キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

Metal Shock Vol.31

4時間半という時間は、昼間であれば「半日」と表現されるほどの、長丁場。
そんな時間を、好きなジャンルの音楽をひたすら聴くために使うなんて、何とも贅沢である。


先週の土曜日は、2ヶ月に1度のお楽しみであるメタルDJイベント、「Metal Shock」に参加してきた。
テーブルや席を取っ払ったバーで、ひたすらヘビーメタルを聴き続ける、というイベントである。

今年から、3時間半→4時間半と、開催時間が延長となった。
3時間半ではやや短さを感じていたため、願ってもないことである。
が、まだ4時間半をフルで参加したことはない。
ということで、今回ははじめから参加してみることに。


はじめの30分は、フロアも閑散としている。
しかし少しずつ客が入り、気がつけばあちこちでヘッドバンギングやら、合唱やら。
広いと感じていたフロアが、いつの間にやら狭く感じる。

この感じ、前々から何かに似ていると思っていた。
そうそう、学生時代に朝早く教室に来たときの感じ。
ちょうど1時間目が始まる直前までの、「静」→「動」への変貌というか、教室に少しずつ魂が込められる感じというか。


絶えず脳裏に、「4時間半」という未経験の時間が浮かぶ。
そのため、知っている曲が流れても、ついついセーブしてしまう。


途中、前回からいっしょに参加している、まこっちゃんと合流。
お互い知っている曲はまばら、というか、ほとんど知らない曲ということもあるが、それぞれ思い思いに曲を聴く。

流れる曲の激しさとは反面、2人ともまわりに比べたらごくおとなしいほうである。
が、下手にまわりにあわせるのではなく、おのおののペースで楽しんでいるのである。


あんまり書きたくはないのだが、最近ちょろっと、参加者のマナーが気になったりする。
前述のように、おのおののペースで楽しむことは、音楽イベントでは当たり前のことである。

が、まわりに危害が及ぶ可能性のあるレベルで暴れたり、DJさんのMCを妨害するような大声のヤジが入ったり。
前々から感じていたことだったが、今回特に顕著だったような。
せっかく主催者側がこんな楽しいイベントを開いてくださっているというのだから、もうちょっと配慮すべきではないかな、と思う。
そういうことは、主催者側からも言いにくいことだろうから、おのおのが気づいてほしいなと。


イベント終盤、バテるどころか、逆に元気になってきた。
ビールのせいかも知れないし、序盤おさえていた体力がもったいないという気持ちかも知れない。
もしくは、終盤にパワーチューンが固まっていたせいかも知れない。

曲は知らないけれど、なんかのれるなぁ~、と思いバンド名を確認したら、知っているバンドだったということがいくつかあった。
どれもただうるさいだけではなく、やはり売れるバンドにはそれなりの理由ってのがあるのかな、と感じた。
それが何なのかは、専門家でもないからよくわからないが。


そんなこんなで、4時間半を堪能。
棒立ちしていた時間が長かったせいか、ふくらはぎがしんどかった。

で、飲み足りなさをおぎなうべく、まこっちゃんと2人で、交野のバー「アルジェント」で飲みなおしたとさ。
がっつり夜遊びを堪能したのも、思えば久しぶりである。