キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

廃墟サミット in 布施 ~その1~

コロナになってからも比較的よく会っていると思っていた廃墟仲間とも、気がつけば5か月ぶりの会合となる。
金曜はピースケさん・あつし君と3人で、布施で飲むこととなった。
3人とも住んでいる場所が離れているため、集まるには市内が都合いい。
しかし市内は飲食店が午後9時までしかやっておらず、市外で集まれるところを探していたところ、布施に落ち着いたのだ。

 


金曜日はわざわざ時間給をとり、テレワークだったので家から出発。
早めに行って一杯ひっかけよう、とウキウキしていたのだが、電車の乗換駅で異変が起きた。


乗換駅で電車が到着したはいいが、ドアが開かない。
かれこれ5分ほど待ったかな?
異様な空気が流れはじめたころ、ヘルメットをかぶった作業員が何人も到着。
慌ただしく前方車両でゴソゴソとし、やがてこちらに向かって声をかけてくる。
接触事故があって、電車運転見合わせます。1時間はかかります」


ええっ?
僕の立ち位置から、わずか200mほど左手での事故だ。
周囲の噂話に聞き耳を立てると、急に人が飛び降りたという話もあがっている。
ということは、電車待ちの場所をたまたまそこにしていたら、飛び降りを目の当たりにしていたかもしれない。

 


いやいや、それよりどうしよう?
電車が止まっていれば、動きようがない。
とりあえずスマホで調べてみると、バスが動いているらしい。
しかも運よく、布施行きである。
運がいいというのか、悪いというのか。


せっかく時間給までとったのに、遅れるなんて・・・
とはじめは思っていたが、逆にいえば1本でも遅い時間に電車に乗っていれば、本当にどうしようも動けない状態になっていた。

 


バス待ち中、至るところからサイレンの音が鳴り、消防車がロータリーに入ってくる。
えっ、救急車ちゃうのん?
消防車2台とJRのワゴン車1台がやってきた後に、バスが到着。
バスの運転手も、殺到する客に何ごとかと驚く。


満車になったバスは、出発しようもロータリーの消防車が邪魔で進めない。
えっ、ホンマに動かれんくなる?
それならいっそ、放出のいつものお店で、電車が動くまでひとり飲みしよっかな?
などと思っているうちに、何とか消防車をすり抜けて出発。

 


つづく。

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