キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

リメンバー「キックボード福井→新潟」

「キックボード福井→新潟」をアップしました。
http://tabi-boy.sakura.ne.jp/tabi/2017hokuriku_kick/2017hokuriku_kick01.html

以前も書いているかも知れないけれど、旅の楽しみというか、感性というか、年々変わってくる。
昔はとにかく貧乏旅で、いかに安価で1日を過ごすか、距離をかせぐか、といったストイックなことが楽しかった。
けれど今は逆に、名物があれば若干値を張っても食べ、距離はゆるめに設定する、ということで心身ともにゆとりを持つことに楽しみを感じる。
「めざせ日本一周!」みたいなこと考えて走っているけれど、これが2周目となったら、これまた1周目とは全然違った感覚になるんだろうな。

さてさて、アップしたものはGWの旅。
何というか、1日ごとに違った景色を感じられて、いつも以上にバラエティ豊かな旅ができたと感じている。
北陸ってほとんど足を踏み入れたことがなく何の予備知識がなかっただけに、余計に新鮮に感じたのかも。
食べ物も酒もうまかった。

やっぱりキックボード旅は最高!
まだまだ続けていきまっせ!


どうでもいいけれど、やっぱりWebサイトのデザイン変えたい・・・
時代錯誤もはなはだしい・・・

 

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灼熱大陸

ある週末の、地元の気温計。
とんでもなく恐ろしい数字が叩き出されていた。
とうとう日本も、ここまで来たか・・・

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などと言いたいところだが、ネタを明かせばただの故障。

とはいっても、数年後にはこの数字がリアルになるんじゃないかな。
着実に気候がおかしくなっていることは、誰もが認めざるを得ないことやからね。


暑さでいえば、心配事がもう1つ。
「こんな暑さ、根性で乗り越えたる!」とクーラーをつけずに過ごした結果、家で熱中症になる高齢者が毎年後を絶たない。
時代の流れを感じられないガンコものには、ほとほと困ったものである。

と思いつつ、実は僕もその1人。
今年に関していえば、部屋にクーラーをつけていない。
サーキュレータでしのいでいたが、さすがに昨夜は寝付きが悪かった。

また今夜は、夕立のせいもあり、さらに湿度がエゲツない。
こうなったら、さすがにギブアップ。
音を上げて、さっきクーラーをつけた。
ぜんぜんカッコよくないことにカッコつけて、体を壊すのもバカらしいし。

プレミアムサーズディ西中島

ありがたいことに、昨夜は会社の人に声をかけてもらい、西中島へ飲みに出た。
「会社の人と飲みに行くのは・・・」とか書いてた矢先なので、なおさら申し訳ない。
同じ部署でも、違う仕事をしている人もいるので、本当に貴重でありがたい。

仕事が終わり、午後7時に「喜多呂」に集合。
年季の入ったお店構えだが、しっかり清掃は行き届いている。

4,000円飲み放題コースということだったが、料理はなかなかのもの。
お造りの5種盛りはそこそこの鮮度で、シメさんまという珍しい品もある。
蒸したじゃがいもを軽くほぐし、アンをかけた創作料理「じゃがいも饅頭」は、モチモチ感もあり絶品である。
その他4品、いずれも味がしっかりしており、これで4,000円は安すぎる。

話も終始盛り上がっていた。
ただ、どうしても仕方ないことなのだが、現場の愚痴が多い・・・
まあ、共通の話題となるとそうなってしまうのは仕方がない。
せっかく職場から離れているのだから、ふだんあまり話せないプライベート話とかで盛り上がれたらいいんだけれどね。

もちろん、僕がそう仕向けるだけの力があればいいだけで、それがないのだから文句を言えた立場ではない。
愚痴は愚痴で、悲しいかな楽しめる部分もあるし。
というわけで、決して不満を言ってるわけでも、否定しているわけでもない。
だから嫌わず、また呼んでくださいませ。


仕事のことが気になり平日に飲むのは避けていたが、今は仕事が落ち着いていることもあるし、たまにはいいかも知れない。

まいここはんBBQ&花火 2017

休日に会社の人と交流するという習慣が昔からなく、ひどく抵抗がある。
しかし年に一度だけ、例外がある。
それが先日土曜日、近江舞子でのBBQだ。

毎年恒例のもので、いろんな部署・いろんな支社から社員が集う。
会社公認ではなく、有志により行われる会。
ほぼ毎年参加し、今回で5回目となる。


いつもなら午前9時ごろ現地に行くのだが、今回は特に場所取りも命じられていなかったので、午前11時。
到着するや、ちょうど買い出し班もやって来て、すぐさま準備開始。
今回はいつも以上に荷物が多い。
というのも、いつものほぼ倍、80人もの参加者がいるのだ。

