つづき。
阪神電車大石駅から住吉駅までの4駅で、5分ほど仮眠。
ほんの短い時間ながら、効果はてきめん、きちんと会話ができるレベルに回復した。
【白鶴酒造記念館】
灘の酒造には、昔ながらのお酒の作り方を案内した資料館は、もはやお決まりのようにある。
その中でも、特に規模もインパクトも大きいのがこの白鶴酒造記念館。
施設の大きさや展示物の大きさはもちろんのこと、要所要所で配置されたマネキンが、めちゃくちゃリアル!
しかも、みんな男前!
この蔵だけ外国人観光客が殺到していたことも、うなづける。
試飲は、展示コーナー出口すぐにある。
2種類があらかじめ入れられており無人なので、やろうと思えば何杯でも飲める。
が、マナーは厳守して、1杯ずついただいた。
というか、展示コーナーへ向かう前から、すでにいただいていたのだ。
【菊正宗酒造記念館】
さらに歩いてすぐ、人によっては辛口日本酒の代名詞でもある、菊正宗。
この時点で、時間は午後5時前。
閉館ギリギリのタイミングで、急いで原酒と梅酒をいただく。
がっつり辛口は、原酒ではより反映され、うまい!
とはいえ、もう時間が押しているので、土産も記念館も眺めることなく、そそくさと次へ向かう。
【浜福鶴吟醸工房】
灘の酒造のなかでも、個人的にいちばんお気に入りである、浜福鶴。
お気に入りの理由は、ここがいちばん多くの種類を飲めるから。
お酒をふるまってくれるおっちゃんの愛嬌も、その理由。
であるが、今日に限っては、どこかあわただしい様子。
どうやら翌週に蔵開きがあるらしく、店舗改装でバタバタしていたのだ。
そのためか、お酒のふるまい方も、どこか邪険に感じる。
それでも、粘れば10種類近くは飲ませてくれる。
そして何より、すべてのお酒が、すべてアタリ!
いくら昼から飲み続けているとはいえ、自分の味の好みくらいはわかる。
いや、好みというものを抜きにしても、クセのないきれいな口当たりは絶品。
僕以外の2人も、この酒造でだけ、迷わずお酒を購入した。
【櫻正宗記念館】
そしてラストは、シメにはもってこいの淡麗辛口、櫻正宗。
試飲は1杯のみながら、系統としてはかなりの好みである。
売店で、なぜかやたらとおつまみが充実していることが印象的である。
ということで、予定より1時間押しながらも、すべての酒造をコンプリートできた。
これで、ここの酒造めぐりのコツはつかんだ。
次回来るときは、今回と同じく完璧なプランが組めそうだ。
ちなみに、飲んだくれ3人はそのまま、梅田の居酒屋へと向かって、テロンテロンになるまで飲み明かしたとさ。