キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

もったいないたび

自分の中で、冷酒ブームが止まらない。
今週は酒を控えようとしていたのに、昨日も今日も通ってしまった。
まぁ、ビールだと「とりあえず一杯」のつもりが2~3杯飲んだり、アテも合わせて頼んでしまうので、ちびちび飲める日本酒のほうが摂取カロリーが少なくて済むのでよい。


そんなノリで今日のお話。
寄るつもりはなかったが、ついつい仕事も早く終わったので、地元の居酒屋へ。
お店に入ると客はゼロで、マスターと2人で話すこととなった。


夏季休暇の話題となり、おのずと僕のキックボード旅の話になる。
するとマスターも、えらく食いついてくれた。
こんな旅をしていて、多くの人に説明してきたからこそ、話をしたときの相手の反応で興味の程度がよくわかる。
そういう意味では、かなり強めに興味を示してくれていたとわかる。


ひととおり話したところで、ひとこと言われた。
「もったいない」


これは他の人にもよく言われる。
もったいないというのは、これだけ変なことしておいて、マスコミに一切取り上げられていないということだ。


確かにもったいない。
自分で言うのも恐縮ながらも、やはり相当ヘンなことをしている。
10年以上もかけて、4インチタイヤのキックボードで日本一周なんて、間違いなく他にやっている人などいない。
偉業というよりこんなB級ネタ、関西ローカルの番組なんかで取り上げられても不思議ではないだろう。


ってことを思いつつ、結局どうアピールしてやればいいやらわからない。
やっぱりどうせなら、ほんの一瞬でも目立ちたいですやん?


そんなわけて、どなたかええ感じでナイトスクープに依頼してくださいませ。

リメンバー「キックボード茨城→宮城」

「キックボード茨城→宮城」をアップしました。
http://tabi-boy.sakura.ne.jp/tabi/2019fukushima_kick/2019fukushima_kick01.html


震災から8年経っても、街だった場所が更地のまま。
そんな光景が広範囲に広がるさまは、本当に衝撃的だった。
この旅においては、やっぱりそこの印象が強い。


でもまあ、改めて振り返ってみると、本当に1日ずつが違った雰囲気というか。
特に観光地に目星をつけた旅をしているわけではないので、「毎日平凡だったらどうしよう」って出発前は思うんやけど、いざ始まれば何かしら目の前の情景は変化していく。
体力的にはしんどいばかりで、時には本気で逃げ出したくなるけれども、過去になったら楽しい思い出ばかりが強く残る。


ほんま旅っていいもんやな。
というのを、淡々と書き綴った旅日記をアップすることで、1ミリでも伝えられたらいいなぁ~、と思ったり思わなかったり。
キックボードだからこそ見える光景、存分にお楽しみくださいませ。


ってカッコつけすぎか。

 

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無題~孤独感と幸福感の間~

言わずもがなだが、ひとり身である。
元来ひとり遊びが好きなほうだったのでよくひとりで遊ぶことも多いわけだが、ここんところ本当に寂しさが強くなってきた。


孤独を感じる理由の多くは、まわりの友人がみんな結婚しているということ。
特に土日に遊びたくても、何だかんだで子どもが優先となり、遊べなくなる。
春先なんかは、ゼロとはいわないまでも、ひとりで過ごす週末がめちゃくちゃ多かった。


が、7月はそれの反動のように、休みの日に予定が続いた。
また、6月と7月はいろんな人と飲みに行けた。
その期間中に飲みに行けてないが、無理やり予定調整さえすれば飲みに行ける、なんて人もいるわけで。


何やねん、ぜんぜん孤独ちゃうやん!
などという安心感を、最近ふと覚えた。
だからといってひとり身を貫くとかそんな気は毛頭ないんだけれど、本当に最近の孤独感ってのが強くってね。
ひとり好きなくせに寂しがりって、なかなか厄介なヤロウやね。


それで考えれば、バイオリズムというものが存在するとするのなら、今はなかなかヤマの部分である。
この流れで、もっといろいろ動かなくては!

まいここはんBBQ&花火 2019

もうなくなってしまったのか、それとも誘われなくなったのか。
そんな不安を払拭するように、今年も開催された。
それが会社のメンバーで開催される、琵琶湖・近江舞子のBBQだ。


今回は、開催より1週間前からずっと近畿で雨続き、当日も雨の予報だった。
雨でBBQ・・・
しかも雨天決行だという連絡もあり、いつもより期待感がやや薄めであった。


いつもは1人で参加していたが、今回は隣の部署のIさんも参加したいとあり、2人で参加することとなった。
これは実に心強い!

