キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

滋賀廃村ソロツーリング ~その3~

いよいよ廃村にたどりついた、つづき。

 


「IR廃村」から元の道に戻り、走っていくと「IM廃村」にたどり着く。


律儀に駐車場が新設されていたり、家屋の1つに大学の名前がついた新しい看板があったりと、知らなければここが廃村とはわからないくらいきれい。
すぐ奥の「OC廃村」も同様。


何だろう、わざわざ立ち止まった散策しようと思わない。
廃墟仲間となら、ゆっくり散策しては楽しむのに。
昔っからちょっと感じていたことだが、やはり1人ではどうも廃墟を楽しめない。


わざわざ買ったお弁当も、本来なら廃村の一角で食べようと思ったのに、とても腰を下ろそうという気になれない。

 


そこから道が細くなると、シカの死体が路上に横たわる。
こういうのを見ると、山深い場所まで来ているなと感じる。


途中の「OG廃村」も、けっこう山奥にあるというのにきれい。
やはり定期的に、手入れされているのだろう。


さらに山深い道を走ると、苔むした道に差し掛かる。
こんな先に廃村があるなんて、誰も気づかないだろう。
が、今は普通にGoogleマップで表示されるのだから恐ろしい。
昔は、ネットにあるかすかな情報を調べ、古地図などを参考に場所を特定する、という楽しみがあったのに。

 


道の果てにある「BU集落」は、ようやく廃村らしい雰囲気。
もともと家屋が少ない場所だが、家屋もいくつか崩落している。
やはりここでも散策する気にはなれず、写真をとってすぐ引き返す。
ここにきて、空腹感に襲われたことが原因でもある。


つづく。

滋賀廃村ソロツーリング ~その2~

道の駅でお弁当を買い出した、つづき。

 


一応ここから、地名等は伏せさせていただきます。
廃墟愛好家としてのマナーなので。
どうしても知りたい方は、いっしょに行きましょう。


国道からそれて、川沿いの道を走る。
涼しい!
車通りも一気に減って、当然車もない。
これこれ、ツーリングってこういうことよ!


徐々に道が細くなり、途中左に上り坂を進んだ先に「IR廃村」。
ここは立体的で奥行きもあり、廃村としては個人的にもトップクラスに好きな場所である。


村の入口の広場にバイクを停めると、そこには軽トラが1台。
というか、すぐ近くで屋根の修理をしている人がいて、ラジオをガンガンにかけている。
そういえば、以前訪れたときも人がいたな。


悪いことをするわけではないので、堂々と道を進む。
あまり入り組んだ場所に行くと怒られそうなので、あくまでメイン通りを中心に歩く。
奥の家にも新型ジムニーが停まっていて、廃村とは・・・と首をかしげてしまう。


集落のシンボルであるお寺は高台にあるのだが、参道の半分ががけ崩れをしていた。
こういうのを見ると、改めて廃村だなと感じる。


つづく。

滋賀廃村ソロツーリング ~その1~

仕事が落ち着いたので、水曜は有休をもらった。
さて、何しよう?
無計画に休みをとると、過ごし方に困ってしまう。


久しぶりに落語でも見に行くか?
久しぶりに賭場でも巡るか?
前回の曽爾高原がよかったので高原を巡るか?
前夜にいろいろ案を出しては調べてみるが、なかなかいい場所が見当たらず。


いっそ部屋でゆっくりするか?
でも最近週末は家に引きこもりがちだし、どうせなら景色を変えたい。
当日朝も地図を見ながら考え、出発の10分前にようやく結論が出た。


滋賀の廃村へ行こう!
10年以上前に2~3度行ったことはあるが、果たして今も行けるのか?
もし「廃村連れてって」と誰かにお願いされたとき、まず連れていきたい場所なので、現状を確かめたいという気持ちもあった。


相変わらず前置きが長くなったが、そんなこんなで午前9時過ぎにバイクを出発させた。

 


国道307号線をひたすら走る。
う~ん・・・
前回の曽爾高原ツーリングでは山の中をワインディングしまくって気持ちよかったが、今回はひたすら平地が続く。
走るというより、走らされている気分。


そして暑い!
ピーク時より暑さは和らいできたと思いきや、めちゃくちゃ天気もよく猛暑日であった。


特に寄り道したい場所も見つからず、2時間ちょっとひたすら走りっぱなし。
ようやく寄り道した「道の駅 東近江市あいとうマーガレットステーション」で、昼食用のお弁当を買い足して少しブラブラ。
出発しようとバイクに近づいたとき、「遠いとこから来てるね」とライダーのおじさんに声がけられる。
300ccのベスパを乗られていて、しばらく談笑。
こういう通りすがりのコミュニケーションって楽しい。

 


まだほとんど始まってない気がするけど、つづく。



さらなる新天地

またまた見つけましたよ、新天地。


いや、立ち飲みではありません。
会社でランチをする場所のことです。


昼食がいつも同じような場所ばっかりだったので、数年前より少し歩いて遠くで食べるようにした。
そこでいくつか候補地を発見しては、新鮮な気分を味わっていた。


ところが!
やはり人間ってイカンですね。
例えばあるエリアで5軒のお店があっても、結局そのうち1軒しか行かなくなる。
で、その1軒もいくつかメニューあるのに、決まったものばかり頼んでしまう。
で、そのうち飽きて行かなくなる。
そんなこんなで最近は、開拓前と同じようなお店ばかり行くようになっていた。


これはイカン!
ということで地図を見てみると、駅の反対側にお店がたくさん並んでいることを見つけた。
しかも、そこそこ近い。
駅の反対側には飲食店がない、と今まで勝手に思い込んでいたのだ。
いやあ、思い込みって怖いね。

 


ということで、今週から新天地でランチをする楽しみを覚えた。
さてさて、いつまで続くだろうか。

依存症?

