キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

著作権

先日本屋へ行って、ある雑誌を見つけた。
ニンテンドーDSで、スーファミやらプレステのゲームをやる方法が、詳しく書かれたものだ。
ただ首をかしげたのは、そのスーファミやらプレステのゲームを、特殊なロムにコピーして使うといことだ。
ソフトをコピーする行為は、当然ながら違法行為だ。

また別の本を見ると、今度は無料でMP3(音楽)をダウンロードするための雑誌。
何と驚くことに、無料で音楽をダウンロードできるサイトが、堂々と紹介されている。
そのサイトは企業のものではなく、違法でアップロードされた音楽を集めたサイトだ。
しかも、「中国サイトなので、サイト自体は違法性がない」みたいなことが、書かれていた。

なんかねぇ。
ええのん?
ネット普及によって著作権問題が増加しているさなか、明らかに著作権侵害を助長している雑誌が、平然と本屋に並んでんねやで。
1冊や2冊ではない、そういうのが何種類も並んでいるのだ。

よくアジアの国に取材し、バッタもんをネタにしたテレビなどがある。
ピカチューっぽいけど顔がヘンとか、絵がハットリ君やのにロゴが「パーマン」であるTシャツとか。
「アジアやもんなぁ~」と、こういうのを見ると何ともいえない笑いがこみ上げることがある。
ただ、これが日本で行われていれば、たちまち大問題となる。
とても笑えたものではない。


やっぱり動画なり音楽なり、人が作ったものを楽しむ場合、原則として何らかの代償は支払わないといけない。
無料でダウンロードするって、万引きしてんのと同じやからね。
技術ばっかり先行させず、こういった著作権侵害に対して法は過敏に反応して欲しいし、情報モラル教育をしっかり定着させていただきたいものだ。