 


午前11時に現地へ到着し、いつもとは少し違う場所へと向かう。
いつも特定の民宿を予約し、その前の陣地をとっていたのだが、2年前の「事件」のせいで、今回から場所が変更となったのだ。
事件については、長くなるので割愛するとして。


到着するや、すでに会社の人らが数名いて設営しており、すぐさま手伝いに走る。
ひととおりタープを建てたところで、買い出し組も到着。
あれこれしているうちに、BBQ開始。

 

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いつもなら初手からハイペースで飲みまくるのだが、最近飲み疲れて胃腸が元気でなかったことと、Iさんとゆっくりするというきっかけもあり、スロースタートとなった。
相変わらずこのBBQでしか会わない人も何人かいて、あいさつを交わすのは楽しい。


いつもはうちの部署のボスがひたすら料理を作りまくるのだが、今回はボスキッチンのテーブルを広めにしていたのと、働き者の若手集団がいたので、ボスは若手に指示を出すシェフのようになっていた。

 

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ありがたいことに、雨は降らず。
雲もかかってはいるものの、そんなに厚くはない。
琵琶湖の水は意外にも澄んでおり、ぜんぜん湖水浴ができるレベル。


途中から、恒例の「琵琶湖に人を投げ飛ばす」タイムが始まったので、カメラマンをするために琵琶湖に入る。
例年ほど派手な投げっぷりが見えなかったのは、みんな高齢化して力がなくなってしまったためか。
その反動か、体の軽い女性が投げられる際には、4回も連続して高く投げられていた。

 

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そこからは酒飲んで歓談して、であるが、あまり詳しくは覚えていない。
途中から、なかなかのペースで日本酒を飲んだためだ。
記憶があいまいになるのは例年どおりだから、まぁ問題ナシ。

 


最後はみんなで花火大会を見る。
例年に比べて単発が多く感じたのは、僕だけではなかったようだ。
露骨に景気が悪いんだなぁ。

 

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てな感じで、最後まで雨も降らずに楽しめた。
いつもはこのイベントが自分の中で「夏の始まり」と認識していたが、さすがに6月から暑い日が続いているので、むしろ「夏の終わり」すら感じた。
もちろん今から本格的な夏が来るわけだから、今年の夏はやたら長くなりそうだ。

同窓おとまり会 in 川湯温泉 ~その5~

朝食後、お宿の主人からおまんじゅうをいただいた、つづき。

 


お腹を満たしてからは、バスタオルを持参して河川敷へ。
というのも、川湯温泉というだけあって、川沿いに露天風呂があるのだ。
実は僕が外出した午前6時台から、宿のご主人が2時間くらいかけて清掃しているのを知っている。
というのも、連日続く雨により、浴槽がドロだらけだったそうだ。


浴槽に到着するや、裸になることを一瞬ためらう。
それはそうだ、露天風呂といっても、何の囲いもないのだ。
それどころか、まわりは家族連れがシートをしいてレジャーをしている。


人がレジャーしてんのにお前ら何してんねん、と思われないかなぁ。
とつぶやくと、ゴンタが訂正してくれた。
「人が露天風呂楽しもうとしてんのにお前ら何してんねん」だ、と。
なるほど、「タオルさえ使えば露天風呂OK」と明示もされていたので、確かに僕らは何の
落ち度もない。
そうとわかれば、躊躇(ちゅうちょ)なく服を脱ぎ捨て、タオル1枚で隠すモノは隠して温泉へ。


くさっ!
温泉のにおいというか、泥のにおいがする。
そして底にはしっかり、泥と枯れ葉の感触。
それでも、せっかくご主人が掃除してくれていたし、せっかく川湯温泉なので、たっぷり30分だか1時間だか、お湯を楽しんだ。
もちろん、露天風呂自体は気持ちがいいし、河原というロケーションもシュールで楽しい。

 

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たっぷり温泉を楽しんだら、宿でシャワーを浴びてから、宿の掃除。
もちろん宿泊施設なので掃除なんてする必要はないのだが、さんざんおもてなしを受けたのだから、できうる限りのお返しはしたかったのだ。
宿の主人は出稼ぎに奔走しており、最後に直接あいさつできなかったのは残念。

 


で、帰りは途中に「谷瀬の吊り橋」へ。
関西人なら言わずもがな、日本一長い吊り橋である。
高いところが苦手な僕であるが、足場がシースルーながらも、まったく余裕で渡れた。
歳をとって恐怖心がバカになったか?
それか、あまりに高い場所なので逆に実感がわかなかったか?

