キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

蹴り登山

昨日は山に登ってきた。
といえば、この自粛週間に何してんねん!と怒られそうである。
しかし個人的には、「登山」ではなく「散歩」である。
山といっても近所の山で、小さなころから歩いているので道に迷うことはない。
何より、ちゃんとしたコースを進めばまずケガすることのない初級者コースである。


こんな前置きをしないといけないなんて、本当に世知辛いと感じつつ・・・

 


午前9時、家を出て走り出した。
いや、ランニングではない。
キックボードである。
家から登山口までは微妙に距離があるので、キックボードで移動することにした。


がしかし!
10分ほど走ったところで、日焼け止めを塗っていないことに気がつき、引き返すこととなった。
何だかんだで午前9時半に再出発。


登山口は隣町である津田の、国見山登山口を目指した。
これが意外に距離があり、登り坂となっているのでしんどい!
ようやく登山口に着いたころには、暑さも相まって汗ダクである。
そのまま休む間もなく、キックボードを折りたたんで登山口を進む。

f:id:kickboy:20200509181028j:plain


さすがに平日だし、登山客は少ないだろう。
などと思っていたが、3分に1人くらいのペースで人とすれ違う。
ほとんどがリタイアされている方で、散歩がてらなのだろう、軽装の人が多い。
すれ違う人の中にマスクを着用している人が何人かいたが、そこまで警戒するなら山に来ず家にいればいいのに、と思った。
花粉症対策というのなら、話は別であるが。

 


まずは国見山山頂へ到着。
ここへ来るのは、2度目。
木陰が少なく残念ではあるが、景観は見事だし、小さな鯉のぼりが飾り付けられているあたりが粋である。

 

f:id:kickboy:20200509181041j:plain


さらに進み、今度は交野山山頂。
こちらはさらに景観が広がり、岩の上から望む景色はいつ見ても感動する。
少し離れた場所で景色を見ていた男の人に話しかけられ、しばし談笑も楽しむ。
そう言えば、家族やテレワーク以外で、他人とリアルで話をしたのは久しぶりではないだろうか。

f:id:kickboy:20200509181111j:plain


また、女子中学生2人がジャージで登山に来て、「ヤバい!ヤバい!」を連呼。
どうやら、この山頂に来たのがはじめてなんだろう。
「きれい~、めっちゃ雲きれい~」
って雲かい!
などと、若人の感性は自由でいいなあと感じながらもじっくり体力を回復させる。


登山道を降りてからは、キックボードを準備。
というのも、去年から登山道の途中が私有地となって通行禁止となったため、県道を迂回しないといけないためだ。
徒歩なら20~30分かかるらしいので、キックボードの持参はおおいに助かった。


再び登山道に入ったところで、空腹感を覚える。
東屋を見つけて、お昼ごはん。
今回は自炊せず、「カレーメシ」と「ブタメン」をいただいた。

 

f:id:kickboy:20200509181150j:plain

f:id:kickboy:20200509181154j:plain

f:id:kickboy:20200509181157j:plain


再出発後は、下り坂が続く。
そのまま下山してもいいのだが、もうちょっと歩いてみたい。
ということで、今まで進んだことのない道へ足を運ぶ。


再び登り坂が続くと、すぐ先はゴルフ場の敷地に入る。
やはりどこぞの敷地となると、登山気分が失せてしまう。


ゴルフ場を越えると、国道をまたいで再び登山道・・・なのだが、閉鎖されている。
厳密には進入自体はできるのだが、先にある「星のブランコ」という吊橋が通行不可になっているとのことだったので、先に進めないのである。


ということで、ここで登山は終了。
キックボードで国道を下り、家に向かう。
国道は下り坂が続くので心地よかった。

 


そんなこんなで、家についたのが午後3時くらいだったかな?
部屋に入るや、すぐさま眠りについてしまった。
さらに今日も、朝はしっかり起きたものの、ヒザは痛めているし、何にもやる気の起こらない脱力感に襲われている。


体力の劣化なのか日常の不摂生なのかわからないが、情けなさを痛感する。