ある意味、最近の若手芸人の常套(じょうとう)手段のような感覚かも知れない。
はたまた、ただの自己満足かも知れない。
数年前にベルギービールというものに出会ってからというもの、ビールの楽しみというものに目覚めた。
目覚めた、というより、いろんな種類があることを知ったと言うほうが正しいかな?
もちろん、ただ飲むことが好きなだけであり、種類がどうとか製法がどうとか、雑学的なことはわからない。
でも、せっかくビール好きなのだから、もっとこう「ビールが好きだ!」とアピールできるものがあれば面白いかな、と思ってみた。
その一環で、資格取得なんてどうだろうか、と思ってみた。
で、早速調べてみた。
意外や意外、ぱっと調べただけで、ビールにまつわる資格は4種類ほど見つかった。
数千円で講習を受ければ取れるものから、ン万円払って試験に受かってはじめて取れるものまで。
こうしてみると、改めて資格というもののムダさを感じる。
もちろん、すべてがムダというわけではないけれど。
一時期、なんでもかんでも資格を作るみたいな風潮があり、代表格である「ご当地検定」などのように、取ったから何?という資格が蔓延している気がする。
けっきょく、受講料だけで1人あたり何千円~何万円が取得できる。
試験なんてたいがいマークシートなので、採点に人件費はほとんどかからない。
問題さえ作れば、あとは受講者が増えればそれだけもうかる、というしくみである。
ってことを考えたら、あらためてとらんでも。
受講だけで取れる資格なら、1日独学したほうが知識は蓄えられるし。
試験が必要なものは、試験勉強の時間がもったいなければ、受験料ももったいない。
ということを、冷静になって考えるようになったなぁ、最近は。
昔は、何でもかんでも「思い立ったら吉日!」と手を出していたのに。
確実に生涯役立たない資格、いくつ持っていることやら。