 

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そんなこんなで、午後6時に交野に戻って解散。
日記が5回にもわたったことから、いかに楽しんだのかは感じていただきたい。
あと、あまりによい宿なので、できれば他の人に知られたくないという欲張りな気持ちもありながらも・・・知りたい方はこっそり聞いてくださいな。

同窓おとまり会 in 川湯温泉 ~その4~

フリーダムな空間を満喫した翌日。

 


昼過ぎからずっとお酒を飲み続けていたが、午前6時過ぎという早い時間に目が覚めた。
眠気はまだあるものの、それより「散歩したい」という欲求に強く駆られる。
偶然にも、作三嫁と作三長女が玄関に出るタイミングであったが、あえて別行動をすることに。


雨は降っておらず、空は雲で覆われている。
宿の前に流れる川の上に、霧がかぶさるようにかかっており、何とも幻想的な雰囲気を醸している。


しばらく宿から歩き、建物が途切れたあたりに河原に降りられる場所がある。
河原に降りると、不思議な感情に包まれる。
というか、感情がなくなるというか。
心が無の状態というのだろうか、ちょっと形容が難しい。


例えば休みの日に家にいると、何のしがらみもなく過ごせる反面、他に何か有意義な過ごし方がないのかとか、他の友人は遊びに行ったりしているんじゃないのかなとか、何かしらの邪念に襲われる。
しかし、そういったものが一切ない。
それでいて、今自分が特別な場所にいるとか、特別なことをしているという意識も一切ない状態で、時間の感覚すらなくなるというか。


ううむ、やっぱりよくわからない。
オカルトとかそういう意味ではないよ。

 

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不思議な感覚とは別に、違った感情が芽生えてくる。
魚が捕りたい。
でもみんな起きてたら朝食タイムになるなぁ、と宿に戻ると、まだゴンタ一家が就寝タイム。
網をとって、再び川へ。


草場が少なく、それでも川の端をガサガサとさぐって、ちっちゃいハゼとエビを1匹ずつ。
釣果こそ残念だったが、相変わらず時間を忘れて楽しめるのがいい。

 


再び宿に戻ると、みんな起きていたので朝食。
食後ゆっくりしていると、宿の主人がやって来た。
手にしているのは、近くにある熊野本宮で売っている「もうで餅」。
いやいや、ただでさえ安く済ませてもらっているのに、こんなものまでいただけるなんて!
本当にここのおもてなし精神には、脱帽するばかりだ。

 

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つづく。

同窓おとまり会 in 川湯温泉 ~その3~

一棟借りの宿に入って至れりつくせりさに歓喜をした、つづき。

 


とりあえず和室の掘りごたつに集結して落ち着く。
8人宿泊を想定しているのに、掘りごたつに8人はギリギリ入らないなぁ、という精一杯の不満を絞り出すも、やはり興奮は冷め止まない。

 

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少し落ち着いたところで、カラオケが好きだというゴンタ長男を連れてバーカウンターへ。
通信カラオケと聞いていたのでカラオケボックスと同じマシンかと思いきや、デンモクらしきメニューパネルがない。
代わりにマイクにボタンがついている。
あっ、通販番組で見たことあるやつ。


試しに曲を検索するが、歌いたいものが全然ない。
カウンターに設置されている歌メニューを見つけるも、メニューどおりに番号を入れても曲が入らない。
さんざん調べてみると、どうやら通信ができておらず、機械にプリセットされている曲しか選べないらしい。


こうなると、歌える曲がない。
困っているところで一同がバーカウンターに集結し、ゴンタ長男を筆頭にみんなが歌い始める。
そういえば、このメンバーでカラオケしたことってはじめてだ。


僕は歌うことを諦め、代わりにカウンターのマスターを気取る。
昔っから、カウンターの奥に立つということに、なぜかあこがれがあったのだ。
お菓子を盛り合わせて出したり、ちょっとした料理をキッチンで作って持って行ったり。

 

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しばらくすると、バーカウンターには作三とゴンタ長男だけ残り、他はキッチンへ集結。
夕食の準備をして、ちまちまつまんではお酒を飲む。
カラオケ好きな2人は依然として帰ってこないので、時々食べ物と飲み物を運んでやる。
正直なところ、キッチンも椅子が足りず8人では狭いので、ちょうどよい。

 

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何このフリーダムさ?
好きなタイミングで好きなことができる。
キャンプとはまた違った楽しみであり、どこかキャンプに通ずるものがある。

 


順ぐりにお風呂にも入り、午後11時ごろにみんな力尽きて就寝。

 


もう少しだけ続く。