会社で、面談があった。
何か悪いことしてもた、とかではなく、半年に1度行われる行事である。
ちょっと大きいところだったら、たいがいの企業はやっている・・・のかな?
まぁざっくり言うなれば、人事評価というもの。
上の人から、働きぶりがどうだったかというのを、具体的に告げられる。
そして今回の評価者は、4名!
もう、面談前から、気が気でない。
というのは、やはり入社時からず~っと思っている、「仕事をこなしてない感」によるもの。
9年間やってた前職は、たいがいの作業は目ぇつぶってもこなせていた。
が、今は仕事内容の全貌も把握しきれていなければ、会社のやり方もまだまだ慣れていない。
努力はしているつもりだが、言われたことをただこなしている、みたいな感じになってしまっている。
さらに言うなれば、僕より4ヶ月早く入った人はバリバリ仕事する人で、仕事の比重に4ヶ月以上の差を感じる。
こんな状態やから、面談では「使いものにならん!」と、ケチョンケチョンに言われるのでは・・・
そんな気持ちで挑んだわけだが、案の定「ここはアカン」と思っていたことを、ズバズバ指摘された。
的確すぎて、ぐうの音も出ない。
が、すっごく意外なことに、ほめられることも多かった。
うわっ、こんな働きで、ほめられんねや。
謙虚でも何でもなく、ほんまに意外。
ひたすら劣等感との戦いだった9ヶ月だったが、とりあえずいくらか重圧が緩和された。
よくよく考えてみたら、無意識のうちにできていることって、けっこうあるように思える。
たとえば新米の社会人を見ていて、
「なぜすぐ報告しない?」「会話の要点がわからん」「言葉遣いおかしい」「もっと効率よく動こう」
などと思うことがある。
そういった、社会人としてのハードルというのは、細かく見るとめっちゃくちゃ多い。
それが社会を経験しているうちに、自然とクリアしているのだ。
そして一度ハードルをクリアしてしまえば、目の前に次のハードルがあるので、越えてきたハードルのことを忘れてしまう。
みたいな感じかな?
なるほど、自分で気がつかないけれど、社会人としてはそこそこレベルアップしてたんや。
サラリーマンとして生活した11年、ダテではなかったんだ。
自分を過小評価しがちな気質であるが、たまにはちょっとほめてやろう。
大学卒業して12年経つのに、サラリーマン11年という、1年ばかりのブランクのことは触れてやらないでください。