キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

ツエンティークロス

ただでさえ寝不足だというのに、午前5時半に起こされるのは、堪忍いただきたい。
とぼやいてみても、相手が地球とあらば、どうしようもない。

そんな地震のあった土曜日は、よりによって神戸で登山。
不条理なJR西日本の遅延・運休に腹立てながら、1時間遅れで待ち合わせ場所へ到着した。


今回の登山は、六甲山になるのかな?
新神戸駅から、「トウェンティークロス」という登山道を歩くコース。

いつもより平坦な道だ、と聞かされていたものの、いきなり急な石段が続く。
確かに途中、平坦な道はあれど、やはり坂道なので疲れる。
しかしながら、ほとんどの道がきれいに整備されていたので、初心者向けであることがわかる。

滝あり、ダムありと、景色の変化もおもしろい。
そして何より、沢渡りのできる箇所がいくつもあるのが醍醐味。
「トウェンティークロス」という名前の由来も、何度も川を横断することから来ているそうな。

余談だが、この日記のタイトルは決して誤字ではなく、標識によって「トエンティー」だったり「ツエンティー」だったり、まったくもって統一感がないのだ。

コースにこそハデさはないが、今回は休憩がほとんどなし。
それもそのはず、地震により1時間も時間が押しているからだ。
そのためだろうか、いつもより疲労感が大きい。


コースを途中で抜け出し、向かった先は「弓削(ゆげ)」牧場。
そしてランチであるが、なかなか高級なお値段である。
せっかく牧場なので乳製品と、ひとりでピザを頼んだ。
1,800円はランチとしては大金であるが、少なくともデリバリーではいただけないクオリティのチーズと、生ハム。
そこにビールとくれば、これ以上のごちそうはない。


ここで終了、ではなく、そこからはタクシーを使い、「スカイアドベンチャー」というアスレチックへ。
地上7mに用意された細い足場を、ハーネスという器具を取り付け、ひたすら歩いてゆくというもの。

もちろん、高所恐怖症の僕にできるわけがなく、見学。
下から見れば、意外にもラクやん、と思える。
が、こわばった表情で歩くメンバーを見ていると、想像以上に恐いんだろうなということがわかる。

あらためて、やらなくてよかったと安心。


そして夕方は、すぐ近くの「すずらんの湯」で汗を流し、そこのレストランで食事をして、解散。
のんびりしていた時間もあったが、久しぶりに体力のいる一日を過ごせた。

最後の最後まで、なぜかダイヤの乱れを復旧できないJRのおかげで、帰宅したのは12時前になってしまったが。