キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

人生初サバゲー!in TRENCH ~後編~

さんざん引っ張ってすいません、いよいよ実践編です。


人生初の、ゲーム本番。
動き方がさっぱりわからず、近くの人に聞いてみると、
「はじめに経験者が前衛に立ってドンパチするので、その後に続けばよい」
とのこと。

その言葉を信じ、はじめはほとんど動かず。
しばらくして、まわりの人らについて行っては、隠れて身をひそめる。

動けない!
「撃ってやる」という気持ちより、「撃たれたくない」という気持ちが先行してしまい、ただただ隠れるのみ。
また、たまに顔を出してみても、まったく相手が見えない。
にもかかわらず、どこからともなく球は飛んでくる。

結局はじめのゲームは、何と球を一発も発射することなく終了。


そこから、基本はまわりの人の動きをマネて動く。
で、動けない。
さすがにこれではイカン、と顔を出して相手を探すと、撃たれてあっけなく終了。

撃ちたい。
でも怖い。
臆病な性格が、まさしく表沙汰となってしまうのである。


さらにあつし君にアドバイスをもらい、
「高台の藪に身をひそめて、ひたすらターゲットを狙う」
という言葉を実践。

なるほど、待つ根気はいるが、たまにターゲットが障害物から顔をのぞかせる。
が、今度は球が当たらない!
何度も打つと、向こうにもこちらの居場所がバレて、応戦してくる。
で、心が折れて隠れているうちに、別の敵が横から来ていて、撃たれる。


不思議なもので、基本身をひそめてばかりのつもりだが、1試合ごとにどっと疲れが出る。
ライフル銃が重いのと、移動は身をかがめて俊敏に動くのと、絶えず緊張することが原因か。


結局、最後まで誰も打つことができなった。
悔しい。
でも、当初のネガティブな思想も何のその、じゅうぶん楽しめた!

服やら銃やら一式そろえる、というほどハマることはないだろう。
が、たま~に参加するくらいなら、いいかなと思う。
次までには、うまく立ち回れるための勉強をしておきたいところである。

人生初サバゲー!in TRENCH ~中編~

いよいよ初サバゲーのフィールドへ、という日記のつづき。

試合前に、ツアーと称して、会場をみんなで見学するという時間があった。
まず、思っていた以上に広いことにビックリ!
面積だけでいえば、田舎の学校のグランド以上である。
ちなみに、調べたところ2,500坪もあるそうな。

あとは、立体的であるということ。
フィールド全体で高低差があることはもちろん、要所に大人の身長くらいに盛られた土がいくつもある。
さらに、壁やら土管やら、とにかく隠れ場所が非常に多い。
隠れ場所という意味でいえば、あちこちに草が生い茂ったりもしている。

また、ひたすら藪が続く場所もある。
これらトータルして見ると、ここをオフロードバイクで走り回りたい、という衝動にかられてしまう。


ゲームは1ゲームに10~20分とまばらで、各ゲームの前に、ルールの説明がある。
基本的に、玉が当たったときは、自己申告。
「ヒット」と叫びながら、手をあげてフィールドから出る。

面白いのは、ゲームごとに細かなルールが設けられていること。
1ゲーム中に特定の回数だけ復活できるとか、チーム内で20回まで復活できるとか。
復活無制限だがチーム内の復活回数で勝敗を決めるとか、相手の陣地の起爆ボタンを押したら勝ちとか。
フィールドを徘徊するガンダムのコスプレした人にタッチされたら強制退場とか。


ちなみに、参加者の衣装も観察すると面白い。
ほとんどの人が迷彩で「いかにも」な格好だが、アジアか中東系の軍服だったり、ダースベーダーだったり、ジェイソンだったり。

いちばんカッコよかったのは、クロネコヤマト宅急便の配達員姿。
服装だけでなく、ダンボールを両手で持ってフィールドを駆け抜けている。
というのは、ダンボールの横にあるボタンを押すと、ちゃんとBB弾が飛ぶという仕組みを作っているのだ。
ここまで来れば、もう楽しさの照準をどこに合わせているのか、わかったものではない。


いよいよ戦闘風景を、といきたいところだが、すいません次回に。
もったいぶっているわけではないのです、書きたいことが多いのです。
はじめてのことって、知ること・感じることが多すぎるのでね。

人生初サバゲー!in TRENCH ~前編~

例えば、常連ばかりの飲み屋さんだったり、常連ばかりの飲みサークルだったり。
すでにできあがった輪に入っていくことが、お恥ずかしながら苦手である。
そういう意味では、今回誘われた「サバイバルゲーム」(以下、サバゲー)も、どこか苦手意識があった。

また、自身の臆病さも、拍車をかける。
ドラゴンクエストなどの、いわゆるRPGというゲームでいえば、レベルをガンガン上げて装備をがっちり固めないとボスに立ち向かえない。
つまり、極端まなでに保守的なのである。
このサバゲーでいえば、ただただ隠れっぱなしになるのではないか。
まして、まわりが経験者ばかりなら、なおさら。

そんなわけで、前回シューティングバー「ファイブ」で今回のイベントに誘われたとき、「参加する」と返答したものの、正直あまり気がのらなかった。
誘われている立場で申し訳ないが、「雨で中止になればいいのに」とすら、思っていた。

が、当日は雨模様ながらも、強行開催。
天気予報を見て、完全に中止だと思っていたので、朝から急いで準備することに。
ざっくりと必要な道具は聞いていたが、買い出しも何もしていない。

それでも、意外とそれらしい道具はそろった。
・迷彩つなぎ(モトクロス時代に購入したものの、購入後引退したので新品)
・フリース帽(目の部分のみ開いたテロリストっぽいもの、冬のツーリング用)
・ゴーグル(バイク用)
・グローブ(バイク用)

それぞれ違うタイミングで購入したバイク用品が、こうして役立つとは。
特につなぎは、いずれ売ろうとも思っていたので、本当に奇跡である。
こんなことがあるから、断捨離というブームは残念に思う。


午前8時過ぎにあつし君と合流し、河南町にあるサバゲー専用会場「TRENCH」へ。
集合時間の午前9時を過ぎての到着ながら、まさかの主催者不在。
先に来ている方々は、みなさんガッチリと装備を固めている。
当然のように、それぞれマイ銃を持参している。

改めて、自分は場違いではないのか?という疎外感に拍車がかかる。
迷彩のつなぎを着ていることが、唯一の救いである。


ようやく主催者が到着するも、他のスタッフが相次いで遅延しており、第1ゲームがまさかの午前11時開催!
ガチガチに時間が区切られているのか、と思っていたので、逆にこのゆるさはありがたい。


・・・てな感じで、ゲームの内容はまた後日。