キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

月に想う

ちょっとナルシスティックなタイトルをつけてしまったな。
「月」について、ちょっと思うこと。

 


昨夜は十五夜ということで、ネットやニュースでそこそこ月が取り上げられていた。
ガラにもなく、昨夜は会社帰りに月を見ながら、幻想的というのか感慨深いというのか、何とも形容しがたい独特な気分になった。


そういえば、近年は何かと月が注目されがちやな、と感じる。
とりわけ明るく見える「スーパームーン」とか、ひと月に2回満月を迎える「ブルームーン」とか。
あと、金星だか土星だかが月に最接近する、なんてイベントも最近あったし。
こういうイベントがあるときは、躍起になって月を眺めては、月の存在を味わって楽しむ。


でもね。
少なくとも月に一度は、満月を迎えるわけだ。
天気にもよるが、月に12回は月のいちばんいい状態を楽しむことができる。
満月でなくても、前後1~2日はシロウト目に満月とあまり変わらないので、月を楽しむチャンスはけっこうある。
にもかかわらず、月を楽しむ機会が年に1~2回っていうのが、あまりにもったいない気がする。


これだけ日本人の心がグラッグらに揺らす力のある月を、もっと楽しむイベントが増えないものだろうか。

第2のブログ・考

今年の目標として、「新しいWebサイト立ち上げ」というのがある。
それを諦めようと思う。


そもそもこの目標は、今年だけではなく、もっと前からずっと掲げていたことだ。
それがまったく進展しないのだから、これ以上はムリだろう。


一応、やり始めてはいたんやけどね。
デザインや見せ方という部分で悩んだり。
そこそこ妥協してアップしても、まったくGoogle検索に引っかからなかったり。
モチベーションを保つことができなくて。

 


そんな理由を考えたときに、Webサイトではなくブログにしたら解決するかなと。
レイアウトはほぼ考える必要ないし、デザインもぱっと見のイメージは手軽にカスタマイズできるし。


検索も、おそらく有名どころのブログを使えばぼちぼちヒットされやすいはず。
余談だが、このブログでも1日平均20や30アクセスはあるし。


ある程度ブログで記事作って、「やっぱりWebサイト作ったろ!」と気変わりしたときも、たぶんエクスポート機能とか使ったら記事を流用できるやろうし。

 


というわけで、このブログと同じく「はてなブログ」を使うか、「アメーバ」使ってみるか、その他のブログを試してみるか、これはこれでまた迷うだけで時間を費やしそうである。

 


追伸:
なお、作りかけのWebサイトは一応次のとおりアップしている。
これだと、ブログで実現できそうやね。

http://mini88.o0o0.jp/

爽快ウォッチ

先日少し触れた、腕時計のお話。


おそらく新しい腕時計を買うとなれば、選定だけで1か月や2か月は余裕でかかるだろう。
それよりも、今持っているやつのベルト交換をして、しっかり「使える」状態にしたほうが先決だ。

 


しかし、ベルト交換なんてしたことがない。


自分でやったほうが安上がりだと聞いたことがあるが、サイズとか種類の選び方がわからないし、色も似合うかどうかがわからない。
かといってお店で交換をお願いしようにも、どこのお店がいいのかわからないし、変にボラれそうな気もするし。


悩んだあげく、「純正品をネットで買って自分で交換する」にした。
純正品なら、少なくともサイズや種類・色は間違いない。
若干高めになってしまうが、逆にそれがブランドとしての価値を担保してくれる。
ベルトの交換方法は、ネットを調べてみたら意外にも、ごていねいに説明されていた。

 


ということで、交換してみた。
汗っかきの体質を考慮し、皮をやめてラバーに。

 

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おお、見事に生まれ変わった!
思っていた以上に色が明るすぎるかな?
でも、むしろ原色バリバリの服を着ているときにも使えそうだ。

 

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お決まりのセリフだが、もっと早いうちにしておけばよかったな、という気持ちでいっぱいである。

彷彿!ウォッチ熱

最近、無性に腕時計が欲しくなっている。
きっかけはよくわからない。

 


腕時計といえば、30歳のころ購入したハミルトンを持っている。
「30歳の節目に!」と、たいした収入もないくせに、見栄で買ったものだ。
今でも大事に重宝している・・・・といいたいところだが、最近は年に数回はめる程度だ。


