本当なら正月のうちに済ませたかったのだが、諸々の都合で後回しにしていた厄払いにようやく行けた。
休日なのに久しぶりに早起きし、向かった先は石清水八幡宮。
最近あまり行けていないが、かつては毎年初詣をしていた場所である。
厄払いをするならここだと、昔から決めていた場所でもある。
いつもは電車で行くのでそこそこ時間がかかるが、車で行ってみるとわずか30分ばかりで到着したのには驚いた。
こんなに近い場所にあったのか。
駐車場から参道を進むと、絶えず1~2組の参拝客を見かける。
朝早くから人がいて、さすがは由緒正しい場所だなと感じる。
それにしても、すがすがしい。
純粋に朝という時間が気持ちいいというのもあるが、参道の静けさと、参道に宿る独特の神聖な雰囲気がそうさせているのだろう。
朝に神社を参るという習慣ってのも、アリではないだろうか。
登り坂をゼーゼー言いながら進み、やがて本殿へ到着。
納め札の返納場所が閉まっていたり、本殿両側の大きな破魔矢のオブジェがなかったり、祈祷申し込み場所が別の場所にあったりと、初詣のころと見た目が異なるのでやや戸惑う。
祈祷は1人で受けるのかとドキドキしていたが、僕含め3組だった。
前後にも絶えず祈祷客がいるのは意外だった。
待ち時間がほとんどないし、祈祷時間もほどよい長さで、これは初詣時に済まさなくてよかったと思える。
それからは境内を散策。
ほぼ毎年来ていた場所ながら、自分のペースで境内を隅々まで見てみると、新しい発見がたくさんある。
特に、明治時代の神仏分離までは本殿まわりにたくさんのお堂があったらしく、あちこちに跡地があることははじめての発見であった。
厄払いそのものより、そうした新しい発見が今回のいい収穫だった気がする。
ほんま神社とか楽しくなって、えらい歳とったものだと感じる。
ええことやねんけどね。