キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

キックボード青森→宮城(奥州街道)旅 ~観光地編~

人にもよるだろうけれど、僕はひとり旅のときに有名な観光地に寄るということを、あまりしない。
じゃあ観光をまったくしていないのかといえばそうではなく、無名な場所を探しては寄るようにしている。


ツーリングマップル」という、昔から愛用している地図には、そういう地味なスポットが地図上に紹介されている。
また、最近ではGoogleマップを見ている発見することもある。
もちろん、道路の看板を見て見つけることも。


今回の旅でもいくつか観光したものを、いくつか紹介したい。
本当なら場所の名前とか説明とか書くべきなんだろうけれど、それはちょっと時間がかかるので、写真と短いコメントだけで許して。
いつかWebサイトのほうにアップするんで。

 


八戸の市場。
朝になるとここだけでなく、近辺の市場がひしめくらしい。

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無名だけれど、やたら立派な神社。
個人的に神社は好きなので楽しめるし、日陰が多く休憩にはもってこい。

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座敷わらしで有名な「緑風荘」。
家事で全焼し4年前に再建されたので、見た目がやたらきれい。

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古いながらもそれなりに規模があり、しっかり手入れされたお寺。
こういうお寺も好きではあるが、緑が多い場所は蚊も多い。

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4つの槽が用意され、用途別に分けられた湧き水。
日本海側の東北~北陸にも同じような井戸があり、古きよき文化がこうして残っているのは感動すら覚える。

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宮沢賢治の育った教会のあった跡地。
ここを整備していたおじさんに、やたら熱く宮沢賢治を語っていただいた。

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観光地ではないけれど、やたらインパクトのあるイラストが書かれた食堂。
昭和チックなタッチと、イラストから感じられるストーリーもどこか昭和を感じる。

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唯一の有名どころ、中尊寺
写真では伝わらないけれど、けっこう坂を登った場所にあって、いろんなお堂があって見応えあり。

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昔のトイレ遺跡。
わざわざトイレを保存するセンス!

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どうやらダムらしい、化女沼
浮草がえげつないけれど、それが逆にきれい。

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キックボード青森→宮城(奥州街道)旅 ~天気編~

連日続く殺人的な暑さにもう、バテ気味である。
休みなのに外出する気の失せる毎日が続くが、現実逃避がてら、旅のときの天気について振り返ってみたい。

 


全体的に、やはり東北は涼しかった。
最高気温で30度くらい。
もちろんずっとキックボードを蹴っているので暑いのだが、日陰に入るだけで涼しさを感じられる。
涼しいから東北を選んでいるわけだが、改めて夏は東北より北でないと旅ができない、と再確認できる。


旅の前半は晴れだったが、後半はくもり。
そしてラスト2日は、雨。
夏に夕立以外の雨って、昔はそんなになかったのにな。
レインコートを着ると暑くて汗ダクになり、結局汗で濡れてしまう。
それならいっそ、と脱いだまま走ると、肌に当たる雨粒が常にストレスになるし、夏なのに体温を奪われて凍えてしまう。
なので、レインコートを着るかどうかを雨の強度で判断するという駆け引きが必要となるのだ。

 


ちなみに、旅に出たときはちょうど関西の梅雨が明けたころ。
大阪でもまだ今ほど暑くなかったので、体感的には旅明けの8/9にいきなり猛暑!に襲われたこととなり、何だかまだ体が暑さに慣れない。

 

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キックボード青森→宮城(奥州街道)旅 ~外食編~

お待たせしてすいません、ようやく旅の振り返りです。
旅中は早寝早起きがクセづいて、夜は日記を書く元気なく寝てしまっていたので。
ようやく日常の不摂生生活に戻りました。

 


数年前から、旅の夜は積極的に外食をするようにしている。
今回も8泊のうち6泊は外食したかな?


