布施へ飲みに行くつもりが、思わぬ人身事故で予定が押した、つづき。
布施に到着したのは、午後6時。
何だかんだで本来より30分遅れくらいで済んだ。
あつし君は、仕事でもう少し遅れそう。
ピースケさんは、あと15分で着きそう。
さて、どうしたものか・・・
などと迷うことなく、気がつけば足は商店街へ。
10分あればさくっと一軒寄れるだろうという、酒飲みのイケナイ発想である。
0次会「小西酒店」。
昔ながらの酒屋みたいな外見で、のれんをくぐると、がっつり立ち飲み屋になっている。
お客さんは見事なまでの高齢者だらけで、場違い感がビシビシと感じる。
メニューはカウンター越しにあるホワイトボードに書いてあるが、カウンター前にある透明ナイロンのせいで見づらい。
品揃えはなかなかあり、旬な肴も多い。
とりあえず1杯だけなので、量的にもちょうどよいホタルイカを注文し、大瓶を1本。
お店のおかあさん達は、実に愛想がよく手際もよい。
急ぎ目にビールを空けていると、隣の3人組に声をかけられる。
LINEの操作がわからないとのこと。
声のかけ方も、「すいません」とかの断わり文句もなくいきなり「これどうすんの?」という距離の詰め方が、立ち飲みらしくていい。
見事解決したら、「兄ちゃんビールか?すいません1本出したって」と勧められるが、待ち合わせまで時間がないし、さすがにそれは断った。
というか、お店のほうが「他人さんやんね?それはダメ」と阻止。
実質10分そこらだったが、隣の人と話すという立ち飲みの醍醐味を味わえて、濃密な時間を過ごすことができた。
ここはぜひとも再訪して、もう少しゆっくり楽しんでみたい。
つづく。