山奥の玉置神社へ向かう、つづき。
駐車場から神社までは、15分の山道を歩く。
道が未舗装で、まわりは木々に囲まれていて神聖な雰囲気が漂う。
途中、県下最大級の杉である「大杉」が祀られている。
大杉そのものもすごいが、まわりにも十分に太く大きな杉がたくさん残っており、ここまで昔ながらの自然が残る場所というのも少ないのではと感じる。
境内に到着。
本社は大きめでとにかく古く、古いのに凛々しく建っていることに圧倒される。
他にもいくつか社殿があり、大きな杉もいくつかある。
山奥にあるからこそ、あまり改修もされず昔の姿で残っているのだろう。
そう思っていた矢先に目に飛び込んできたのが、「令和の大改修」という文字。
昨年から令和10年までの期間で、大改修が行われるそうだ。
どこまで手を付けるのかはわからないが、今の姿で拝めるのは今のうちで、このタイミングで来てよかったなあと感じる。
神社から駐車場へ引き返す道以外に、山頂へ続く道も伸びている。
時間に余裕もあるし、せっかく来たのだからと後者を選ぶ。
坂が急勾配で、なかなか本格的な登山となり、息が切れる。
それでも、途中で小さな祠やらが点々とあり、飽きることはない。
頂上へは意外に近く、15分ほどで到着。
めちゃくちゃ絶景!というよりは山々が並ぶ景色であるが、達成感はある。
あと、要所に霜柱があり、名前こそ知っていたが初めて見て感激する。
そこから10分ちょっとで駐車場に戻り、めはり寿司を購入。
近くの展望台へ車で移動し、そこで昼食をいただく。
先ほど購入しためはり寿司だけでなく、お湯をわかしてカップラーメンを作る。
キャンプ用のテーブルとチェアを広げ、つかの間のデイキャンプ気分に浸る。
寒さも当然あるが、こうして外で食事をするというのはやっぱりいい。
帰りはどこか寄り道しようと思っていたが、特に寄れそうな場所もなく、まっすぐ帰宅。
そんなこんなで、予想以上に充実した旅となった。
ゆったりと温泉に浸かる旅、と思っていたけれど、圧倒的に車に乗っている時間が多かったような。
やはりじっとしていられない性分なので、動き回っているほうが落ち着くのかもしれない。
冬のうちに、もう一度くらい温泉旅行をやりたいものだ。