キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

悠久!十津川めぐり ~その4~

宿でがっつり温泉と料理を楽しみ、2日目。

 


まだ空が暗い午前6時過ぎに温泉へ向かい、昨日とは逆で夜から朝へと変わりゆく空をえんえん1時間楽しむ。
朝食後ももうひと風呂、と思っていたが、入浴の度に疲れてしまうので、部屋でゆっくり過ごす。
チェックアウトギリギリまでゆっくりしようとも思っていたが、時間がもったいない気がしたので午前9時過ぎに出発。

 


まず向かったのが、前夜地図で見つけた「果無集落」。
熊野古道小辺路というルートにある集落で、「天空の郷」とも呼ばれている集落とのこと。


国道は通行止めだが、「果無集落へ行く」と言うと通してくれる。
そこから国道を右へ曲がり、細く標高の高い道を進む。

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途中で「めん滝」という滝でひと休憩。
水の勢いがすごく、よく見ると滝のすぐ横にロープがあることから、滝行に使われていただろうことがわかる。
あと、滝の横に小さなつららがいくつもできているのも神秘的である。

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そこからすぐにある、果無集落用の駐車場に車を停め、1分ほど歩くと山に向かって小路が伸びる。
これこそ熊野古道小辺路であり、ここからすぐ先に集落がある。
石畳を進むと、そこにはいくつかの家屋があり、田や畑もある。
外に人はいなかったが、家屋からは家電の音が聞こえてきて、確かに生きている村である。
まわりはひたすら山が連なり、山奥というより山のてっぺんにあるような印象。
「天空の郷」とは、うまくいったものだ。

 

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集落を後にしてから向かったのは「玉置神社」。
ここは、熊野三山熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)の奥院であり、山深い場所にある。


場所は、昨日熊野本宮大社へ向かう道の途中にある。
昨日と違って天気がよく、同じ道なのにすがすがしく感じる。


相変わらず細い山奥を抜けた先に、駐車場がある。
こんな奥地にもかかわらず、駐車場には20台ほどの車が停まり、小さいながらも弁当や土産を売るお店もある。
もっと地味なところかと思いきや、意外にも有名な場所のようだ。

 

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中途半端だがつづく。
次回、最終回。