キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

【沿線散歩】片町(学研都市)線 ~津田→星田~

【→河内磐船】

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いよいよ最寄り駅に進むわけだが、ここからだいたい1時間ほどかかる。
なぜ時間がわかるのかといえば、終電でひと駅寝過ごして、歩いて帰るということを何度となく繰り返したからである。
最近は終電ギリギリまで飲むという機会がなく、タクシーを使って帰るわけだが。
夜中に心を無にしながら歩いた苦い思い出を、かみしめながらひたすら歩く。

さすがに地元すぎて県道を歩くのは退屈なので、何とか線路沿いの裏道を探して進む。
畑のあぜ道やら、名もない大きな池など、意外にも知らない場所をいくつか発掘でき、本来の目的とは違った楽しみを覚える。

河内磐船駅に到着したのは午後3時。
冬のこの時間はすでに太陽の色が変わるし、やはり家に近いということもあり、ここで帰りたくなる。
が、どうせ家に帰ってもやることがないので、何とか自分を言い聞かせてもう少し歩くことに。

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夏に旬を迎えるぶどう畑、地元ながらのどか過ぎる

【→星田】

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星田駅までは、さらに1時間かかる。
そもそも「線路沿いに歩けばイヤになったとき帰れる」というコンセプトの散歩だが、駅の間って意外に距離があるので、なかなかそうはいかないことに気がつく。
まあ、今のところ途中で辞めたくはなっていないが。

線路沿いに道はなく、道はけっこう複雑だ。
土地勘がなければ、間違いなく迷いまくっていただろう。

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かなりレトロな昔の郵便受け、絡まるツタがいい味出している

【沿線散歩】片町(学研都市)線 ~松井山手→津田~

【→長尾】

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松井山手駅前は店舗がたくさんあり、人通りも車も多く都市感がすごい。
ここからはしばらく、生活圏内というか、目をつぶってでも家につけるくらい土地勘がある。
あえて裏道を探すが、結局バイパス道につながる。
線路沿いに進もうとするも、線路が地下に走っており場所がわからない。
景色に新鮮味がないまま、途中から県道を曲がってひた歩く。

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県道沿いは路肩が狭く歩行者には不便、歩道があってもこの有様


【→藤阪】

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昼に近づくにつれ気温がどんどん上がり、はおっていたオーバーを脱ぐ。
今の時期だからオーバーを1枚脱ぐだけで済むが、春にもなれば汗ばんだりするだろう。
やはりこの沿線散歩シリーズ、冬のうちに完結しておきたい。

すっかり見飽きた道は、路肩がなく歩きづらい。
ふだんは車で通ることが多いせいか、通り過ぎる車に最大限の気遣いをしながら進んでしまう。

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写真ではわかりづらいが、参道口と本殿が線路で遮断されてしまった「菅原神社」

【→津田】

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歩いていると、だいたい1時間くらいでバテる。
一度休憩してからは、そのバテるスパンが少しずつだが短くなる。
なので休憩場所を見つけることが重要となる。
これが田舎道なら最悪道端に座り込んでもいいわけだが、松井山手以降は絶えず人目があるのでこれが難しい。

津田までの道も、例外なく休む場所がない。
足の疲労を感じながら、ちょうど昼飯どきだったので、ひたすら昼食を求めて歩く。
土地勘があるからだいたいどのへんに飯屋があるかわかるが、そうでなければ不安に襲われていただろう。

そんなわけで、到着したのは地元でも人気のラーメン店「津田四川」。
体を動かすと、無性にラーメンが食べたくなるのだ。
が、カウンター席は足を伸ばして休めないし食後長居できないので、あまり休憩に適さないのかもしれない。

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昼食時はいつも人でいっぱい「津田四川」、濃厚スープとコシのある細麺がたまらない

【沿線散歩】片町(学研都市)線 ~京田辺→松井山手~

前回施行した沿線散歩の第二弾を、昨日行ってきた。
ちょっと前回はブログの文章が淡々としていたので、もう少し膨らませていきたいと思う。

【→大住】

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前回から3週間を経て、第二弾。
とにかく寒さにヤラれた前回とは違って、今回は絶好の小春日和。
疲れたときに、どこででも腰を下ろして休めるというのが何よりありがたい。

