キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

さんぽ危機

テレワークの日は朝・昼・夕方と散歩をする習慣を続けている。
が、ここにきてピンチが訪れている。


寒さだ。
昼はまだマシにしても、朝晩の冷え込みがそろそろ本格化してきた。
いや、朝もまだ耐えられるレベル。
致命的なのは夕方だ。
寒さに加え、暗さが増してきた。
やはり外が暗くなると、散歩という雰囲気にはならないし、歩いていて苦痛すら覚える。


夕方は1時間以上散歩できるので、今までは楽しかったんだけどなぁ。
でも本当に寒いの無理なんで、年末以降とかはもう家を出られないだろうなぁ。
となると、夕方どうやって過ごそう?
部屋でダラダラするのももちろんいいんだけど、やはり何かしら運動はしたいなぁ。


季節とともに、また新しい生活様式を検討しないといけないのか。
面倒くさいが、少しだけ楽しみ。

丹波黒枝豆ソロドライブ

はじめて行ったのは、いつごろだったろうか?
自分の中で、10月下旬の恒例行事になってしまっている。
それが、丹波に黒枝豆を買いに行くというものだ。


そこまでコンスタンスに毎年、とはいかないが、極力行くようにはしている。
今年も、「よっしゃ黒枝豆行こっ」となったのは、昨夜の就寝10分前である。

 


午前9時半に出発し、国道1号線から9号線へまわるルートを通る。
スマホのナビを頼りに走っていたわけだが、この道で行くのはおそらくはじめて。
まぁ途中からはおなじみのルートにはなるのだが、それでも新鮮な気分だった。


丹波篠山につくや、あいかわらず道路の両端に黒枝豆の露店が続く。
今年はコロナの影響でどうなるかな、と心配はしていたが、蜜になるわけでもないし、露店を出さないと大量に在庫が出るだろうし。


ちなみに今年の相場は1,000円。
ついに大台に乗った。
去年は900円で「高いな」と思っていたところなのに。

 


川北交差点から進路を北へ。
去年はこのすぐ先の畑に寄ったのだが・・・あれ?
畑はあるが、去年のようなテントが出ていない。
いったん通り過ぎてから、近くのコンビニで昼食をとり、道を折り返す。
よくよく観察すると、向かいの畑でテントが出ている。


畑に車を停めて受け付けをすると、どうやら去年と同じ農園さんらしい。
受け付けをしてくれたおじさんが、何とも愛嬌よくインパクトがあり、明確に顔を覚えている。
聞くと、黒枝豆は連作ができないので、毎年栽培する畑を買えているとのことだ。


ここからは、畑仕事。
販売しているものを買うのではなく、自分で畑に入ってでっかいハサミで株ごと切り、そこから黒枝豆を摘んでいく。


ああ、癒やされる。
単純作業の繰り返しで、意外に時間がかかる。
それでも、地の匂いを感じながら、急ぐでもなく自分のペースでいそしむと、無心になれる。


そんなこんなで、計5株を摘んだ。
けっこうな量であるが、まわりでは10株くらいやっているのがザラである。
ただし、ひとりで来ている人は皆無だったが。


なお値段は、1株で500円。
まわりの相場の半額である。
ほとんどの人が露店で買っているので、この畑で摘むスタイルは本当に穴場である。
なので本当はこのブログでさえ、あまり紹介したくないのだが。

 

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帰りもナビ任せで、往路とは違ったルートを通る。
途中どこか寄り道しようかな、とも思ったが特に寄りたいスポットもない。
温泉は2箇所ほどあったので、準備してきて行けばよかったなぁ、というのは反省である。

 


そんなわけで、大粒のおいしい黒枝豆は我が家にたくさんあります。
欲しい方は取りにきてくださいませ♪
すぐなくなるので、お早めに!

