キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

日本酒フィーバー!野沢温泉~その4~

ハードスケジュールの末に仮眠するも、疲れがとれぬまま宴へ向かったつづき。

 


午後8時、一同が洋室へ集まりテーブルを囲む。
ひとり1本分ほどのビールと、あとはアルコール度数の強いお酒の数々。
それが次々と空いていくことがビックリだ。
みんなどんだけ酒強いねん!
ちなみに僕は、寝起きでイマイチ元気が出ないことと、ビール以外の飲み物を勢いで飲む怖さから、あまり飲めなかった。


話題は過去のこの会の回顧だったり、大学時代に同じ時間を過ごした人が多いのでその話などが多い。
だからといってアウェーではなく、時おり話をふってくれたりするし、ぜんぜん途中から入っていける。


やはり時間が経つにつれ場はエスカレートしてきて、しまいには大声で歌い出すメンバーも出てくる。
ちょっとやりすぎでは?と思いつつも、あまり面識ないので注意しづらかったりする。
それでも、しばらくするとそれも収まり、12時にはお開き。
あまり遅い時間にならなくてよかった、という安堵もあるが、何よりいちばん恐れていた「一気大会」がなかったのがよかった。
さすがにこの年齢で一気はキツいし、キツいからといってみんながやっていては回避できないし。

 

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翌日。
ゲレンデへ向かう予定だったが、体のダメージがひどい。
脚だけでなく、上半身までも痛む。
上半身は、スキーブーツのバックルを調整したり、ショートスキーを脚に巻くためのコードを付け外しするときに、変な力が入ってしまうためのものだ。
これらすべては、異常なまでに肥大化したふくらはぎが悪いのだ。


ゲレンデ行きは諦め、チェックアウトの午前10時まで眠る。
そこからは、ひとりで外湯と土産屋をめぐる。
本当ならバーなんかもめぐりたいところだが、さすがに朝からやっていないし、帰りに運転する可能性もあるので諦める。

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外湯はお客さんが少なく、のんびりと入れる。
といっても、お湯がクソ熱いので長湯はできない。
しかし飛び上がりたくなるほど熱いお湯に、それなりの時間浸かっていられるのが不思議だ。

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土産屋は何軒もあり、商品のバリエーションも多いため、見ていて飽きない。
また、雪の積もった温泉街に身を置いている、という情景に浸るのも心地よい。
そんなこんなで、2時間の自由時間はあっという間に過ぎた。

 


最後はおそば屋へ寄り、車を交代で運転しながら帰宅。
翌日も休みなのでよかったが、仕事だったら間違いなく1週間もたなかっただろう。

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1週間経った今も、野沢菜地ビールなど、大量に買い込んだお土産をいただいては余韻に浸っている。
なお、土産を買いすぎたために持ち合わせがなくなり、交通費もろもろの精算時にあつし君にお金を借りたことは内緒である。

日本酒フィーバー!野沢温泉~その3~

ひたすら体を酷使し、ヘロヘロのままゲレンデを下りたつづき。

 


夕食まではフリータイム。
団体で集まっていながら、こうしたフリータイムが随所にあるというのが、この会のステキなところだ。


汗を洗い流すため、まずはお風呂に向かう。
外湯に入るという選択肢もあるのだが、宿にある内湯が外湯と同じ成分の温泉とのことなので、内湯へ入る。
外湯と違い、まわりに気を遣ったり、洗い場が空くのを待ったりしないでいいので、非常に都合がよい。

 


団体行動ではないながらも、やはり何人かは行動を共にする。
ということで、風呂上がりは5人と子ども1人で、近くのバーへ向かう。
他のお客さんが全員外国人という、見事なアウェーっぷりが野沢温泉の面白いところだ。


みんなで写真を撮り合っていると、隣の年配外国人さんが声をかけてくれた。
言葉はサッパリ聞き取れなかったが、雰囲気だけで「写真を撮ってあげる」と言ってくれていることがわかる。
こういう、何気ないコミュニケーションも楽しい。

 

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そして夕食は、お宿の食堂で。
見た目こそ豪華ではないものの、一品ずつがおいしく、ごはんも食べ放題なので満足だ。
みんな酒好きなのにビールを注文しないのは、部屋に大量のお酒が待っているせいだろう。

 

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食後は再び、フリータイム。
午後8時までということで、もうひとっ風呂にもバーにも行ける時間がある。
にもかかわらず、僕が選んだのは、部屋での仮眠。
さすがに午前2時から起きて、さんざんスキー滑って、バーでお酒を入れた後に夕食で満腹となったら、起きていられない。


