キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

年末・岡山と広島ツアー ~その5~

高品質な廃墟に大満足した、つづき。

 


最上稲荷山妙教寺参道】
進路を東へ東へと進み、向かった先は岡山の「最上稲荷」。
ここの参道がレトロだということで寄ってみた。


国道から北上してすぐ、巨大な鳥居がそびえる。
その先には、いくつもの広大な駐車場がある。
岡山県民にとって、神社といえばここ!って感じなのかな?

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駐車場に車を停めてすぐ境内があるのだが、本殿がとにかく巨大でビックリする。
本殿を参る前に、腹ごしらえもしたいし、先に参道へ行くことにした。

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参道はなだらかな坂になっており、両側にお店が並ぶアーケードとなっている。
驚くべきは、初詣でもないのに開いているお店が多いということ。
そして、そんなお店がずら~っと長期間続くということ。
初詣などのイベント関係なく、参拝者が絶えないのだろう。

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途中にあったうどん屋さんで、肉うどんをいただく。
これがまた全体的にクオリティが高く、こういう場所でも殿様商売をしないところに感動すら覚える。

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そこからは参道の続きを歩き、折り返して本殿を参る。
初詣前に来てもなあ、とぼやいていたGORIだが、忙しくて結局その年の初詣に行けなかった彼にとって、これが遅めの初詣となったようだ。

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【帰路】
神社を出たのが午後3時で、そこからは大阪までひたすら走る。
わざわざ僕の家まで送ってくれるのと、その後GORIが実家の貝塚へ行くためだ。
僕の家は遠回りになるので途中で降ろしてくれていい、と言ったが、それでもわざわざ送ってくれて本当に申し訳ない。


なお、車内はもうグッダグダな空気が流れる。
いつものことだが、1日目のハイテンションがウソのようである。
疲れと眠気でグロッキーになっているGORIを元気づけようとするも、話題が尽きているのと、僕自身も疲れているのとで、口数がほぼゼロの状況になる。


最後は僕の地元で回転寿司をいただき、送ってもらってお別れ。

 


【総括】
「これ、彼女との旅行やったらすぐ嫌われるやろなあ」とつぶやくGORIの言葉が、妙に残っている。
確かに計画性もなく、効率も悪く、終盤に無言になる旅行など、普通はありえないことである。
それでも毎年続いているということは、2人ともその空気感を、むしろ楽しんでいるということだろう。


普通、人と旅行をしようとした場合、ある程度の時間や場所を決めなければならない。
計画を立てることは楽しいことだが、一方で時間もかかるし面倒でもある。
また、時間が制約されることでゆっくりできなかったり、予定が崩れたときに立て直しが必要だったりする。


きっと、そういうストレスや気配りといったことから解き放たれることが、心地いいのではないだろうか。
仕事で何かと制約される日常を送っているからこそ、自由奔放に時間を楽しむということがいいのだろう。


なんて分析なんかしている時点で、まだまだマジメすぎてイカンのだが。
今年も年末に、同じような時間を過ごせることを心から願う。