マイノリティ病

鬼滅の刃、見ていません。
ワンピース、見ていません。
半沢直樹、見ていません。
ディズニーランド、行ったことありません。
USJ、行ったことありません。


昔っからそうである。
みんながジャンプを買っていれば、ぜんっぜんマイナーな雑誌を読んでいたりとか。
流行りや定番のものに、乗っかれないのである。


別に、逆張りを楽しんでいるわけでなく、マイノリティを気取っているわけではない。
本当にただ純粋に、本能的に避けてしまうのである。
最近はもう、病気ではないかと自分で心配してしまうほど。
何なんだろうな、これ。


それも個性、と今までは特に気にしていなかったけれど。
ただ例えば鬼滅の刃なんて、ここまで流行ってしまったら、知っていて当然みたいな感じで会話なんかに織り込まれるだろう。
そこで「知らん」となったときに、その場の空気を乱すのも申し訳ないし。
だからといって今から読んだら?となるのだが、それができないのだから困るのだ。


はたから見たらしょうもない悩みだろうけれど。
どうしようもないんだから開き直ればいいんだけど。

尼崎昼飲み行脚 ~その3~

店探しにやや手こずりつつ、尼崎でがっつり飲んだ、つづき。

 


当初は最後に銭湯でシメようと話していたのだが、向かった先は3人が大好きなカラオケ。
コロナ以来、カラオケに行く機会がなくなったので余計に行きたくなった。


カラオケは常々行きたくなるけど、いざ行くと何歌うかめっちゃ迷う。
特にこの3人とはしょっちゅう行くので、完全におのおのの手の内は知っている。
そんな矢先、あつし君からの提案で「この3人の前で歌ったことない歌選ぼう」という縛りが提案された。
なかなか難しいが、自分が好きなアーティストではなく、大学時代のヒット曲を思い出して歌えるか?を詮索すると、意外にある。
そうか、大学時代ってはやりの曲を片っ端から歌っていたんだなぁ。


酒を飲みながら90分歌いきり、これで解散。
そういえば次回のことを何ひとつ話さなかったなぁ、ということは今になって思い出したが、まぁいつものことである。
真冬になる前に、どこかで野宿旅したいな。

 


・・・さて。

 


そのまままっすぐ帰るはずだったのだが、酔ってたんでしょうな。
気がつけば京橋で立ち飲みをしていた。


いつになくお店がにぎわっているなぁ~、珍しく他のお客さんとしゃべってるなぁ~、大瓶3本飲んだなぁ~、ってことは覚えている。
けど記憶は断片的。
立ち飲みで長居したことを、最後に悔いていたのも覚えている。


そして何より!
何を考えてか、その後ラーメン屋を2軒。
なぜ2軒?
もう判断力が完全に鈍ってしまっている。
当然食べすぎで電車内で気分が悪くなり、駅に降りるやトイレでリバース。

 


まさかこの歳で、12時間も飲み続けるとは。
いや確かに飲んでいるときは楽しいんだけれど、翌日に確実に残るんで、何かしらのリミッターが欲しいなぁと常々思う。

尼崎昼飲み行脚 ~その2~

角打ち2軒をこなして、ようやく3人で合流した、つづき。

 


ピースケさんと合流してからは、商店街へ。
意外にも、商店街の中は昼から飲めるお店が少ない。
そんな中で見つけた「台湾 タンパオ」へ。

 

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小さなお店で小籠包をメインに置いているお店だが、ふらっと入った割には小籠包がうまい!
他にシュウマイや肉まんもいただいたが、個人的には肉まんがアタリだった。
店内でひたすら流れる演歌のカバー曲も、台湾らしくいい味していた。

 


その後は商店街を奥に進み、どん突き手前を左折した果てにある「鹿児島屋」へ。
ここはホルモンが有名で、昔ながらの居酒屋、というより寄り合い場のような、ある意味でアットホームなお店である。
壁にいろんなものが貼ってあり、メニューがなかなかわかりにくいのであるが、このお店はホルモンが看板料理である。
席につくや、有無を言わさず「何人前いきます?」と第一声。


肝心のホルモンは、しっかり煮込まれていてやわらかい。
個人的にはホルモンはあまり好きではないのだが、ビールのアテにはぴったりである。

 

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店を出てからは、「三和市場」を歩く。
ここはマニアには有名なシャッター商店街で、光もささず電灯も光らないエリアがあるほどで、生きた廃墟とも言える。
まさに、廃墟好きの3人にはうってつけの場所だ。

 

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そこからは、飲めるお店をひたすら散策する。
ようやく見つけたのが「さつまや」という鉄板焼屋。
1階がテキ屋のような屋台、横にテーブル席で客が飲んでいるが、この客もええ感じでからんでくる。
で、通されたのが2階の座敷。
客はほかにもおらず、静かに飲める。
ここは焼きうどんが絶品だ。

 