荷物の搬入から、BBQコンロの設営、クーラーBOXへのビールの詰め込み。
今まではひとりで動いていたが、今回は若い人らに指示を送りながら動く。
えらそぶっているわけではない、段取りを知り尽くしているため、少しでも効率よく始めるためである。


仕込みがひと段落したところで乾杯。
少ししていると、後続の参加者も続々と集まってくる。

確かに多い。
実際に80人いるかは数えないとわからないが、少なくとも今までとは明らかに人数が増えている。

ただネックなのが、話す相手が少ないことだ。
人数は増えたものの、どちらかといえば部署ごとに10人前後が参加しているような形である。
その点、僕なんかは他に同じ部署の人がいない。
今までだと、僕みたいに孤立している人らが集まっていたりもしたので、何かしら話しかけやすかったし、自然と会話が生まれた。
また、知っている人が今まで以上に少ないというのも一因だ。

それでも、孤立している僕に気づいてか、輪に入れてくれる人もいたり。
ずっと退屈していたわけではない。


前回は飲みすぎて思いっきり記憶が飛び、気がつけば日暮れであった。
その反省を踏まえ、今回は途中で水を飲んだり、日本酒等を極力控えた。

酒と食事がひと段落したところで、せっかく持ってきた潜水グッズを引っ張り出してきて、琵琶湖でシュノーケリング
決してシュノーケリングするほど魅力的ではないが、泳いでいることだけでも満足だ。
お酒を飲んでいるのであまり深いところへは行かないよう注意しながら、素潜りの練習なんかもしながら、そこそこ楽しめた。


そうこうしているうちに日も暮れ、片付けはじめる。
そしてイベントのシメとなる、花火大会だ。

だが、1発めがあがったとたん、雨が降り出す。
水着なのでへっちゃらと思っていたが、雨粒はどんどん大きくなり、ついにはガマンできずに家屋へ退避。
結局雨は止むことがなく、花火が終わればそのままお開きとなった。


来年はどんだけ人数増えるのだろうか?
来年はもっと知ってる人が増えればいいな。
早くも、来年のこの時期が楽しみである。

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神島八十八ヶ所霊場 ~その4~

すっかり白石島を堪能し、笠岡へと戻る。
ちょうど昼食どきだし、シメに笠岡ラーメンをいただきたい。
ということで向かったのは「いではら」。

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他の笠岡ラーメンより、スープの色がやや薄め。
スープも甘味と酸味が効いており、弾力の強い麺に見事マッチする。
これは今まで食べた中で、いちばんうまい!
(個人的感想です)

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さらに、駅前の商店街を寄り道。
というのも、「百縁笑店街」というイベントをしているのだ。
シャッターが目立ち、人通りもそんなにない商店街で、出店もちらほら離れてある程度。
もしかすると、午前中は栄えていたのかも知れないが。

この商店街のコンセプトは、各お店に1つ以上「100円」の商品を置くというもの。
お店はテキ屋のような臨時店舗ではなく、商店街にある実店舗が、お店の前に臨時店舗を構えるような形だ。

とりあえず暑いので、飲食やさんで生ビールを購入。
すると僕のお遍路さんスタイルを見て「神島まわってきたの?」と声をかけられ、おつまみを2品サービスしていただいた。
やはり神島遍路は、住民にはしっかり根付いたもののようだ。

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続いて中古CDを見ていると、熱くお遍路を語るおじさんにからまれる。
はじめは神島遍路のことをいろいろ教えていただいてよかったのだが、途中から四国遍路の話に。
四国遍路は今のところ興味ないのに・・・
しまいに僕の格好を見て「金剛杖持たなアカンで」とダメ出しを喰らう。
何より、ひたすら一方通行な話はちょっとしんどい。

さらに奥へ行くと、屋根のついた通りとなる。
かなり荒廃した屋根と、すでに閉店している昔ながらのお店の数々が、実にレトロで味がある。
ここでは、仏具店の女性の方が声をかけてくださる。
この方もミニ遍路にはたまに行くようで、特に笠岡諸島の島遍路をいくつかまわったことがあるとか。
同じお遍路の話でも、先ほどのおじさんとは異なり、僕の興味のベクトルがぴったりなので、聞いていた楽しい。

