キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

原チャリ2ケツの間柄

久しぶりに再会したスクーターにまたがり、一路横浜へ。
横浜某所で行われる、フリマを見に行った。
今日には引越準備にとりかからないといけないのに、フリマへ行くのは、モノを買うためではない。
ある人に、会いに行くためである。


8年前、僕がホームページを立ち上げた初日に知り合った、にくきうさん。
お互いのホームページの掲示板で交友していた仲であったが、気がつけば、年賀状を交換したり、イラストやFlash作品を提供しあったり。
ネットのお友達としては、もっとも長く、深い間柄だ、と勝手に思っている。
にもかかわらず、一度たりとも会ったことがない。
東京で仕事が決まったときに、もっとも会いたかった人でもある。

そんなにくきうさんが、今日横浜でフリマをやる、というのをブログに書いていた。
会うなら、今日しかチャンスがない!
今日会わなかったら、ホンマに一生会えないって気がしたし。

しかしながら、具体的な場所は書かれていないし、会場がわかっても、顔がわからない。
まず場所は、インターネットを駆使し、目星をつけた。
顔はわからないが、ブログの写真にあった、商品の値札のデザインを記憶した。
これを手がかりに、探してみた。

ひらたく言えば、ストーカーである。


いざ会場へ。
想像以上のブースの多さにビックリしつつ、1件ずつまわった。
が、ない!
会場を2周・・・1時間もかけてまわるが、なかなか見当たらない。

あきらめかけたときにふと、やたらカラフルな値札を発見。
ただ、それは女性服につけられたもの。
勇気を出して、えいやっ、と女性服の値札を裏返した。

これだ!
と思いきや、他のお客さんが多かったことと、声をかける勇気が出なかったため、いったんスルー。
人違いとも考えられるし、どう声かけたらいいかわからず、弱気になってしまった。


30分の躊躇(ちゅうちょ)ののち、人手がやや落ち着いたころを見計らい、勇気を出して声をかけてみた。
「あの~、人違いでしたら失礼なんですが、○○さん(にくきうさんの本名)・・・でしょうか?」
「あっ、もしかして・・・NOBさんですか?」と、向こうもすぐさま、こちらに気がついたご様子。
フリマへ行く、という連絡をいっさいしていなかったにもかかわらず、気がついてもらえたのはうれしい。
互いに歓喜の声をあげながら、来てよかった、と心から思った。

ちょうど片付けようとしていたみたいなので、少しだけ手伝い、一緒にいらしたnyagasunsunさんをお見送りしてから、お茶することに。
お時間とっていただけでも、非常にありがたかった。
立ち話だけで終わってたら、「何のためにきたんだろ」って思ったに違いない。


にくきうさんは、非常に気さくで、何より話を引き出すのが非常にうまい方である。
人の良さは活字で伝わっていたのだが、話がここまではずむとは思わなかった。
初対面なのに、8年前のこととか、数少ないながらも共通のネット仲間の話とか、話題は尽きない。
たぶん2日間くらい話し続けろと言われても、可能なんじゃないかと思えるくらい。

時間の都合上、正味1時間も一緒にいられなかったが、ものっすごく楽しかった。
8年越しの願望が叶ったうれしさも、手伝ったのだろう。
また一緒に話すきっかけが欲しいね、と言いながら、お別れした。


東京生活最後の休みは、最高の形で幕を閉じた。
にくきうさん、ありがとう!

ここんとこ、日記の時世が遅れで申し訳ない。
日曜の夜の話。

3月末から預けていたスクーターをとりに、ホクロくんと合流。
そのまま二人乗りして、夜中のドンキホーテで買い物。
なんか、妙に学生的なノリである。

特に、スクーターで二人乗りするということに、妙な親近感を感じる。
大学時代に、めっさ仲良かった大介(仮称)と、しょっちゅう二人乗りしていた名残だろうか。
あと、運転するほうも後ろ乗るほうも、お互い信頼関係ないと、怖いからね。

そんな妙な感覚を抱きつつ、再会を誓ってお別れ。
東京にはもう来ない気ではあるが、ホクロくんはじめ、こっちで知り合った人とは、つながりを持っておきたい。


今年はモトクロス用のバイクを本気で購入予定。
そのために、今のスクーターを売るつもりでいたが・・・いざ乗ると、こいつがかわいくて仕方ない!
まだ買って1年やし、僕にいろんな人間引っ張ってきてくれた相棒やし。
決心したはずのことを、いまだクヨクヨ考えております。