キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

究極のカツ丼

そういえば、昔からカツ丼が好きである。
学食では必ずカツ丼を頼んでいたし、社会人になっても定食屋へ行けばカツ丼を注文していた。


「そういえば」というのは、自分がカツ丼好きであることを、最近すっかり忘れていたのだ。
例えば出社時、昼食は外食で選び放題であるが、カツ丼をまったく選んでいなかった。
休日の日も、時間があれば外食をするが、カツ丼を求めるということをしていない。


それを思い出して、最近は会社近くのカツ丼を意識的に巡っている。
しかし、どこも今ひとつで、理想のカツ丼にめぐり合えていない。


ちなみに個人的に理想のカツ丼というのが、前の会社の近くにあった定食屋さん。
有名店というわけではなく、本当に地味な定食屋さんであった。
お肉が適度にやわらかく、それでいて高級すぎない。
味はほどよく濃い目で、ひと口食べるとすぐにもうひと口欲しくなる。
ちなみに定食についていたうどんもクソうまかったので、ダシ自体がうまかったのだろう。
残念ながら、いつの間にやら潰れてしまったが。


そう、上でも少し触れたが「高級すぎない」というのもひとつ大きなポイントである。
あくまで庶民的な味こそ、カツ丼の醍醐味だと思っている。
なので変に「カツ丼専門店」みたいなところでなく、個人経営の定食屋にこそ理想のものがあるのではないかとにらんでいる。


どこか心震えるくらいおいしいところ、ないものだろうか。