理由は、ベルトの劣化。
皮ベルトを使っていたのだが、いかんせん汗っかきなので、半年もしないうちにボロボロになった。
異臭もするので、日に日に使わなくなったのだ。


もっといえば、色も理由の1つ。
オレンジを基調としたものなので、私服にあわせにくい。
スーツを着ているときはネクタイもオレンジなので何とかあっていたが、転職して私服出勤となってからね。

 


話が少し横にそれた。
欲しいきっかけを考えたときに、もしかすると40歳という今の年齢に、何かしら「節目」の物証を欲しがっているのかも知れない。


いろいろ考えてみて、欲しいものがおぼろげに見えてきた。
ミリタリー系がいい。
緑色の、カーキというのかな?
ふだん着ているアメカジに、あわせやすそうだからだ。


また、アウトドアでの活動もそこそこ多いので、できれば防水性なんかもあればうれしい。
一応「節目」ということだから予算も思いきりたいところだ。

 


そんなこんなで、先日書いたバイク同様、高いモノ購入の妄想を楽しんでいる今日このごろ。
「金持ちやなぁ」とか言われたりもするが、金持ちならバイクでも腕時計でも、こんな考え込む前に買っている。
1万円以上するモノにはとことん躊躇(ちゅうちょ)するあたりの貧乏性を評価していただきたい。
いや、別に評価しなくていいが。


今のところ、候補はTIMEXのやつ。
シンプルなデザインがたまらない。
ただ、友人ゴンタが僕の理想に近いやつを持っていたので、かぶってしまいそうというのがネックだ。

 


何かいいものないかな。

バイク熱、再び

ちょうど1年前に抱いていた「バイク買い替え」熱が、ここにきて再燃している。


なお、昨年に熱の上がった理由が、愛車BW'S100の相次ぐ不良。
熱の下がった理由は、修理による不良箇所回復。


そして今回の再燃の理由が、修理した不良箇所がまたおかしくなったから。
さすがに「もう一度修理を!」という気分にはなれず、これが寿命だと諦めざるを得ない。


バイクといっても、何だかんだで買い物など日常的な使い方がほとんどなので、大きなものを買おうとは思わない。
それでいて、なんちゃってでもオフロードが走れるものがいい。
ちなみにその条件に合致するのが、前回も欲しいと思っていた「クロスカブ」というもの。
110ccなのに2人乗りできないという仕様が唯一の欠点だが、何より燃費とタフさに定評のあるカブという安心感もたまらない。


ただ、今から寒くなる時期だし、自身の経験上バイクは乗らなくなってしまう。
ということで、買うなら次の春だ。
それまでにクロスカブの値段が下がっていたり、はたまた他に自身のツボにはまるバイクが出現することを願いたい。


高価なものを欲しくなるこのモンモンとした気持ちが、実にたまらなく気持ちがいい。

書き方、ちょっと変えます

今の自分の文体には、ちょっと満足がいかない。
特に旅のくだりに関しては、読み返すと淡々としすぎていてスカスカな印象がある。
プロの旅日記のような臨場感もない。

 


原因の1つが、テクニカルライターという職業柄のクセだ。
可能な限り一文を短くする、ということがクセになっている。
また、文の途中に「、」を多くつけてしまう。
結果として、淡々とした感情に乏しい文章になっているのだ。


もう1つが、一段落を4行までに収めるという縛りを作っていること。
そう書いたほうが読みやすい、と、昔どこかの記事で読んだことがあり、かなり前から実践しているのだ。
これだと冗長的になりづらくはあるのだが、逆にしっかり情報を載せておくべきところで、情報が途絶えてしまっている。


まずはこの2点に縛られないようにしたい。
そう書いていながらも、結局まだまだクセが残りっぱなしだけれど。
変に意識しすぎて、文体がめちゃくちゃにならない程度に、徐々に変更していきたい。

 


あと冒頭に書いた「読み返す」というところでいえば、ふだん日記を読み返さない。
かなり後になって読み返し、「何じゃこら」と赤面しそうな文章になっていることが非常に多い。
読み返さないことには、自分の文章の欠点に気づかないので、成長が望めない。
わずか1分そこらの手間を、省略せずしっかり徹底したい。

