キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

キックボード三重→静岡旅 ~アクシデント編~

旅にアクシデントはつきもの。
と言い切るのは好きではないが、まあ何かしら予想外なことは起こる。
特に印象的なものをいくつか。

 


【初日豪雨】
今回の旅、初日は30kmほど走る予定だった。
が、まさかの豪雨!
昔だったら無理して走っていただろうが、さすがに心が折れて初日はパス。


しかしながら、すでに旅の宿はすべておさえていた。
で、初日は三重の白子という場所だったのだが、駅界隈に遊べる場所がない。
途中駅の津駅に途中下車したが、津の駅前もたいして遊べない。
そもそも雨が降っているので、気軽にお散歩ができない。


ということで、適当な居酒屋で昼飲みして、早めに宿にチェックインしてからは部屋でダラダラ過ごす。
本当に何もすることがなく、ベッドの上で「何だこの時間は?」と思いつつ、こういうムダな時間の使い方も悪くないと感じた。

 


鉄風呂】
6日目の宿は、町から少し外れた場所だった。
レビューで「合宿所のようなところ」「工事現場の人が利用していた」とあり、男性客にとって心地よい殺風景な宿だと期待していた。


いざ到着すると、愕然とした。
敷地内に建物が3つほどあるのだが、いずれもボロい!
そして客は2人!
これ、宿泊施設として認可降りてんのか?


特にひどかったのが、お風呂。
離れの建物にあって、大浴場かと思いきや3人くらいが入れそうな規模のお風呂が3つある。
で、水道から流れるお湯や水が褐色。
おそらく井戸水か、水道管がさびきっているのだろう。
風呂に入っていても、体がキレイになる感覚がまったくない。
いくら寝るだけだとはいえ、快適性に欠けまくっていた。

 


【ゴール直前制止】
旅の最終日、目的地の清水駅が見えてきた。
あと1分、あと数百メートルでゴールだ!
ジワジワと体に達成感がみなぎってきている、そのとき。


「歩道はキックボード駄目」と言い放ったのは、交差点で立っていた警官だった。
いやいや、今止める?
旅してて、なんぼでもパトカーや警察に遭遇して、何も注意されなかったのに、今?
ゴール直前やん!


ちなみに、少なくとも僕が調べ尽くした結果として、キックボードの走行はグレーである。
「キックボードが公道ダメ」という具体的なルールはない。
なのでひと昔前までなら、警察にくってかかっていた。


しかし今は、軽くいなせるようになった。
何を言ってもムダだし、ただ時間を捨てるだけ。
それなら「すいません」とだけ言っておいて、やり過ごすことが得策である。
もちろん、警察が見えなくなる場所まで歩いて移動してからは、普通にキックボードで走る。