キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

廃墟サミット in 新世界 ~その2~

あいりん地区の変貌ぶりに愕然としながら、廃墟仲間3人が集結したつづき。

 


もともと「久しぶりに串カツ食べたい!」という理由で新世界に集まることになったのだが、直前になってホルモンもいいなという話になった。
さらに当日は、寿司もいいかもと意見が交錯する。
とりあえずぶらりと歩きつつお店を探していたが、結局のところ直前の候補にあがっていた、ホルモンを食べることに。

 


1軒目は「ホルモン道場」。
カウンター20席ほどで、壁にメニューが張り出された、昔ながらのたたずまい。
愛想のよいおばちゃんと、愛想の悪い主人のコントラストが絶妙である。
メニューのほとんどがホルモンという硬派ぶり。


以前にも書いたが、僕自身ホルモンの臭さが苦手である。
が、ここのホルモンはあの独特の臭みがなく、タレの味も絶妙。
そして黒胡椒?のような風味がする一味唐辛子が見事にマッチしており、大アタリである。

 


2軒目は、近辺で唯一の個人店だというお店。
確かに最近は、新世界の串カツ屋はチェーン展開しているお店が多いので、こう主張するお店は珍しい。


中へ入るや、ハワイアンテイストのバーのようなたたずまい。
おおよそ新世界らしさがなく、正直「やってもうたか?」という気配を感じる。


肝心の串カツは、まぁ妥当な味であるが、いかんせん注文後出てくるのが遅い!
キャベツが有料というのも、新世界の串カツ屋としては考えられない。
ここは残念ながら、ハズレといわざるを得ない。


※個人的な感想です。店名は公表しません。

 


3軒目は、「だるま 新世界総本店」。
今や全国で15店舗も展開していて有名な串カツ屋の、本店である。
本店はカウンターのみ10席ほどで、昔ながらのたたずまいだ。


ただでさえ支店がどこも行列なのだから、当然ここはふだんから大行列。
だからこそ、まったく列に並ぶことなく入店できたのが奇跡であり、個人的にめちゃくちゃ感激した。
これがすべて、コロナの影響だということを考えると素直に喜べなくはなるが。


注文してから出てくるのが、早い。
しかも、注文したものが時間差で出てくるので、常にアツアツが食べられる。
とにかく食べる側への配慮が感じられてよい。
店員さんも愛嬌がよく、手際もよく好感が持てる。
だてに行列ができているわけではないんだな。


当初は4軒目に寿司屋へ行ってシメようかと思っていたが、3軒目があまりにもよく、ここでシメとなった。

 


で、フードはシメだが時間はまだ早かったので、最後はカラオケでシメ。
3人ともカラオケが好きなのだが、いかんせん昼から飲んだ後のフリータイムは疲れる。
最後は消耗戦になりながら、何とか歌いきった。

 


そんなこんなで、日曜日なのにがっつり酒を飲んで大満足。
コロナの影響で都心部で遊びづらいからこそ、廃墟めぐりで楽しんでみたいな。

あれから9年、という柄にもないコメント

東日本大震災から9年。
今感じる、率直な感想です。


正直なところ、この震災以来毎年3月11日に話題になることに、食傷気味な感情を抱いていた。
もう終わったことやし、復興も進んでるんでしょ?という感じ。
何なら、そこに触れることでカッコつけてんちゃうん?という感情すら抱いていた。


そんな僕が、今年にいたってはむしろ逆の感情を抱いている。
ニュースを見てもコロナばっかりで、もっと震災について触れるべきちゃうん?という憤りを覚えるほどに。

 


なぜこうなったのか。
答えはかんたんである。
昨年東北へ行き、現状を目の当たりにしたからである。


僕もそうだったが、東北の復興はすでに終わったと、少なくともほとんどの関西圏の人は思っている。
この感情が、もしかしたら関東圏でも広がっているかも知れない。


でも現状は、復興なんて進んでいない。
がれきすら取り除かれたものの、国道の整備すらままならない場所が、あちこちにある。
津波で更地になった場所に、再び街を作ろうとしてまだまだ途上の集落なんて、あちこちにある。


こんな現状を、自分が足を運んではじめて知ったことが悲しい。
というか、そんな現状を、日本国中にちゃんと知らせていないことが悲しい。


正直、自分の身の回りの天災にしか気がまわらないということはある。
でも、そんな中でやはり、特に被害の多かった東日本大震災はもっとクローズアップしていいのではないかなぁ、と思う。

 


本当にごめん、こんなんきれいごとにしか思われないけれど。
東日本大震災でまだ苦しんでいる方、ぜひとも復興に向けて前向きに、ひたむきにがんばってほしいです!

廃墟サミット in 新世界 ~その1~

駅前にある、近代的なホテル。
レンタサイクルが並び、玄関横にはオープンカフェも設営されている。
ロビーを除くと、ペッパーくんまでいる。
多国語が並べられた看板に、往来する多国籍の外国人を見ると、日本でいることを少し忘れそうになる。


今さらこのような光景も、そう珍しくはない。
ここが、日本一のスラム街でなければ。

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って、ええ~っ!
どうした、あいりん?
宿が安いので外国人バックパッカーが増えた、というウワサは聞いていたが、ここまで近代化する?


