたと思う。
ただし、心境としては旅をしているときのようなワクワク感はなかった。


う~ん、うまく言えないなあ。
もっと、「遠くに来たぞ、異郷に来たぞ!」と気分が切り替わるのかと期待しすぎていたのかな?


ただ、ふだんとは違った時間の使い方はできてよかったかな?
家にいると、何だかんだでPCに向かって、YouTubeの編集やら日記やら、はたまたネットサーフィンやら、何かしらの作業をしている。
それはそれでリフレッシュの時間ではあるのだが、逆に「何もしない」という空白の時間というのをあまり過ごせていない。
そういう意味では、「何もしない」「何もしなくていい」という時間がたっぷりとれたので、よかったかと思う。

 


また連休があれば、別の場所に行ってみたいと思う。

悠久!エアビー生活 in すさみ ~その4~

和歌山の山奥にある貸し切りの民泊生活、2日目。

 


午前7時に目覚めて、お庭でラジオ体操をした後は朝食。
洗濯や皿洗いを経た後は、ハンモックでしばらく放心状態。
ダメだ、やはり何もやる気が起きない。
こののどかすぎる環境が、そうさせているのだろう。


重い腰を上げてからは、当初の目的であるPC作業を昼までがんばる。
昼食をとってからは横になり、いつしか眠っていた。

 


午後2時、せっかくなので近所を散策。
静かな集落には、ガソリンスタンド跡や散髪屋跡など、かつて町としてにぎわっていた形跡が残る。
逆に、今があまりに静かすぎることに不気味さすら感じる。
小学校と中学校があるのだが、いずれも廃校。
入りたい気持ちもあるが、さすがにご近所さんの目もあるので自粛した。


散歩帰りに丸太がゴロゴロと捨てられている場所があったので、いくつか拝借。
宿に戻ってから薪割をする。
斧が小さいというのもあるのだが、そもそも薪割りをしたことがないので大苦戦する。
何とか昨日燃やしたのと同じくらいの薪ができたころは、もう汗ダクである。

 


ハンモックで休憩してからは、持参したエアガンで遊ぶ。
10m先に空き缶を置いて打ち倒す、をひたすら続ける。
いやあ、これが楽しい!
気がつけば、うっすら空の色が変わるまで夢中になっていた。
一応、見つけられる範囲でBB弾を拾ったのだが、明らかに昔からあるBB弾も見つかる。
同じようなことをやっている人もいるもんだな。


完全に日が暮れるまでの1時間ほど、PCに向かう。

 


つづく。

悠久!エアビー生活 in すさみ ~その3~

ハンモックの上で大自然を感じた、つづき。

 


さすがに何かしなければと、夕方になってようやく動く。
いちばんの目的であった、PC作業を2時間ほど。
Wi-Fiが不安定であったり、運悪くWindowsのアップデート作業のためPCが途中で使えなくなったりと、トラブルはあったがそこそこはかどる。
他にやることがないので、やはり集中ができる。

 


日が暮れたころ、夕食の準備をする。
今夜はひとりBBQだ!
「ひとり焼肉」ってお一人様さまのステータスとして取り上げられることはあるが、「ひとりBBQ」はもう究極やな。


庭は暗いので、持参したライトで照らす。
それでもまだ足りなさを感じたので、BBQ後にやろうとしていたたき火を同時に行うことに。
BBQコンロのすぐ目の前にたき火という、これまたシュールな絵面でBBQ開始。
山だというのに意外に寒さはあまり感じず、ビールも進む。


薪は1セット買ったが、燃えるペースが早い。
あらかじめ川で拾っていた流木も燃やしつつ、何とか火を絶やさずに続ける。
それでも3時間くらいで、ほぼほぼ終了。
食後はたき火を眺めながら、ひたすらビールを飲む。


途中、梅酒に切り替えた。
ビール党の僕が買ってきたということではなく、この宿のサービスでついていたのだ。
これがまたうまい!
梅酒ってこんなにうまかったっけ?
以降、梅酒が止まらなくなった。

 


火が落ち着いたところで切り上げて、風呂へ。
風呂上がりは部屋で梅酒をちびちび。
さすがにお酒が入ると、PCでの作業はできない。
夜は早く寝ようと思っていたが、気がつけば午後11時過ぎまで起きていた。
梅酒がおいしすぎるせいである。

 


つづく。

悠久!エアビー生活 in すさみ ~その2~

突発的に民泊することを決めた初日の、つづき。

 


すごく丁寧なオーナーさんにひととおりの説明を聞くと、オーナーさんは車で去っていく。
さて、完全に貸し切り状態だ。


間取りはキッチン、3畳・4.5畳・6畳・10畳と部屋が多い。
お庭があり、BBQセットとたき火用のスペースがある。
すぐ横には川が流れる。
最高やん!


荷物を下ろしてからは、まず網を持って川へ。
渓谷美を間近に感じられる。
網で魚をとろうと試みたが、残念ながら草場がほとんどなかったので、小さいエビくらいしかとれない。


川から上がってからは、庭にあるハンモックにゆられる。
ひたすらゆられる。
何だろう、何もする気が起きない。
慣れない高速道路を何時間も走ったせいだろうか?
夏のような暑さのせいだろうか?
昼食を食べすぎたのだろうか?


