キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

おもしろカッコいいマジカルしようぜ!東京旅 ~その5~

東京旅のつづき、2日目。

 


朝からサウナに入って1時間、たっぷり非日常を堪能して、午前9時にカプセルホテルを発つ。
向かった先は中野。
そう、今回の旅の目的になった「サブカル」の、まさに聖地を巡礼することにしたのだ。


午前9時半に到着するも、目的地の中野ブロードウェイにある店舗はほとんど閉まっている。
どうやら中野ブロードウェイのオープン自体が、午前10時からのようだ。


あてもなく周辺をプラプラと散歩して午前10時に再び入ると、先ほどとあまり変わらない。
中野ブロードウェイの建物自体はオープンしたが、テナントの半数を占める「まんだらけ」のオープンが正午で、ほとんどのテナントがそれに追随しているようだ。

 


仕方なく、まずは食料品店のある地下1階を散策してから、上の階へ。
上の階はほとんど閉まっているのだが、何とかオープンしているお店を探す。
そのうちの1軒で、2人とも足を止めて長い時間を過ごす。


それは、アニメのセル画や原画の専門店。
この手の店は今まで寄ったことがなく、おそらく他の店がオープンしていたら通り過ぎていただろう。


見てみると、意外に面白い。
自分の知っているアニメを見つけるのも面白いし、何より1枚ずつ値段が違うのがシビア。
あまり人気ないキャラが小さく描かれたものが300円で売っていると思えば、ジブリなんかはン百万!だったり。
あと、目の前の実物が実際にアニメの1シーンとして使われていたものだというのも、その作品そのものを所有するという感覚が味わえそうだ。


「今はコンピュータで作る時代やから、セル画なんてどんどんプレミアつくのでは?」
というゴンタの声に心が揺れる。
一方で、セル画を買ったとてどうやって使う?コレクションしだすとキリがないのでは?というマイナスな気持ちも働く。
そんな中で、1,000円前後で好きなアニメのセル画をいくつか見つけ、けっこう本気で迷ってしまう。

 


結局2人とも何も買わず、でもたっぷり時間は潰れた。
いったん地下へ戻って天丼をがっつき、正午を過ぎたところで2階へ。


おお、開いてる開いてる!
ずらっと並ぶ店舗は圧巻!
基本はアニメ系のお店が多いのだが、フィギュア専門だったりジャンプ専門だったり、とにかくジャンルが広い。
しかも、アニメはアニメで最新のものはもちろん、僕らがリアルタイムで知らないくらい古いものまで、時代的にも広い。
とにかく多角的にいろんなモノがあるので、まぁ飽きることはない。
ただ、フィギュアショップとレンタルボックスがいくつも乱立している感が否めない。


3階はアニメ以外に、腕時計・カメラ・鉄道など、これまたバラエティが広がる。
しかも4階まである。


あかん、1日潰れる!
というか帰れんくなる!
どうしても帰りの時間が気になり、お店も飛ばし飛ばし寄ることに。
それでも、どちらかが気になるお店には必ず足を運ぶという暗黙のルールは保ちながら。
あまり何も買わないだろうと思っていたのに、いつしかカバンがパンパンになっていた。
特にTシャツなんて、昨日から何着買っていることやら。

 


そんなこんなで午後3時に徘徊終了し、大阪へ帰宅。


何だろう、ものっすごく濃密な時間。
昔のアニメの世界を体感できたこと、遠方の知らない景色を見られたこと、夜の街を徘徊できたこと、サブカルに溺れられたこと。


そして何より、地元の友人ゴンタといっしょに旅立てたこと。
友情がどうこう語ると、それこそ乙女ロードの住人がウホッと反応しそうだが、そういうことではなく。
どうしてもゴンタと遊ぶときは、もう1人の地元の友人・作三も誘わなくてはとか、ゴンタの家族サービスもあって誘いづらいかなとか、何かしらの遠慮があった。
でも、どちらもタイミング次第やし、遠慮することで機会を逃しているならもったいない!
別に遠方に行くとかイベントに参加するとかではなく、単純に大阪の飲み屋を徘徊するとかでも、普通に楽しめるんだから、もっといろいろ遊びに行かないと。