キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

弾丸!台湾旅行~最終回~

台湾旅行、らすと。


【西門】
夕方に寄ったのは、台湾でも特に都心部、西門。
ビルに大型ビジョンがあったり、若者を中心に人がわんさかといるあたり、渋谷あたりを連想させる。
しかし商店に並ぶ品物は、あいかわらず安価でそう品質がよさそうではない。
まぁ、個人的には日本のように、都心部ごとに似かよったブランド店が並ぶより、はるかに楽しい。

おそらく、台湾に来てすぐここに来ていたなら、もっと商品を物色したのかも知れない。
しかし、朝からの歩き疲れと、今まで夜市に並ぶ店のトリッキーさに毒され、ほぼ立ち止まることなくスルーした。


【GO TO 士林夜市
いったん宿に帰ってからは、あつし君の配慮で、1時間ほど仮眠をもらった。
よほど疲れていたのだろう、うたた寝のつもりだったのに、睡眠が深すぎて、完全に目覚めるのに時間がかかった。

そこからは、夜市の代名詞ともいえる整地、士林夜市
駅から外へ出るともう、えげつないほどの人の群れ。

小さな路地を抜けると、ひっきりなしにお店が立ち並ぶ。
今までの夜市よりも、さらにジャンルが幅広い。


【エビ釣り】
まず足を止めたのは、「エビ釣り」の縁日。
ヨーヨーすくいで使われるW型の金具にひもをつけた竿?で、エビを釣り上げるというもの。

いきなり釣れるとは思っていなかったので、先に釣りをしている人を、じっくり観察。
なるほど、どうやら尻尾の付け根あたりを狙うといいらしい。

1回10元(=30円)を払い、いざ挑戦!
こんなん行けるんかなぁ~、と見よう見まねでやってみた。

釣れた!
すくった瞬間にエビが暴れたため、かろうじてすくいあげた感じではあるが、満足♪
釣れたエビは、なんとその場で焼いて食べさせてくれる。
どこのドブにいたエビかわからないし、ハラワタをていねいに取り除いてから、かぶりついた。
意外にも、身がコリコリしていておいしい。


【LEDと商売魂】
あと印象的だったのが、LEDライトのお店。
もともとLEDライトがほしくて選んでいて、「これいくら?」と値段をたずねる。
すると、頼んでもいない2つのLEDをおもむろに渡され、3つ買うと割安にするといってくる。

いやいや、3つもいらんて!
と苦悩の表情を浮かべているうちに、どんどん値下げされる。

意外に安いし、じゃあせめて2つ買おうとすると、今度は4つの値段で、値下げジェスチャ・・・
そこまでして、売りたいのか。

結局、熱意に押されて3つを700元(=2100円)で購入。
1000元を払うと、300元のお釣りを見せられはするが、渡してくれない。
この300元で、さらに3つ付けるというのだ。

どんだけ必死やねん・・・
こんなところで、「商売魂」というものをまざまざと見せつけられた。
商売人って、このくらいのどん欲さが必要なんやね。


【夜市おわり、そして台湾おわり】
夜市をひととおりまわったのが、午後11時過ぎ。
あれっ、こんなにせまかったっけ?
昔来たときは、もっと広く感じたのだが・・・

そこそこ買い物はしたが、まだ物足りない。
という僕のわがままを聞いてもらい、まだまわっていないだろうわき道などを探しながら、再び歩きまわった。
結局、さして収穫もなく、0時の終電で宿へ。

宿について、最後の乾杯をして寝たのが、午前1時。
そして起床が、なんと午前3時半。
皮肉にも、昨夜就寝した時間に起床だなんて・・・
格安航空券ならではの、タイトすぎるスケジュールである。


・・・という感じで、かなり密度の高い旅行が終わった。
あとから調べたら、やはり電気街はじめ、台湾という街自体に規制やら何やら入り、昔ほど怪しいものがなくなったそうな。

とはいえ、本当に楽しかった!
中国語は使えないが、たぶん1ヶ月くらいは住める自信がある。
1~2年に一度くらいの頻度で、定期的にかよってもいいかな、とさえ思っている。

街を歩いてて急に飛び込む臭豆腐のにおいだけは、なじめないが。