京田辺駅からは、あえて栄えている県道を避けて住宅地を進む。
順調に進めると思いきや、途中で川の土手が交差しており、進路が寸断される。
急斜面の土手に登って進路を探しながら進むと、まさかの行き止まり。
何とか下り口を見つけて県道に合流するも、まっすぐ行くと線路をまたいで違う方向になるので、方向を変えて今度は大きなバイパス道に。


この1区間だけで道のバリエーションがあり、すでにひと旅が済んだような満足感を覚える。

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轍(わだち)があり景色もよい土手だが、先はまさかの行き止まり

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棚倉孫神社に寄り道、地元では人気なのか客が絶えない

【→松井山手

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バイパス道が続き、進むにつれ店舗もちらほら増えてくる。
歩道と自転車専用道がセパレートされており、自転車が後ろから来るかも?という警戒もなく快適である。
が、快適さと楽しさは必ずしも比例するものではなく、個人的にはやはり地味な道のほうが好きである。


バイパス道の横には住宅地が広がるのだが、きっちり区画分けされた新興住宅地。
こういう住宅地は昔ながらの文化が感じられず苦手なのだが、よくよく思い出したら、20歳ごろまで育ったかつての自宅もこんな住宅地だった気がする。
苦手と言いつつ、バイパス道よりマシかと住宅地へ進むが、要所に公園があり休憩がしやすく快適で、これはこれでアリだと感じる。

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歩道と自転車専用道には段差がある、こういう徹底した分離は珍しい

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整然と並ぶ近代住宅はいいが、おしゃべりや飲食を制限する看板に息苦しさを感じる

 

【沿線散歩】片町(学研都市)線 ~JR三山木→京田辺~

【→同志社前】

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県道沿いは絶えず店舗が続き、安心感がある。
同志社前駅は大学の最寄り駅だというのに、居酒屋や遊び場がほとんどないのが意外である。

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不動産屋にはワンルームの物件が多数あり、唯一大学最寄り駅っぽい

 

【→京田辺

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さらに県道沿い、相変わらず店舗続きの道が続く。
途中、車でよく通る道が交差しており、道がこう続いてるのかと発見がある。
京田辺駅前は平和堂なんかがあり、今までの駅でいちばんのにぎわいを見せる。

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廃屋のような古い家屋に飾られた工具が何だかシブい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第一報アリ

先日AliExpressをやり始めたことを書いたが、ようやく昨日、はじめて商品が届いた。
今日もいくつか届いたので、合わせて現状のレビューをしたいと思う。

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注文したのが1/24、初の到着が2/5なので、12日後の到着となる。
普通に考えたら遅いわけだが、海外からの輸入と考えると、相当早いと感じる。
1か月はかかると覚悟していたのに。


商品の品質は、今のところ満足だ。
到着したのはステッカーとブリキ看板。
ステッカーは印刷もしっかりしているし、カッティングも問題なし。
耐久性は使わないとわからないが、そもそも激安なので期待はしていない。
ブリキ看板はあえてサビ感を出したデザインなのだが、こちらも印刷がしっかりしていて、少し遠目に置くとサビ感が演出されている。


難点。
ステッカーは複数種類を注文したわけだが、そのうちA4ほどのサイズの梱包が、厚紙も何もなく大きな封筒に入れられて届いた。
なので一部がグシャッとシワよってしまっている。
ブリキ看板は元からなのか運送中による影響かわからないが、やや湾曲している。

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とりあえず今のところ3ショップ到着。
初日は6ショップに注文したから、全体的になかなか期待以上のペースで到着していてありがたい。
ちなみに今は調子こいて、20ショップに注文している。
ひそかに1ショップくらい、何らかのチョンボをしてくることを期待していたりする。

 

※こちらから登録すると、2,582円のクーポンをいただけるそうです。

a.aliexpress.com

悠久!十津川めぐり ~その5~

山奥の玉置神社へ向かう、つづき。

 


駐車場から神社までは、15分の山道を歩く。
道が未舗装で、まわりは木々に囲まれていて神聖な雰囲気が漂う。

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途中、県下最大級の杉である「大杉」が祀られている。
大杉そのものもすごいが、まわりにも十分に太く大きな杉がたくさん残っており、ここまで昔ながらの自然が残る場所というのも少ないのではと感じる。