寝相が悪く、ヨダレを大量に流しているところをみんなに見られて大恥をかきながら、何とか目覚めて宴の場へ。

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というところで、つづく。

日本酒フィーバー!野沢温泉~その2~

ゲレンデへ到着し、ゴンドラを1本登ってから滑走。
まずは手始めに初心者コースを流そうと滑るが、いかんせんコースが長い。
絶えず太ももに負荷がかかり、1本目から脚が悲鳴を上げる。
一応、1週間前から柔軟体操やスクワットなどで体は慣らしたつもりだったが、まったく歯が立たない。

 

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2本滑ってからは昼食。
ゲレンデにはいくつもの食堂があり、中には外国人ウケを狙ったお店もある。
野沢温泉の町自体に、外国人が多いためだ。


そのうちの1軒、和風の食堂へと入った。
当然ながら、いずれもメニューは高い。
何より缶ビールが500円超えというのには驚きだ。
買ったけどね。


食べ物はカレーを注文。
スキー場のカレーって、たまに大アタリがあるので楽しみにしていたが、何とビックリ!学食レベル。
いや、ちょっと言い過ぎか。
野菜がたくさんで家庭のカレー感もあるのだが、期待していたのはコレじゃない。
まあカレーがまずいなんてありえないのだが、4ケタ出してるんだからもうすこしクオリティは高めていただきたい。

 

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昼からは頂上まで登り、そこから野沢温泉スキー場の名物とも呼べる、スカイランコースへ。
ここはとにかく、距離がクソ長い!
さすがにノンストップでは滑らないものの、滑るたびに再び脚が悲鳴をあげる。
途中で部活を思い出し、果たしてこれは本当に楽しんでいるのだろうかという自問すらしてしまう。
いや、もちろん楽しいんやけどね。


さんざん滑り、そろそろ帰ろうかというところで、仲間とはぐれてしまう。
どうもゲレンデのマップが頭の中に入っていないのと、疲れで頭がまわらず仲間がどこにいるか把握できないことが原因だろう。
結局のところ、はぐれたと思っていたら僕がひとり先に行っていただけらしく、最後は無事に合流できた。

 


ゲレンデを降りるところで、つづく。

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日本酒フィーバー!野沢温泉~その1~

午前1時45分起床。
過去に早起きは何度も経験してきたが、これほどまでに早い時間ははじめてである。
前日は仕事なので、当然ながら充分な睡眠時間は望めない。
それでも3時間は寝ようと早めに布団に入ったが、なかなか眠ることができず、結果として2時間そこらの睡眠となった。
それでも、時間になると起きられることが不思議である。


深夜の道を車で走り、待ち合わせの午前2時半には10分遅れで到着。
それでも、関西チームの4人が全体的にちょろっと遅れており、ほどよい時間での集合となった。


あつし君の車に乗り換え、高速を飛ばして途中で名古屋チームと合流し、さらに進む。
ジワジワと空が明るくなり「朝」を感じられる時間帯は、いつになっても神秘的である。
助手席に座った僕は一応ナビ係をしており、運転をお願いしている以上眠るまい、と思っていたが、最後のジャンクションを降りる10分前という大事なときに、不覚にも眠ってしまった。

 


野沢温泉「いまでや」に到着したのは、午前9時過ぎ。
すでに関東チームは到着しており、計11人(うち子ども1人)が集合した。
ちなみに、あと1名も合流予定だが、電車が遅延しているとのことで昼過ぎ到着となった。


部屋に荷物を移動すると、みんなが持ち寄ったお酒がテーブルに並ぶ。
日本酒一升瓶☓1、日本酒720m☓4、焼酎☓1、ワイン720m☓3、スコッチ720m☓2、ハブ酒☓1。
有志で持ち込んだものとしては、種類も量も多すぎる。
地方のスナックばりの充実具合である。
これは夜中が思いやられる・・・

 

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あいさつもそこそこに、すぐさま着替えてゲレンデへ移動する。
ゲレンデへの入口である歩く歩道「遊ロード」まで、5分ほど歩く。
しかしそこにたどり着くまでの登り坂に、一同バテる。
「もうあかん」「戻って温泉入ろう」というフレーズは、確か去年も交わしていたような。

 


