キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

いちご

いちごから、基準値の9倍もの殺虫剤が出た、というニュースを今見た。
でも、問題のいちご1個食べても、基準どおりのいちご9個食べても、農薬の摂取量は同じってことやんねぇ。
そもそもいちごなんて、そないバックバク食べるもんやないし、そない騒ぐことなん?

このテのニュース見たら、いつも思う。
「基準値の○○倍」と書かれると、とんでもなく毒々しく感じるけど、ホンマに危険なん?

例えば、冒頭のいちどの、農薬の基準値は0.05ppmだという。
調べたところ、ここで使われている単位は、「1ppm=100万分の1」らしい。
つまり、5億分の1以内でないとダメな農薬が、5億分の9以上入ってた、ということらしい。
あまりに単位が小さすぎて、もう何のこっちゃわからん!

外国なんかでは、日本よりはるかにこういった基準値は低いらしい。
牛肉なんかがいい例だ。
それでいて、他国で「農薬被害が問題だ」なんてことは、全然聞いたことがない。

それでも神経質になりたいんなら、勝手になってくれたらいい。
でも、販売者や生産者の立場になって考えてほしい。
基準値の信頼性もわからない一般市民が「○○倍オーバー」なんて聞いたら、そら危険や思いますわなぁ。
今回の事件を受けたら、「何やいちごが危険」と思い、いちごの売上下がりますわなぁ。
ブランド名を指定されてたら、ヘタしたらそのブランドの知名度が下がってしまう。

基準を守れないのは悪いだろうけど、よほど毒性がない限りは、騒がんとこうよ。