キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

極寒ゲリラキャンプ・2017秋

昨年に引き続き、2回目である。
関西の某所にある廃キャンプ場でのゲリラキャンプを、先週末に開催した。


前回は会社が終わってからという遅い時間だったが、今回は午後6時。
まあキャンプには十分すぎる遅さであるが。
みんなで買い出しをして、いざ現地へ。


ちなみに今回の参加者は5人。
1人だけ初参加で、それ以外は前回いたメンバー、だったかな?

 


廃キャンプ場までの道は門で閉ざされており、門の前で車を停めて現地まで荷物を運ぶ。
今回は僕のスクーターを持ってきたため、門の向こう側まですり抜けて、荷物運びのツールとして使う。


ラクそうに感じるだろうが、こいつがなかなか大変!
現地まではまずまずの坂であり、重い荷物を乗せると坂の途中で止まりそうになる。
また、現地に近づくにつれ道がダートになり、かつ足場がヌタヌタに濡れているためハンドルが言うことをきかなかったりする。
すっかりモトクロスの感覚であり、げんに2日後には両腕が筋肉痛になったほど、腕に負荷がかかる。
オフロード対応のスクーターでよかった。

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あと今回は、キャンプファイヤーの燃料として、あつし君が廃材をたんまり仕込んでくれた。
とにかくすごい量で、かつ重さ・大きさもそこそこあり、運搬にひと苦労。
あまりに大きすぎるものは人力で運ぶしかない。
といっても量が量だけにスクーターも活用が必要で、自分の背の高さほどの板を目の前に乗せる。
もちろんそのままだと前が見えないので、板を抱き込むようにして、顔を横から出して走る。
この姿勢がまた大変だし、もちろん足場は悪いしで、さらに疲労度が増す。

 


ようやく荷物の運搬が終わったところで、テントを張ったり火をおこしたりのセッティング。
ひととおり済んだころには、午後9時をまわっていた。
そこから炭をおこして夕食と、やはり遅い晩餐となった。
それでも前回は日付が変わってからの食事だったので、だいぶ早めの開始といえる。

 

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以降は、まったりとした時間を、それぞれが過ごす。
ひたすら燃料の木を集めては火にくべる人、ひたすら食事を作る人、ひたすら食う人、ひたすらボーっとする人。
僕がどれに該当していたかは、ご想像にお任せ。

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途中で何度か小雨がパラついたが、日をまたいだころには星空があらわれる。
星空なんてほぼ毎日出ているはずなのに、こうして意識的に眺めることが贅沢に感じるのは、なぜだろうか。


とにかく、まったり。
至福の時間。
このキャンプのよさを問われても、少なくとも僕のボキャブラリーでは、到底伝えることができない。
強いて言うなら、「自由」が楽しいのかも知れない。

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気をつかって話す必要もなければ、作業を強要されるわけでもない。
おのおの、自分のやりたいこと・やったほうがよいと感じたことを、自分のペースでやればよい。
それがほどよいバランスで支え合い、楽しい時間が成立する。


睡眠も、もちろん自由。
眠たい人はテントに入って寝て、目覚めればまた戻る。
ちなみに僕は、午前3時に唐突な睡魔に襲われ、以降はそのまま眠ってしまった。

 


起床は午前7時だったか。
一応このキャンプ場は登山ルートの一部でもあるので、登山客が見える前の早朝撤退を余儀なくされる。
しっかり火を始末し、再び荷物を分担して運び込んで、無事終了。


これ以降の季節だと寒すぎるし、これより早いと虫がいるし、今がちょうどよい。
来年もまた、恒例行事として開催できればいいな。
この場所もそのうち使えなくなる可能性もあるので、できれば別の場所での開催も検討したいものだ。