朝食後、お宿の主人からおまんじゅうをいただいた、つづき。
お腹を満たしてからは、バスタオルを持参して河川敷へ。
というのも、川湯温泉というだけあって、川沿いに露天風呂があるのだ。
実は僕が外出した午前6時台から、宿のご主人が2時間くらいかけて清掃しているのを知っている。
というのも、連日続く雨により、浴槽がドロだらけだったそうだ。
浴槽に到着するや、裸になることを一瞬ためらう。
それはそうだ、露天風呂といっても、何の囲いもないのだ。
それどころか、まわりは家族連れがシートをしいてレジャーをしている。
人がレジャーしてんのにお前ら何してんねん、と思われないかなぁ。
とつぶやくと、ゴンタが訂正してくれた。
「人が露天風呂楽しもうとしてんのにお前ら何してんねん」だ、と。
なるほど、「タオルさえ使えば露天風呂OK」と明示もされていたので、確かに僕らは何の
落ち度もない。
そうとわかれば、躊躇(ちゅうちょ)なく服を脱ぎ捨て、タオル1枚で隠すモノは隠して温泉へ。
くさっ!
温泉のにおいというか、泥のにおいがする。
そして底にはしっかり、泥と枯れ葉の感触。
それでも、せっかくご主人が掃除してくれていたし、せっかく川湯温泉なので、たっぷり30分だか1時間だか、お湯を楽しんだ。
もちろん、露天風呂自体は気持ちがいいし、河原というロケーションもシュールで楽しい。
たっぷり温泉を楽しんだら、宿でシャワーを浴びてから、宿の掃除。
もちろん宿泊施設なので掃除なんてする必要はないのだが、さんざんおもてなしを受けたのだから、できうる限りのお返しはしたかったのだ。
宿の主人は出稼ぎに奔走しており、最後に直接あいさつできなかったのは残念。
で、帰りは途中に「谷瀬の吊り橋」へ。
関西人なら言わずもがな、日本一長い吊り橋である。
高いところが苦手な僕であるが、足場がシースルーながらも、まったく余裕で渡れた。
歳をとって恐怖心がバカになったか?
それか、あまりに高い場所なので逆に実感がわかなかったか?
そんなこんなで、午後6時に交野に戻って解散。
日記が5回にもわたったことから、いかに楽しんだのかは感じていただきたい。
あと、あまりによい宿なので、できれば他の人に知られたくないという欲張りな気持ちもありながらも・・・知りたい方はこっそり聞いてくださいな。