キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

日本酒三昧?京都飲み ~その2~

京都でアタリのお店2軒まわった、つづき。

 


3軒目は、10分ほど歩いたところのお店。
2軒目で仲良くなったお客さんに教えてもらったところだ。
地味な雑居ビルの2階にあり、看板も店名がひっそり階段にあるだけで、教えてもらわないととてもたどり着けない場所だ。


店内は抑えめの照明で、京都らしい和の雰囲気。
こちらもこぢんまりとした広さで、日本酒がたくさん並んでいる。


店員さんがめちゃくちゃ日本酒に詳しいみたいなので、入店後しばらく耳を傾ける。
わからんっ!
話がマニアックすぎて、とてもついて行けない。
さらに近年の日本酒については散々グチをこぼし、もはやうかつな発言すら阻まれる。


僕らの隣には2軒目にいたお客さんがいて、徒歩くんと話している。
はじめからそこの話に混じっていればよかったのだが、すっかり乗り遅れてしまった。


居づらい!
しばらくどこにも属せない時間が流れ、完全に孤立してしまった。
いや、誰が悪いとかではなく、こういうときに自分から流れを作れない僕が悪いのだ。
自己嫌悪と相まって、ちょっとトーンダウンしてしまった。


にしても、店員と対話できないこのお店には二度と来ないだろうな。
日本酒がマニアックなレベルまで好きでないと、なかなか立ち寄れない。
ちょっとネガティブな感想なので、店名は非公開。

 


来た道を戻り、4軒目は「Frontier bar」。
こちらは以前から京都で飲んだとき、徒歩くんとよく来ていたお店である。
ただコロナ以降は来ることができず、もう3年以上ごぶさたである。


入店したときは、当然ながら一見さんのように改まった接客。
しかし話をしているうちに、徐々に思い出してくれたようだ。
本当に思い出しているのかな?とはじめは半信半疑だったが、「キックボードの人」というキーワードが出て確信した。
前から思っていたことだが、すげえな記憶力。


少し珍しいスコッチをいただきながら、しっぽりと徒歩くんと語り合う。
ここは本当に居心地がいい。
ついつい時間を忘れてしまいがちだが、前回徒歩くんと飲んだときに終電を逃した経験があったので、時間だけはこまめに確認。
何とか無事、終電で帰ることができた。


4軒巡った割には、今回はお酒の量もフードの量も少なめだった。
日本酒を飲んだのに、翌日まったく残らなかったのも珍しい。
なるほど、こういうペースで飲めば日本酒も怖くないのか。


あと3軒目は、徒歩くんにも心配をかけて申し訳なかった。
早いうちに空気を読んで自分のポジションをとるという、大人な飲み方をもっと身に着けなければいけない。