いよいよゲレンデ入りだ、というところで、つづく。

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オンスイッチ、オフスイッチ

どうも僕の心には、オンとオフのスイッチがあるらしい。
ふだん何げに人と会って話をしているが、これは事前に「会う」ことがわかっているのでオンに切り替えているだけ。
通常はオフなので、不意に話しかけられたりすると、とっさに話が出てこない。
そんなこと、今まで何度かあった。


今日も例外でなく、会社帰りに、塾に通っているゴンタの息子に出会った。
とっさに僕から声をかけたものの、次の言葉に詰まった。
むしろ向こうから気をつかって、いろいろ声をかけてくれた。


中3にリードされる初老というのも、情けないものである。

ドランクライター

キックボード旅のように体力をあまり必要としない旅をするとき、最近は翌日のことをあまり考えずについつい夜中、深酒を飲んでしまう。
ノートPCを持参している場合、泥酔した状態で一心不乱に日記を書くことがある。
それこそ他に何もやることがないので、まあ捗る。
で、翌日になると書いたときの記憶があいまい。
そのくせ、しっかり前日のことが記録されていたりする。


書いた記憶がないのに、確かに自分の文章なのだ。
まるで過去から自分に宛てられた手紙のよう、という比喩はややズレてるかな?
何とも不思議な感覚なのである。


そう考えると、なかなかゴールの見えない昨年の旅日記のまとめも、泥酔した状態で進めると捗るのかも知れない。
自分はただ飲みまくれて楽しいし、翌日には文章が稼げている。
まるで夢のようではないか。


などとしょうもないこと考えてるヒマがあれば、少しずつでもしっかり作業を進めたらいいんだけれどね。
遅くとも3月中くらいには、しっかり済ませておかないと。

おひとりさま妄想

今年は「新しいこと・はじめてのことを月2つ以上」という目標を立てている。
1月は初めて行く地元の美容院へ行ったり、伏見で飲み会をしたりと、何とか達成した。
が、2月は今のところまったくメドが立っていない。


とにかく手軽なものでも、何かしないと。
そこで思いついたのが、近年よく取り沙汰される「おひとりさま」。
いわゆる「ひとりカラオケ」「ひとり焼肉」とか、本来あまりひとりで行かないところに、ひとりで行くというもの。
まあ貧相な発想ではあるものの、まずは質より量。
新しい刺激を受けることが目的なんで。


ということで、ちょろっと思いついたものをまとめてみた。

 


【ひとり回転寿司】
ひとりで外食はよく行くが、不思議と回転寿司だけは行ったことがない。
外食でいえば圧倒的にラーメン屋が多いのだが、健康だのダイエットだの考えると、寿司のほうが理にかなっている気がするんだけどね。
食べ過ぎてしまうというリスクは置いといて。
どうせ寿司なら回っていないもの、という気持ちもあるけれど、ひとまず回転寿司に挑戦してみたい。

 


【ひとり喫茶店】
世間一般の「おひとりさま」とはちょっとズレているけれど。
昔っからずーっとやってみたい、と思っていたこと。
というか、そもそもひとりで喫茶店にいる人って、何をやっているのだろうか。
それこそ人それぞれだろうけれど、例えば読書なら家でもいいだろうし、スマホならどこでもいい。
そう思えるのに、あえてひとりで過ごしている人がいるということは、必ずそこに何か特別な魅力があるに違いない!
というのを探ってみたい。

 


【ひとりBBQ】
これは去年に少し話題になってたかな?
流行に流されたくない僕が、流れたくなったほど興味がある。
ひとり旅でひとり自炊はしているけれど、わざわざ炭おこして肉焼いて、というシュールさがたまらない。
ただ、もちろんビールも飲むわけで、そう考えたらなかなか場所の選定が難しくて手が出ていないのだ。
ちなみに、すでにちっちゃいBBQコンロは入手済み。

 


【ひとり花見】
これほどむなしいもん、あるぅ?
という気持ちでいっぱいだが、花見ってメンバーとのスケジュール調整が大変な時期やし、満開を逃すことなんかしょっちゅうある。
それに僕個人の価値観として、季節ごとのイベントは大事にしたいという気持ちが強い。
そう考えると、理にかなっているように思えるのだ。
いっそ、ひとり花見&BBQというのもいいかも知れない。
地元には最高の花見スポットがあるし。

 


ぱっと思い浮かぶのは、こんなもんかな?
そもそも、たいがいの「おひとりさま」をすでに体験しているので、あまり選択肢がない。
意外と話のネタになりそうなのもあるし、やってみよう。