キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

集え、交高の民!

久しぶりの、台風直撃。
朝から晩まで、終始暴風雨に包まれた、土曜日の大阪。
暴風の日は家でおとなしく待機、と教育されていた子どものころの自分には、まさかオトナになって外出するとは想像もつかなかったことだろう。

そんな自分にも、ビックリである。
が、台風やのに人がいっぱいおるアメリカ村も、これまたビックリである。


そして足を踏み入れたのは、2ヶ月に1度の楽しみ、メタルDJイベント「Metal Shock」の会場。
開場待ちの客を出迎えた主催のmasaさんが、「台風やのにようけ来てるな~」と目を丸くしながら喜んでいたことが、印象的である。

本当に、台風か?
開始時刻の午後6時の時点で、すでに会場は20人以上もの客でにぎわっている。
いつもどおり、いや、何ならいつも以上の客の入りではないだろうか。


(※ここからしばらく、ちょっとマニアックかも)

ゴリゴリに激しい選曲の多いイベントの一発目は、意外にもエアロスミス「Eat the rich」。
あいかわらず、いつもどこかにひねりを入れてくれる。
そこからデフレパードと、古いものを重ねてくるあたりシブい。

他に意外性といえば、「定番すぎてかからんやろ」と思っていた、まさかのX(Japan)!
しかしみんなも定番好きで、スピーカからの爆音をかき消さんかのような、「紅」大熱唱!
ちょうど最近、カラオケ行きたい思ってたところやったし、僕も思いっきり歌った。
さらにカラオケの持ち歌である、ラウドネスの「Firestorm」もかかり、いつも以上にノドが痛い。

ひよ子さんのジャーマン&ヴァイキングも、会場をみんなでぐるぐる回せる、秀逸な選曲。
「ダサい曲ばっかり」と言っていたが、僕にはズッポシど真ん中の曲ばかりである。
あいかわらず、アーティストの勉強になる。

最後の、アイアンメイデンの選曲と、“マサエディー”の登場、というコンビネーションには思わず吹いてしまった。
しばらく、これが定番のパターンになるのではないだろうか。


(※マニアックおわり)

いつもはビールをガンガン飲むのだが、今回は2杯のみ。
ここんところ胃腸の調子が悪くて、さすがに酒が進まなかったのだ。
しかし、たった2杯でももの足りなさを感じないくらい、とにかく盛り上がった。
2日たった今でも、首の痛みが引かないくらい。

そして、みんなの熱気が見事台風を吹っ飛ばした・・・
と文章を締めくくれたらいいのだが、お店を出るなり暴風雨。
しょせん、目の前の現実は避けることができない。


早くも、2ヵ月後が楽しみである♪

参加に勇気が必要な飲み会には、大きく2つある。
1つは、参加者に顔見知りがまったくいないもの。
もう1つは、参加者のほとんどが、うす~く顔見知りなもの。

つい数時間前の飲み会は、まさしく後者である。
いわゆる、同窓会である。


今夜は、我が母校である名門・交野高校の同窓会へと足を運んだ。
幹事であるバンビーナさんとは最近mixiで仲良くなり、ありがたくもお誘いいただいたのだ。

同窓会・・・
正直、生涯で参加することは、ほとんどない。
参加を拒否しているのではない、誘われないのだ。

特に今回、高校時代の同窓会である。
高校時代、友人はめっぽう少ないほうであった。
そしてそのめっぽう少ない友人とも、卒業後ほとんど音沙汰なしの状態。
参加に緊張しないほうが、おかしいだろう。


などとグダグダ悩む前に、えいやっと思い切って参加表明し、夕方えいやっと飲み会の席へ。
ううむ、やはり顔見知りが少ない・・・
とりあえず、中学・高校と同じだった2人のいるテーブルへ着席。

しかし、座り位置が悪かった!
座敷全体でいえば、いちばん角にあたる席に座ってしまったのだ。
そのため、残り2人が隣のテーブルと話しているときに、距離的にそこへ入れず、完全に孤立状態・・・


というネガティブな面は、はじめだけである。
気をつかって隣のテーブルに近い席に誘ってもらったり、近況を引き出してくれたり、まわりがものすごくフォローしてくれる。
オトナの飲み会って、これだからありがたい。

受け身だけではイカンと、時おり別のテーブルへ入ってみたり、無理くりながら昔話の話題をふってみたり。
それでも孤立しているときに、バンビーナさんが絶妙のタイミングで話し相手になってくれたり。
想像していた何倍も、いろんな人といろんな話ができた。


案の定、というべきか。
高校時代に明るく社交的だった人は、どのテーブルへ行っても場を盛り上げる力がある。
卒業後も連絡をとりあっている者同志は、盛り上がり方が数段上である。

そこに嫉妬心を持つのではなく、内向的な自分の弱点を素直に認められるあたりに、30歳を過ぎた自分の成長を感じる。
そしてそれが自分への言い訳と気づいて知らんぷりしているあたりに、30歳を過ぎた自分もっとしっかりせいと感じる。


30人近くも人を集めつつ、連絡・場所設定・会計まで問題なく幹事業をこなしたバンビーナさん、本当にお疲れ様!
幹事やのに自分が酔って、会計や締めのタイミングを人任せにする僕は、いろいろ見習うべきである。

また次回も、期待しております♪