ただ、何もしない時間はこれはこれで快適である。
川の音と鳥や虫のなき声しか聞こえない、大自然を感じられる環境は最高である。

 


つづく。

悠久!エアビー生活 in すさみ ~その1~

今これを書いているのは、自分の部屋ではない。
自宅よりもずっとずっと遠くの地、はじめて来た場所の、はじめて入った部屋で書いている。


ようやく念願をかなえることができた。
民泊、いわゆるエアビーを使って、遠征に来ているのだ。


場所は和歌山県のすさみ町というところ。
和歌山でもかなり南側で、串本に近い場所である。
土曜から出発して、月曜は有給をとったので、2泊することになる。
相変わらず衝動的に決めたので、1泊5,000未満の宿がここしかなかったのだ。
逆にいえば、1泊5,000未満で1棟貸し切りの宿が関西圏にあったことが、奇跡でしかない。


宿を予約したのは、前日の午後10時。
あと1時間遅ければ予約も受け付けられない、というギリギリのタイミングである。
で、荷物の準備は当日の朝。


午前9時に家を出発し、慣れない高速を飛ばして、3時間後に宿近くのすさみICに到着。
和歌山には高速がないイメージだったが、西側はちゃんと通っているらしく、思った以上に早めに移動になった。
宿近くはお店がまったくないとのことで、IC近くのスーパーで3日分の食糧と酒をしこたま買い込む。
IC近くにランチのお店も少なかったので、ついでに昼食を買って食べる。


それにしても暑い!
だいぶ秋らしい日和が続いてきたと思っていたのに、まだまだ夏を彷彿させる暑さだ。


ICからは山に向かっての細い道を進む。
30分ほど走り、途中で滝に寄り道なんかをしながら、午後2時に宿へ到着。
この時間にチェックインできるというのも、ありがたい話である。


まったくの山の中と思っていたが、意外にも近所には民家がポツポツとある。
とはいえ、ちょうど川の中州みたいな場所なので、大自然を存分に楽しむことができる。


宿にはすでに、ここのオーナーさんであろう年配のご夫婦さんが待っていた。

 


つづく。

リメンバー「キックボード青森→秋田」

「キックボード青森→秋田」をアップしました。

Webサイトの更新は1年4か月ぶり。
しかも昨年の旅日記。
さすがにブランク開けすぎやね。
でも編集の工程は、さすがに体が覚えてくれてるね。

 


昨年の旅日記ということは、まあアレですよ。
頭から血ぃ流して救急車に搬送されて手術・入院した、アレの回ですよ。
ふだん旅をするときはいい思い出ばかり残るけれど、この回だけは真逆。
手書きのメモや写真を見ながら、「こんなこともあったなあ」と消えかけていた記憶を掘り返してばかりだった。


東北なのに本当に暑かった!
今年の夏に北海道行きを決行したのも、この暑さを知ってからである。
東北は涼しいからと、3年ほど夏は東北旅をやっていたのに。


また、暑かったからこそあんな事件が起こったんじゃないかなあと思う。
未だに事故当時の記憶がないのだ。
暑くてボーっとしてしまい、ついスピードを出しすぎたのではないかな?


あと、文章を書き起こしていて思い出したのが、コロナの影響。
旅先で夕食を食べに出たら、県外者禁止とかがざらにあったし。
新幹線は予約なしで自由席がガラッガラだったし。
まだコロナ禍とはいえ、今はだいぶコロナもマシになってきたなと実感ができた。

 


そんなこんなで、今は旅の思い出より、久しぶりにWebサイトの更新ができたことに満足していたりする。
やっぱり旅の黒歴史ですよ……

キックボード北海道・道南 ~吹き出すアレ編~

最後に観光地編を、と思ったけれど、今回はあまり観光ができていない。
観光をサボったのではなく、圧倒的に観光地が少なかったからだ。
その中でも印象的だったのが、長万部
ニュースにもなっていたみたいなので、知っている方も多いかな?


長万部に到着して宿に行きたかったが、まだチェックインの時間ではなかったので、周囲を散策した。
近くに神社があり、露店も出て夏祭りが開催されている模様だった。


すると神社の奥手から、ゴウゴウとものすごい音が聞こえる。
見ると、蒸気のようなものが空高くあがっている。


すげえ豪快な神事やなあ。
はたまた、放水式か?


近づくと、神社の敷地から少し外れた森の中から、ゴウゴウと水が吹き上がっていた。
いわゆる間欠泉か?
それにしてはまったく観光地化されていないし、カラーコーンで間に合わせの立入禁止が出ているだけだし。

 


正体に気づいたのは、大阪に戻ってから。
どうやら3日前から、急に何やら吹き出したらしい。
冷水だという説やガスという説があり、具体的な正体はよくわからないとのこと。
ほんの一時期的なものかもしれないので、そういう意味ではとてもいいものを見ることができた。

 


こんな感じで、ひとまず旅の振り返りは終了。
また具体的な話は、Webサイトにアップしようと思います。


って、GWのやつもまだアップできていないなあ。
去年の夏のぶんもまだか!
ちょっとYouTubeに集中しすぎやなあ。
何とかしないと。