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境内に到着。
本社は大きめでとにかく古く、古いのに凛々しく建っていることに圧倒される。
他にもいくつか社殿があり、大きな杉もいくつかある。
山奥にあるからこそ、あまり改修もされず昔の姿で残っているのだろう。

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そう思っていた矢先に目に飛び込んできたのが、「令和の大改修」という文字。
昨年から令和10年までの期間で、大改修が行われるそうだ。
どこまで手を付けるのかはわからないが、今の姿で拝めるのは今のうちで、このタイミングで来てよかったなあと感じる。


神社から駐車場へ引き返す道以外に、山頂へ続く道も伸びている。
時間に余裕もあるし、せっかく来たのだからと後者を選ぶ。
坂が急勾配で、なかなか本格的な登山となり、息が切れる。
それでも、途中で小さな祠やらが点々とあり、飽きることはない。

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頂上へは意外に近く、15分ほどで到着。
めちゃくちゃ絶景!というよりは山々が並ぶ景色であるが、達成感はある。
あと、要所に霜柱があり、名前こそ知っていたが初めて見て感激する。

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そこから10分ちょっとで駐車場に戻り、めはり寿司を購入。
近くの展望台へ車で移動し、そこで昼食をいただく。
先ほど購入しためはり寿司だけでなく、お湯をわかしてカップラーメンを作る。
キャンプ用のテーブルとチェアを広げ、つかの間のデイキャンプ気分に浸る。
寒さも当然あるが、こうして外で食事をするというのはやっぱりいい。

 

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帰りはどこか寄り道しようと思っていたが、特に寄れそうな場所もなく、まっすぐ帰宅。

 


そんなこんなで、予想以上に充実した旅となった。
ゆったりと温泉に浸かる旅、と思っていたけれど、圧倒的に車に乗っている時間が多かったような。
やはりじっとしていられない性分なので、動き回っているほうが落ち着くのかもしれない。


冬のうちに、もう一度くらい温泉旅行をやりたいものだ。

悠久!十津川めぐり ~その4~

宿でがっつり温泉と料理を楽しみ、2日目。

 


まだ空が暗い午前6時過ぎに温泉へ向かい、昨日とは逆で夜から朝へと変わりゆく空をえんえん1時間楽しむ。
朝食後ももうひと風呂、と思っていたが、入浴の度に疲れてしまうので、部屋でゆっくり過ごす。
チェックアウトギリギリまでゆっくりしようとも思っていたが、時間がもったいない気がしたので午前9時過ぎに出発。

 


まず向かったのが、前夜地図で見つけた「果無集落」。
熊野古道小辺路というルートにある集落で、「天空の郷」とも呼ばれている集落とのこと。


国道は通行止めだが、「果無集落へ行く」と言うと通してくれる。
そこから国道を右へ曲がり、細く標高の高い道を進む。

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途中で「めん滝」という滝でひと休憩。
水の勢いがすごく、よく見ると滝のすぐ横にロープがあることから、滝行に使われていただろうことがわかる。
あと、滝の横に小さなつららがいくつもできているのも神秘的である。

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そこからすぐにある、果無集落用の駐車場に車を停め、1分ほど歩くと山に向かって小路が伸びる。
これこそ熊野古道小辺路であり、ここからすぐ先に集落がある。
石畳を進むと、そこにはいくつかの家屋があり、田や畑もある。
外に人はいなかったが、家屋からは家電の音が聞こえてきて、確かに生きている村である。
まわりはひたすら山が連なり、山奥というより山のてっぺんにあるような印象。
「天空の郷」とは、うまくいったものだ。

 

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集落を後にしてから向かったのは「玉置神社」。
ここは、熊野三山熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)の奥院であり、山深い場所にある。


場所は、昨日熊野本宮大社へ向かう道の途中にある。
昨日と違って天気がよく、同じ道なのにすがすがしく感じる。


相変わらず細い山奥を抜けた先に、駐車場がある。
こんな奥地にもかかわらず、駐車場には20台ほどの車が停まり、小さいながらも弁当や土産を売るお店もある。
もっと地味なところかと思いきや、意外にも有名な場所のようだ。

 

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中途半端だがつづく。
次回、最終回。