すっかりデキあがった状態で、まだまだ帰るわけはなく。
もう少し、つづく。

尼崎昼飲み行脚 ~その1~

週末は廃墟仲間と野宿して、瀬戸内海の離島へ散策・・・のはずだった。
中止となったのは、雨のせいだ。
先週は先週で台風襲来のためキャンプが流れ、せっかくのアウトドアシーズンを満喫できていない。


散策の代わりに昼から飲みに行こう、という話となり、たまにはふだんと別の場所をと検討した結果、尼崎に行くことになった。
尼崎には4か月前に訪問したので、朝から栄えていることは知っている。


待ち合わせは昼の12時40分だったが、あつし君と都合があったので、午前10時過ぎに合流。
向かったのは角打ちのお店だ。

 


1軒目は「下山酒店」。
朝10時だというのにカウンターには6名ほどの先客がいて、ひっきりなしに客が入れ替わる。
カウンターの向こうで目を引くのは、グツグツと煮込まれたおでん。
前回は置いてなかったので、迷わず注文する。
早い時間だというのに、いずれの具もしっかりしゅんでいてうまい。


今日は長丁場になるのでペースを落とそう、と朝から身構えていたつもりだったが、しっかりと飲んでしまう。
あつし君と半分ずつだが、日本酒にも手を出す始末だ。

 

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2件目は「神戸東店」。
商店街にある昔ながらの酒屋の、昔ながらの角打ちである。
ここでも圧倒的な存在感のあるおでんを注文すると、こいつがうまい!
おでんはたいがいうまいものだが、ダシがめちゃくちゃ利いていて、ここまでのクオリティを角打ちで味わえるとは思ってもいなかった。


ここでは、隣りにいた酔っ払いのおネェさんにがっつりからまれる。
これがまたいいキャラしておいて、さすがは尼崎!と関心する。
こういう交流こそ角打ちの魅力である。

 


いい具合に酔ったところで、ピースケさんと合流。
つづく。

本当は教えたくない!キャンプのホンマ

昨日の日記で、キャンプをしようかとしている方はグランピングを強く勧めた。
それは本音である。
これ以上キャンプ場に人が集まって欲しくないというのも、本音である。
でも、本来言いたかったことは、実はそこではない。


「キャンプの初期費用20万円」
これ!
何これ?


いくつかのサイトを検索したが、たいがい20万円と書かれている。
ひどいところは、30万円とか50万円とか書いているところもある。


いらんっ!
いーらーんっ!


初期費用という意味では、2万円でええんちゃう?
いやマジで。


とりあえずコーナン行こっ。
コーナンなければどこのホームセンターでもいい。
ホームセンターのプライベートブランドで最低限揃えたら、2万円でお釣り来るから。


「ホームセンターの5,000円のテントなんて、大丈夫?」
大丈夫!
だーいじょーぶ!
うちのテントそれ使ってて、20代のころは3連休以上の休みがあれば、自転車に積んで野宿しまくっていた。
一般家庭の一生分以上の数やっているけれど、まだまだ現役だ。


「寝袋は小さくで暖かいやつがいいから数万円の」
いらん!
雪山登る気か?
2,000円の寝袋2つ重ねて、上着着て寝よう!
もしくは毛布か布団持って行こう、どうせ車移動とかでしょ?


とにかく、最近のキャンプの常識は狂気の沙汰として言うしかない。
20年ほど前のキャンプブーム時は、「少しずつ揃える」が基本であったし、それは考えが古いのではなく合理的なのである。


キャンプグッズは本当にピンキリで、例えば同じ広さのテントでも、5倍や10倍は当たり前のように開きがある。
でも、その効果に5倍も10倍もない。


寝袋のくだりにも書いたが、荷物を背負って雪山に登る必要なんてないのだ。
僻地に行くため、携帯するために作られたものを、安全極まりないキャンプ場というフィールドに使うのだから、そんな高いものはいらんのですよ。
キャンプ用品にこだわらなくても、家にあるものを流用しても全然いいのだ。


まずは必要最小限だけ買って、少しずつ揃えていく。
それこそキャンプの醍醐味ではないかと思う。

 


というのは、飽くまで僕のいち意見なので。
みんなグランピング行ってね、グランピング!
キャンプ場よりお気楽やし快適やで~!
もうキャンプはピークやし、今から始めるとかやめとき!