最近どうもイカン。
家でスマホをめっちゃ見てしまう。
もともと見ることは多かったが、ここのところ自分でも異常なほど見ている。
時間を計測しているわけではないが、寝る前のスマホのバッテリ残量でそれが明確に確認できる。


特に見ているのは、SNS
ひととおりのSNSを何往復もしている。
一度見て、わずか数分ではほとんど何も変わらないというのに。


おいおいどうした?
ホンマに異常やぞ。
本気で心配になったので冷静に考え、ある結論に至った。

 


最近、人と話していない。
特に仕事で。
案件が落ち着いてきて、話すきっかけがない。
また、隣の席の人ともほとんど話さない。
特別に仲のいい人間も、いるようないないようだだが、その人らとも話すきっかけがない。
ということで、1日誰とも話さずという日々が、続いているからではないだろうか。


これはイカン、いずれ精神もヤラれるのではないか?
そんな不安をまあまあ本気で考えるようになった。
これは自主的に、もっと人と話せる場にくり出したほうがいいのかもしれない。


酒場に出るか!

再燃?ハンドボール熱

インスタグラムを見ていると、フォロワーでない人の動画がランダムで流れる。
大変迷惑であるが、ヒマなときは見てしまうことがある。
これがうまくできていて、興味を持って見た動画をAIが記録して、それに関連する動画が優先的に流れるようになっている。
つまり、今僕のインスタグラムには、僕好みの動画が次々と再生される仕組みになっている。


で、その動画のジャンルの1つに、ハンドボールがある。
高校時代にハンドボール部だったので、見ていて面白い。
というか、衝撃がすごい。


なるほど、そんな攻め方があったのか!


僕のポジションは攻撃を仕掛ける役目だったのだが、高校時代はチーム全体で4パターンしかなかった。
そのうち2つは仲間へパスなので、実質2パターンか。
そんな状態だったから、いろんな攻撃パターンが次々と流れるのは、目からウロコというかもう、楽しくてたまらないのだ。


高校時代にSNSとかYouTubeがあったら、もっといろいろ攻撃パターンを知って、実際にいろいろ試せただろうに。
動画を見ては実際に自分もやっているシミュレーションをして、まわりから驚かれる妄想をして・・・


うおお、ハンドボールやりたいっ!
もちろん、今の肉体で動けないことは百も承知やけど。
とにかくこの欲求が強くて、インスタグラムを見ていなくても、脳内でいろんな攻撃パターンを考えたりしている。


何かこう、この欲求をほんの少しでも満たせるものって、ないものだろうか。
せめてゲームとか、ないのかな?

ナイス角打ち!

水曜は会社帰り、たまたま早めの電車に乗ることができた。
このまま早く家に帰ってもいいのだが・・・ううむ。
まったく飲みたい気分でもないが、突発的な寄り道となると、どうしても飲むことしか頭に出てこない。


どうしようかなと思いつつ、徳庵駅で途中下車。
快速の止まらない駅なので、普段はまったく降りない場所である。
ただ、ここの駅を選んだ理由はある。
駅前に角打ちがあるのだ。
かれこれ10年以上、前職のころからず~っと気になっていたのだ。
よし、今日というこの日をきっかけに行ってやろう、となったのだ。


引き戸を開けるや、お客さんでいっぱい。
「すいませ~ん」と声をかけるも、店員さんは他のお客さんと話をしていて気づかない。
おいおい、ハズレか?


と心配をよそにフォローしてくれたのは、まわりのお客さん。
「新規さん来てるよ」と店員さんに声をかけてくれたり、「奥1人帰るから行けるよ」と促してくれたり、めっちゃくちゃアットホーム。


席について瓶ビールを注文するも、フードの注文にとまどう。
まず、メニューが存在しない。
そして、店員さんが相変わらず常連さんと話をしていて、声をかけにくい。


戸惑ってると、常連さんのひとりが手を引いてくれて、ネタケース等を案内してくれる。
「欲しいもん言うたらええよ」
「ここは何食べてもうまいよ」
と、またしても複数人の常連さんにフォローいただき、無事注文ができた。
さらに、カウンター端にある乾きモノを指さして「これタダやから注文くるまで食べとき」と、別のお客さんが促してくれる。


何じゃこのアットホームさ!
入店して10分そこらで、僕より先にいたお客さん15人と、くまなく会話ができた。
角打ちや立ち飲みは数多く行っているけど、アットホームさは間違いなく「最高」である。


一応言っておくと、店員さんも無愛想でも怠慢なわけでもなく、声をかけるとちゃんと振り向いてくれる。
また、声をかけても気づかれなかったら、まわりのお客さんが店員さんを呼んでくれる。
たまたま僕が入店したときにワンオペだっただけで、後からもう1人の店員が来て、注文もスムーズだった。


あまりに衝撃的だったので、わざわざこうしてブログに書いてみた。
フードも本当においしく、大瓶2本とかつお造りと肉厚の焼鳥2本で、1,500円と激安!
「まこと酒店」、来週もまた寄ってしまいそうだ。