道で堂々とあんなものやらこんなものが売られていたり、ワンカップ飲みながら大声で叫んでいたり、明らかに呼吸していない状態で横たわっている人がいた、あの風景はどこ行ったん?
あまりの変容ぶりに、ショックを隠しきれなかった。


といいつつ、駅で「金なんかあるかい!」と叫び、駅員3人に囲まれながら堂々と無銭乗車を主張するオッサンを見ては、ほっと胸をなで下ろした。

 


さあて、そんなわけで新世界ですよ。
日曜日は昼から、廃墟仲間のピースケさん・あつし君と昼飲みをした。
コロナなんて怖いものか、この街には怖いものがもっともっとありすぎる。


しょっぱなからブラックな話題をして、そろそろ身の危険を感じてきたところで、つづく。

旅準備準備

最近ちょっと、自分の部屋でダラダラと過ごすことが多い。
動画編集とか、Webページの刷新とか、やることはあるのに気力がわかない。
気力がわかないのにムリする必要はない、などと自分を甘やかせていたが、さすがに時間がもったいなく感じ、少し何か動こうとしている。


その一環で始めているのは、動画編集でもWebページの刷新でもない。
GWに向けた旅の計画だ。


いやあ、やはり旅の計画は楽しい!
去年あたりに、旅の計画自体が自分の趣味の一環なんだということに気がついた。
旅といっても、ひとり旅に限らず他の仲間と行く旅も含めて。


それならいっそ、いつでも旅立てるように旅の計画をストックしてみてはどうだろう?
と常々考えるのだが、計画をするとすぐさま行きたくなってしまうので、ストックする前に旅立ってしまってストックできない。
また、計画には時間がかかるぶん思い入れの念が湧くので、計画後に時間が経つとそれが薄れそうなので、やはりストックできない。


なんてことを考えつつ、取り急ぎGWの計画に専念しよう。
あっ、3月に3連休あるんで、そこも何か考えてみてもいいかもな。
コロナが怖いけどな。

生ビール、瓶ビール

やっぱりビールは生がいちばん!
なんてことを、けっこう最近まで言っていた。
いくら瓶や缶と中身は同じだと言われても、どう考えても生ビールがダントツにうまく感じていたからだ。


ところが最近は、普通に瓶ビールを飲むことがある。
生ビールもある居酒屋で、わざわざ瓶ビールを注文するなんて、今までなかったことだ。


なぜそんなことが起こったのか?

 


理由はいくつかあるが、まず第一に割安感だ。
ある居酒屋で、空いた中ジョッキを使って大瓶を飲んだことがある。
するとどうだ、まる2杯飲むことができた。
そのお店では、生中と大瓶の値段差はわずか100円ほどだというのに。


中ジョッキは500mlと言われているが、最近はやや小さめなものが多いし、泡の量もバカにならず、実質的な液体部分は300ml~350mlくらいである。
一方で大瓶は633mlなので、倍近くもの量の違いがあるのだ。
そう考えると、割高の生ビールを飲むなんてバカバカしく感じる。

 


あと、諸説あるのでこれは飽くまで、僕個人の経験による主観なのだが。
注ぐときにわざと泡を立て、泡が落ち着いたタイミングで再度注ぐことで、生ビールと同じような飲みやすさを感じられる。
瓶ビールには炭酸ガスが充填されているので、それを飛ばすようなイメージである。
瓶ではなく缶だけれど、プレモルなんか3度注ぎが推奨されているが、まさにその理由と同じである。

 


唯一瓶ビールのネックといえば、日本人ならではの「注ぎ合い」の儀式が始まってしまうことだ。
よりによって、瓶ビールに付属するグラスって小さいから、実質ひと口ごとに儀式が行われるので面倒である。
初回はさておき、2杯目からは手酌という同盟を、遠慮ではなく心からお願いすることがある。

 


そんなこんなで、コロナの恐怖もありますが、瓶ビールを飲み交わしてくれる方は随時募集中です♪


ビールの話でコロナって単語は、なんかややこしいな・・・

第二次オイルショック

おいおい、マジか?
どこへ行っても、トイレットペーパーが品切れ。


テレビで昭和のオイルショックの話題が出るたび、「みんなアホやなぁ」と思っていた。
それが今、まさにアホがたくさん湧いているんですよ。


令和にですよ。
デマだというニュースが、テレビだけでなくネットを通じてリアルタイムに流れているにもかかわらずですよ。
過去の昭和の過ちを、義務教育で習っているにもかかわらずですよ。

 


コロナの恐怖をじわじわ感じていること先日書いたばかりだが、まさかこんな形で恐怖が具現化するとは。
コロナって、脳ミソに効いてくんのかな?
アホが増殖しすぎや。

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じわじわコロナ

めちゃくちゃ他人事だった。
みんな気にしすぎやって、と思っていた。
まさか、こんなに長引くとは。


それが今の本音である。
もちろん、今流行中の、コロナについてのこと。


他人事でなくなった理由というのは、不謹慎ながら、自分の遊びの予定が次々と中止になっているためだ。
アウトドアフェス行こう!と決めた翌日に、フェスが中止。
会社の人の家に遊び行こう!と決めていたが、子どもがいてリスクがあるため延期。
1週間に立て続けにあって、ようやく実感としてわき始めた。


今のところまわりで感染者がいるわけではない。
体力的にも自信があるし、万一感染しても生き延びる自信しかない。
今感じている恐れというのは、コロナ自身ではなく、コロナに影響された環境の変化である。


それこそ極端な話、お店なんかがどこも閉店となり、家に閉じこもることを強いられるかも知れない。
そんな大げさな、ということが、大げさでなく起こっても不思議ではない現状。

 


それが今の本音である。
いつかコロナ騒ぎが過ぎ、風化したときに読み返して「こんなんやった」と思い出せるよう、あえて書き綴ってみた。