キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

極寒ゲリラキャンプ・2020冬 ~その2~

京都の某所で、たき火キャンプの仕込みをしたつづき。

 


ようやく準備が整い、食材を網に並べたのは午後11時ごろ。
たき火キャンプでは、日をまたいでから食べ始めることもざらである。
けっこう準備段階でテンションが高まるので、あまり空腹感を覚えないのだ。


煙たい!
たき火の煙が、思いっきり降り掛かってくる。
ちょうど木々に囲まれた場所なので、風が一方通行に吹き抜けるのだ。
完全に風向きを考えておらず、もう半分目をつぶりながら食べるが、限界。
急遽、風上に即席コンロを作って移動した。


炭が仕上がったくらいのタイミングで、尻ちゃんから連絡。
遅くまで仕事だった彼が、駅から30分もかけて近くまで歩いて来たのだ。
真っ暗でトラックもバンバン通る道なので、そこをひたすら歩くという行為はなかなかのものだ。
電話とライトで案内して、無事合流。
ようやくフルメンバーが揃ったところで、本格的にBBQとたき火開始。


いやあ楽しい!
当然酒も入り、本能の赴くままに言葉を交わし合う。
お腹が落ち着けば、おのおの薪を拾いに行ったり、ボーっと火を見つめたり。
このへんは完全に自由であり、いい意味で気づかいもなくてよい。
時間も気にする必要もなく、眠くなればテントで眠ればいい。
このフリーダムさこそ、本来のキャンプのあるべき姿だと思う。


ちなみに僕は、午前2時くらいからほとんど言葉を発していなかった。
電池切れ。
1週間分の仕事の疲れがどっと押し寄せてきたのと、夜ふかしできないタチなので、話す気力がなくなっていた。
それでも、まわりの会話を聞きながら火を見ていることが、ただただ心地よいのだ。

 


つづく。

 

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