さぬき広島・手島遍路と旅ねこ生活~その7(最終回)~

絶望的に険しい山道を登って後悔しまくった、つづき。

 


ようやく坂がなだらかになったところに、標識がある。
左へ行けば心経山、右へ行けば目的の王頭山。
「これ本当に山道か?」と思えるほどの険しい道を進んできたので、順路が確認できただけでも、かなり安心感がある。
落ち葉だらけで腰を降ろせはしないが、しゃがみながらひと休憩をする。

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そこからは木々を抜ける道で、先ほどのようなヤブはなくなる。
ようやく、ちゃんとした登山道を歩ける。
と思ったが、標識がほとんどないし、似たような道の分岐が続いているため、どれが登山道なのかがわかりづらい。
たまに木に貼られている赤や白のビニールテープが登山道の証だ、ということを辛うじて知っていたので、何とかそれを目印に進む。
それでも、数か所で曲がる場所がわからなくなる。

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いったん下り坂が続いてからは、再びヤブが深い登り坂となる。
あいかわらずクモの巣が多く、登山というよりは道をメンテナンスしている感じだ。

 


やっと、海の景色が見える場所へ到着。
しかし、一歩道を踏み外せば冗談抜きで「死」を覚悟しないといけない危険な場所だ。
ただでさえ高所恐怖症なのに、怖くてたまらない。


すくむ足を何とか進めていくと、まさかの行き止まり。
ムリやり上方のヤブへ進むと、そこに登山道が左右に延びる。
なるほど、単純にどこかで道を間違ったようだ。

 


そして、山頂。

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厳密には山頂より少し歩いた場所にある展望台で、ひと休憩する。
丸い岩がいくつかあり、決して広いわけではないが、ちゃんと景色を見下ろせて達成感はじゅうぶん味わえる。
暑さと疲労で、かなり長めの休憩となる。

 

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下山する道を進むと、すぐに「王頭砂漠」と呼ばれる場所にたどり着く。
丸い岩がいくつもゴロゴロ転がっており、足場は名前のとおり砂地となっている。
なかなかいい景観で、ここでも少し休憩をする。

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あとは下山。
あいかわらず深いヤブを進むわけだが、やはり下り坂なので早い。
といっても30分は歩き続けることとなった。

 

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下山後は、江の浦を経て立石の集落へ向かう。
ここから、お遍路の続きである。


前回見つからなかった石仏が山手のほうにいくつかあるらしいのだが、その山手に続く道がわからない。
ある程度目星をつけていた道は、雑草が深く生い茂っていて、完全に道がふさがっていた。
さすがに今から、雑草をかき分けてまで深い山道には入りたくない。


結局、最後の88番だけを巡って、半年またぎの結願。
1番にお礼まわりをしてからは、お宿に電話して迎えに来てもらうことに。
本当は迷惑もかけたくないのでバスに乗るつもりだったのだが、すっかりバスを乗り過ごしてしまったのだ。

 

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宿に戻ってからは、3時間以上の自由時間。
がっつり昼寝してやろうと思っていたが、シャワーを浴びて部屋と台所の片付けをしているとどんどん時間が削られていき、結局1時間ちょっとしか眠れなかった。
日常生活って時間がかかるものだなと感じる。
ふだん家事をしない環境で暮らしているので、なおさらである。


それはそうと、普通の宿なら午前10時ごろにはチェックアウトが必要なのだが、夕方近くまで長居させてくれるのはありがたい。

 


そんなこんなで、午後4時40分発の渡船で丸亀に戻り、何だかんだで午後9時に家へ到着。
まるまる3日、どっぷりと楽しむことができた。
ノープランで退屈するかも知れない、という心配は何のその、遊び疲れが残りまくる結果となった。
自分の性格上、何もせずゆっくり時間を過ごすということができないんだろう。

 


※注意
今回のお宿「旅ねこ」で受けた、車のレンタル・特定場所への送迎・夕食のおすそわけ・遅い時間のチェックアウトなどは、おそらく閑散期だからこそ受けられたものであり、ご夫婦の厚意によるものであるため、行けば必ずついてくる標準的なものではありません。