どこを歩いても、桜。
1年のうちわずか1週間くらいしか味わえないこの光景を眺められるのだから、この時期の散歩は本当に楽しい。
なかでも、我がまち「交野」は、とりわけ桜の本数が多い！
もしかして、日本でも屈指の密度では？
というのは、やや地元びいきな意見なのかも知れない。
ただ、桜が多いということは、本当である。
日曜日は、昼から弁当を持参し、妙見坂へ。
この妙見坂というのは、地元でもダントツの花見スポットである。
毎年「ここで花見をしたい！」と思いながらも、けっきょく立ち寄ることなく散る、というもったいないことをしている。
小さな小川と、その脇に無数の桜。
などと、文字で書いただけでは伝わるわけがない。
ただ言えるのは、えんえん続く桜並木の光景は、どこの花見スポットにもひけをとらない神秘的さ。
というか、ここが花見スポットとして無名であることが、本当に不思議なくらいである。
何より目をひくのが、マナーのよさ。
会場には、ごみ箱は用意されていない。
にもかかわらず、ごみが放置されたりしていない。
また、爆音で音楽を鳴らす奴もいない。
外から来る人が少なく、地元民同士の共有スペース、という意識が強いためだろうか。
また、場所が比較的空いている。
6人くらいのメンバーだったら、昼過ぎに行ってもじゅうぶんよい場所がとれる。
ううむ、平和。
平和をかみしめながら口にする液体が、残念ながらみそ汁である。
車で来たのだから、致し方ない。
アウトドア用の小さなコンロでお湯をわかしてはみそ汁を飲み、おかずをあぶっては食べ。
これはこれで、手軽にアウトドアが楽しめて、よい感じ。
来週は、土曜日は大阪城公園で花見だし、日曜日は酔いつぶれているし、またここで花を見るのは来年かな？
来年こそは、ぜひともここでビールをいただきたい。