外食の目的は「地のものをいただく」と「交流」。
前者は申し分なく楽しめたが、後者が今回やや少なかったような。
お店は店構えを見て直感で入るようにしていて、今までそこそこアタリを引き当ててきたので、「けっこう目利きできる?」と慢心していた。
が、今回はボッキボキに心が折れた。

 


印象的だった外食を、2つ。

 


1つは旅の初日、八戸市の夜。
ここには「みろく横丁」という、ビルの隙間にある屋台村がある。
けっこう全国的にも、屋台村として有名だそうな。

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ここで食べ歩きをしたのだが、1軒目は全然だったのだが2軒目がよかった。
席に座るや、和服姿の女将さんがほんのり会話をしてくれる。
また、隣に座る人らが、めちゃくちゃ社交的に話しかけてくる。
はじめはオジサン集団だったが、次に新卒生だという若者。
しかもその隣に若いカップルがやってきて、そことも仲良くなる。
まぁ日本酒が進む進む。

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さらに隣の新卒くんと、その後バーへも寄った。
最後に会計したときには、すっかり午前さま。
金額も1万円超えと、おそらく大阪でもそんなに飲むことは少ない。


がっつり楽しめたけれども、当然がっつり二日酔い。
翌朝の午前中は、本当にもう頭ガンガンするし大変だった。
その後2日は、まったくお酒を飲めなくなるほど。

 


もう1つは、宮城県大崎市
1軒目は味がよく店員さんも気さくなんだが、ず~っと常連さんと話をしており、孤独を通り越して屈辱さえ感じた。
店員さんが全員若いからかな?


で、あまりに消化不良なのでもう1軒寄ったのだが、そこはご年配のお母さんがやっており、店構えも昔ながらのおでん屋という雰囲気。
しかしなぜだかやたら飲み物の種類が多く、ウイスキーだけで10種類以上もあり、バーのような品揃え。
まずそのミスマッチさがたまらない。

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ここのお店は何より、お母さんのトークが抜群にすごい!
入店時はご年配の常連さんがいたのだが、常連さんと話しながらも僕の方を見ながらちょいちょい解説をしてくれたり、話を僕にふってくれたり。
で、常連さんが帰ってからはずっと話をしてくれた。
どちらかといえば一方的なのだが、ぜんぜん聞いていて飽きが来ないし、ちゃんとこちらが話す間も作ってくれたり。


とにかく話術に脱帽した。
と同時に、若い店員のお店よりこういう高齢者向けのお店のほうがしっくりくる自分が悲しくなった・・・

充実のぐうたら

昨日は長い夏季休暇の最終日だったのだが、当然何をする元気もなし。
食べて寝て、ダラダラとテレビ見ながらパソコン触って、食べて寝る。
何とも自堕落でぐうたらな1日を過ごした。


いつもなら、「何てムダな時間を過ごしたんだ!」と強く後悔してしまう。
けれども昨日に関していえば、むしろ充実感でいっぱい。
がっつり1週間キックボード旅をこなすと、こういう不思議な時間が過ごせるのもうれしい。


1週間早めに夏季休暇をいただいたわけなので、当然今日は休み明けの出勤。
しかし今年に関していえば、初日早々テレワークである。
まぁ出社したらしたで、いつもより電車も社内も人が少なくてゆるいんだけどね。


旅の思い出日記を書きたいのだが、明日くらいには書く元気ができるかな?

走りきって奥州街道

無事旅から戻りました。
予定どおり、青森県八戸市から宮城県仙台市まで、キックボードで走破しました。


旅の感想をひとことで言えればいいんだけれど、まぁいろいろあったようで、なかったようで、一貫性のあるテーマがぱっと思い浮かばない。
ただ感じたのは、昔ってとにかく距離にこだわってひたすら走っていたけれど、最近では寄り道やグルメを楽しむことができている。
この変化って、旅を始めたてのころから理想としていながらもできておらず、少しずつ理想に近づいているような気がする。


あかん、何か変な精神論になってしまった。
まだ旅の余韻が強くて、テンションが間に合ってないかも。


ということで、また落ち着いたらちょっとずつ、旅の感想を小出しにしていこうと思う。

 

とりあえず明日は1日療養しよう。

ソーシャルディスタンス旅

しばらく旅に出ます。
さがさないでください。

 


正直今回は、旅をしていいのか悩んだ。
この時期の急激なコロナ患者増加は、個人的に大きな疑念を抱いている。
しかし世間は、決してそうは考えていない。
ましてや僕が住む大阪は特に増加率が高く、感染者の少ない地方都市からすれば危険を感じることも納得がいく。
もちろん、僕自身が無自覚のままコロナホルダーになっている可能性も否定できない。


やはり旅は自粛するべきか。


しかし冷静に考えると、僕のキックボード旅は人との触れ合いを目的としていない。
1週間まるまる人と話さないなんて、ザラにある。
日本政府もGW時は自粛を呼びかけていたが、今はむしろ大金をかけて旅行を促進している。
これ以上、自身がいちばん楽しいと思い大事にしていることを、自粛するべきなのだろうか。


