気持ちはまぁ、わからんでもない。
でも、場所はわきまえるべきだろう。
そんな気持ちと共に、見えない敵と戦っている。
会社の一角に、社員共有の冷蔵庫がある。
ある日そこに、消毒液のマキロンが入っていた。
う~む。
確かに、一時期家の冷蔵庫に、目薬を冷やしていたことはある。
母親に至っては、なぜだか病院からもらった飲み薬も冷やしている。
冷蔵庫の使い道に、人それぞれの趣向は仕方がないだろう。
マキロンを入れているというのも、ケガをして吹きつけたときに、おそらくえもいわれぬ爽快感があるのだろう。
わからんでもない。
でも、ここは会社である。
会社というか、多くの人が共用で使う冷蔵庫である。
やはり、飲食物以外を入れることは不適であろう。
げんに僕自身、不快である。
ということで、マキロンを冷蔵庫から取り出した。
数日後、また冷蔵庫に冷やされている。
再度、冷蔵庫から取り出した。
数日後、また冷蔵庫に冷やされている・・・
これがもう、2ヶ月くらい続いているのである。
張り紙でもして注意喚起、というほど重要なことでもないし、変にその行為がバレることで逆恨みされるのも恐い。
まして、マキロンを入れている犯人がけっこう上の人だったら、今後の自分自身のアレコレにかかわる。
いまだ犯人もわからぬまま、お互いの静かな戦いは、なお続いているのである。
ちなみに今週は、紙パック牛乳の裏にマキロンを忍ばす、という妙手をとってきた。
そんな知恵を見せるとは、敵ながらあっぱれ。
そこまで凝られたのであればと、数日間マキロン撤去をスルーしている。
明日には取り出すけどね。