キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

あさよせ

日曜日は、13時より人と会う約束をしていた。
ううむ、土曜日はダラダラ過ごしただけに、それまでの時間に何かやりたい。
という理由で思いついたのが、寄席。

わざわざ「チケットぴあ」のオンライン会員になり、律儀に前売券を購入。
当日券より500円安く買えるのだが、手数料やら何やら追加されるので、結局200円も安くならない・・・

さておき。
やって来たのは、「天満天神繁昌亭」。
けっこう最近できたところだと思っていたが、もう9年も経つそうな。
午前10時の開演を待つお客さんは、意外に多い。

会場は、縦と横それぞれ10席くらいずつで、2階にも席がある。
もっと広い場所かと思っていたが、ほどよいスペースである。
天井を見上げると、白いちょうちんがびっしり敷き詰められているのが、何とも幻想的。


いざ、開演。
出演する噺家は全部で4名で、全員あわせて1時間半ある。

最近は東京で、いわゆる「江戸落語」を連続して見ていた。
なので関西の「上方落語」を聞くのは、本当に久しぶりである。

手法など細かな違いにはまだ気づけないのだが、はっきりわかるのは、「方言」と「地名」。
演目などにもよるが、上方は関西弁が使われがちで、大阪界隈を舞台にした話があり、やはり江戸より親近感がある。
もちろん、だからといってどちらが面白いか、とか比較するつもりは毛頭ないが。

若手の人は、やはり「とりあえず話し切る!」ということに必死だな、と感じる。
とはいえ、ネタ自体がしっかりしているので、面白い。
なので前座から最後まで、ずっと笑っていられる。


う~む、やはりお金を払って「笑いに行く」って、楽しいものだ。
最近仕事ですっかり衰えていた顔の筋肉が、久しぶりによく動いた。
事実、すべて見終わってから、ほほの筋肉に突っ張ったような疲労感が残っていた。

こんな楽しいものが、けっこう気軽に行けるのだから、もっとこまめに見に行ってもいいなと思う今日このごろである。