キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

師の教え

年初に立てた今年の目標「本を読む」は、なかなかどうして、継続している。
だいたいビジネス本と日本語モノが多いのだが、今読んでいるのは、ちょろっと方向が異なる。

藤子・F・不二雄のまんが技法」なるもの。
内容はだいたいタイトルどおり、まんがを描くための手ほどき。
イラストの技法というよりも、ストーリーの組み立て・アイデアの出し方など、「まんがを作る」ための全般的な手ほどきが書いてある。
文章は、おそらく小学生までもターゲットにしていると思われるほど、実にていねいなもの。

もちろん、まんがを描くつもりはない。
自分が文章を作成するために、別の視点で参考になれば、という期待を込めて買ったものだ。

これがおおよそ、期待どおり。
情報をいっぱい入れる・模倣からはじめる・起承転結・ムダを省く・ロケハン、など。
小説やエッセイなどの文章を書くうえでも、通じる部分がたくさんある。

本の内容がサラサラっと入ってくるのは、説明のていねいさだけではない。
純粋に、藤子・F・不二雄が好きだからであろう。
幼少のころから「ドラえもん」を、それこそ穴があくまで読んだものである。
やはり、心から尊敬できる人の言葉というものは、素直に耳に入ってくるものである。


それで今は、「公募などをする」という師の言葉に、誘発されているところ。
やはり文章が好きで、うまくなりたいし、いろんな人に見てもらいたいと思っている。
そのためには、実績作りであったり、第三者の評価をもらったりすることが、大事だろう。

あとは、この心の火が、本を読み終えたと同時に消えないことを願いたい。