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この笠岡は、かつて大きなお寺の参道で古い家がたくさんあったが、今は区画整備されてしまい、その面影がなくなったそうな。
さらに商店街も、昔はもっと栄えていたとか。
一応、当時の文化として、月に1度は商店街のイベントは残しているという。
お遍路以外にも、興味深い話をたくさん話していただいた。


そんなこんなで、旅はすべて完了。
笠岡諸島でまだ周っていない離島もあるし、笠岡市内にも神島以外のお遍路がある。
今度また再訪することが楽しみである。

神島八十八ヶ所霊場 ~その3~

3日目は、ホテルで少しゆっくりしてから、渡船乗り場へ。
向かった先は「白石島」。
この「神島遍路」をすべて周った後、この白石島の「開龍寺」へお礼参りするまでが巡礼の作法だからだ。

まず驚いたのは渡船の乗客の多さで、座席はもちろん甲板も人があふれかえっている。
こんな言い方すると申し訳ないが、決してこの白石島は有名な場所ではないはず。
まぁ客層は登山する高齢者団体と、ビーチ道具を持つ家族連れや若者グループがほとんどなので、地元のレジャースポットとしては有名なのだろう。


島に到着するや、驚いたのが島の案内のなさ。
離島にありがちな「ようこそ○○島へ」といったアーチもなければ、島の案内図もない。
渡船の待機場はあるが、そこに島の案内などもない。
島自体は決して観光地化したくないのに、次々と観光地がやって来やがる、といった雰囲気を勝手に感じる。

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ネットから印刷した手元の地図をもとに、お寺の方向へ。
すると律儀に、「大師道」と書かれた石の案内がいくつもある。
観光者はノーサンキューでも、お遍路さんはウェルカム、といったところか。

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案内に導かれるまま、時代が止まったかのような古い雰囲気のある住宅地を抜け、迷うことなく「開龍寺」へ到着。
思わず目を疑った。
あまりにもお寺が立派で、敷地も広い。
しかもちゃんとお坊さんが住み込んでいて、手入れもしっかりしているのだろう、境内はきれいである。
さらに仏舎利塔という、タイ式の大きな建造物もある。
こんな魅力的なところに、なぜ観光者はまったく寄ってこないのだろうか。

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本堂を参り、その後大師堂を参ったところで、見事満願。
ガッツポーズを出すような喜びではなく、どっと肩の荷が降りるような満足感が体中を走る。

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そこからは島を散策。
というのは、白石島にも島内に88箇所があるのだ。
さすがに1日では周り切れないだろうが、いつか周るだろうから、少しでも探しておきたい。

しかし、これがなかなか見つからない。
もともとちゃんとした資料がなく、何とか見つけた粗い画像をもとに探すも、3つほどあるだろうという場所に何も見つからない。
ローラーで界隈を何度も歩くが、やはり見つからない。
結局、他の場所で2つ見つけたくらいにとどまった。


さて、お遍路自体は終わったけれども、もうちょっとだけつづく。

神島八十八ヶ所霊場 ~その2~

2日目は、目覚めてからしばらく頭痛に襲われる。
酒を飲みすぎたせいかも知れないが、もしかすると昨日の猛暑で軽い熱中症かも知れない。

朝食をいただいた後、すぐさま準備をしてタクシーを呼ぶ。
本来ならバスで移動したいところだが、バスは9時半ごろまで来ない。
タクシーは金銭的に抵抗あったが、2時間もホテルでムダに過ごすくらいなら、泣く泣く浪費したほうがよい、との判断だ。


やはり朝から暑いが、まだ真っ昼間よりマシなので、時間の早いうちから周る。
相変わらず山だらけで、たまに海に降りたら、満潮時には渡れないだろう険しい海岸を歩き。

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朝のスタートダッシュと、昼も休憩少なめに動いたため、今日中には何とか周りきれそうだ。
ちなみに18時までにすべて周れたら、ちょうどバスの時間に間に合う。
しかし終わってみたら、わずか20分オーバー。
残念ではあるが、この20分を縮めるためにあせっていたら、楽しみも半減しただろう。
ホテルへ帰るのも、やはりタクシーとなった。


相変わらず疲労感がえげつなく、風呂上がりでもなかなか動けない。
重い腰をあげ、夕食は片道15分のスーパーに買い出し。
居酒屋が1軒だけということもだが、タクシーを1日2回使ったため節約をしたい、という気持ちによるものだ。


う~む、やはりお遍路の部分を省略してしまうと、何とも味気ない日記となってしまうな。
3日目はいろいろ動いたので、ちょっとは厚いものになるかな?

つづく。