キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

今さら?今年のM-1

一時期よくM-1の感想を日記に書いていたけど、久しぶりに。
何だか大会とは違ったところで炎上しているさなかで、おおいに空気読めてなくてすいません。
個人的感想なんで、的を射てないところがあってもごめんなさい。

 


今回特に一番感じたのは、本格的にM-1が面白くなくなってきているという危機感。
いや、全体的には面白かったんやけどね。


M-1用のネタの形式」というのが、年々顕著になっているというか。
・つかみは早いほうがいい
・ボケの数は多いほうがいい
・後半で盛り上がったほうがいい
といったやつ。
漫才にはコンビによっていろんな様式があるというのに、コレに合致しないと上位に行けないって、漫才王者を決める大会としていかがだろうか。
この型を破って3位になったジャルジャルは立派といえるが、逆にいえばどうがんばっても1位になれないという危険性を強くはらんでいる。


あとはもっと前から思っていて仕方ない部分でもあるが、複数回決勝に来ているコンビの扱い。
「マンネリはアカン」という暗黙のルールは邪魔やなあと思うし、芸人も年々ヒネリを入れないといけないので大変やと思う。
和牛なんてネタが技巧的になった反面、笑いの数は年々減ってきていると感じるし。
以前からのフォーマットが封印されているようで、残念に感じてしまう。
「当日のデキ」で審査されるべきとうたっておきつつ、前年との比較とか普通にされているのにも矛盾感じるし。

 


ついでに、炎上中の騒動について。
芸人として面白いコメントをするという宿命を持っているからこそ、ああいった発言になってしまう上沼さん。
かたや人生を本気で捧げているからこそ、そういった冗談を冗談に受け取れない演者。
ここの摩擦だと思うので、誰が悪いとは言いづらいのではないかなぁ?
そこを問題視するなら、審査員のコメントをやめるとか、いっそポイント制をやめるべきだ。


それより、何でもかんでも「女性蔑視」という言葉につなげたがる空虚で愚かな現代の風潮が不快でたまらない。