葛藤の末、旅を決行することにした。
もちろん、人が殺到している観光地や飲食店は、可能な限り避けるつもりだ。

 


前置きが長くなった。
今回の行き先は、東北である。
青森から南下して、宮城まで。


ええ、去年の夏と同じ。
ただし去年は海沿いを走ったが、今回は内陸部を走るので、ルートが違う。
今まで基本的に海沿いを基準としていたので、ある意味新たな試みでもある。
ちなみに東北を選んだ理由は、去年も書いたとおりだが、近年の猛暑では北海道か東北しか走れる場所がないためだ。


距離も1日60キロまでにした。
かつて80キロ走っていたので、かなりゆとりがとれる。
これはひとえに、身体と体力を歳相応に対応したため。

 

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いつも旅前には何かしら不安を抱くものだが、今回はやはりコロナの影響が不安。
コロナそのものよりも、やはり冒頭に書いたようなこと。
今までの旅のように、声かけられたりもしにくいやろうし。
本気で怒って来る人もおるやろうし。
それでももう、着々と準備を進めた以上、今から中止にもできない。

 


というわけで、とりあえず楽しんできます。
緊急事態宣言出たり、天気がすぐれなかったら、たぶんすぐ戻ってきます。

舞鶴おさかなドライブ ~その2~

舞鶴で新鮮なお魚ランチにご満悦した、つづき。

 


食後は大六丸のすぐそばにある「道の駅 舞鶴港とれとれセンター」に寄る。
施設内に市場とみやげ屋があり、市場で売っている魚は基本的にその場で食べられるという場所だ。
もともとはここでランチしてもいいかな、とも思っていたが、やはりフードコート的なシステムだし観光スポットだし、密が怖くて遠慮してしまった。
結果として、平日ということもあって客がまばらだったのだが。

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客が少ないとはいえ、市場の雰囲気は何だかいい!
やっぱり日常では見ることができない光景やからね。
明らかに僕より若いネェちゃんが「兄さん買ってき~すぐ焼いたるで~」とタメ口なのがやや引っかかったが。

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ひととおり鮮魚を冷やかしてからは、土産屋に寄る。
別に旅行ってわけでもないのだが、ついついいろいろと買い込んでしまう。
どうも土産屋というもの自体も、個人的な趣向だったりする。


さらに駐車場では、大陶器市なるものをやっていたので覗いてみる。
陶器なんてまったく興味はないのだが・・・
あれっ?
何か面白いぞ。
同じに見える皿もよくよく見ると模様が微妙に異なり、1点ずつしっかり手作りなのがわかる。
それでいて、いろ~んな形や模様が用意されている。
思わず欲しいと思ったものがいくつもあったものの、実家暮らしだし母と2人暮らしだし、すでに皿は家に売るほどあるんで何も買わず。
結婚したらハマりそうだなぁ~。

 


海を見よう!
と、今度は地図とにらめっこし、海が望める場所を探す。
舞鶴は湾となっているので、がっつり「海!」を見るには少し離れなければいけない。
そんなわけで、車で30分ほど走って「竜宮浜海水浴場」へ。


海岸近くには、コロナがどうこういう看板がいくつもあり、やはり外から来る人の警戒は解かれていない。
海岸にいても、何か注意とかされそうだなぁ。
などと思いつつ、海岸のすぐ脇に車を止め、防波堤を越えて砂浜に立つ。


ああ、海やぁ。
昔はただ磯臭いだけで好きではなかったが、今は純粋に癒やされる。
それにキックボード旅では海沿いを走るのだ常となっており、そういう意味ではGWに海を見られなかったのでちょうどいい。
10分くらいで飽きるかな、と思いきや、気がつけば30分くらいボーっとしていた。

 

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午後2時過ぎから帰路へ。
ちなみに行きも帰りも、高速は使わず下道である。
貧乏性ということもおおいにあるが、下道のほうがいろんなお店や景色があって好きだということもある。
いくつか寄り道をしながら、午後7時に帰宅。


遠出は本当に久しぶり。
やはり遠くへ行き、知らない景色を眺めるっていいものだなぁ。
もちろんコロナへの警戒は自分だけでなく他人にもあるので、まだ気軽にとはいかないものの、人に迷惑がかからない程度に遠出は増やしていきたいな。
やはり旅がないと、自分を保てない。