キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

尼崎レトロ商店街ツアー ~その3~

尼崎の駅前商店街をひととおり散策し、おなかを空かしたつづき。

 


「尼崎中央商店街」に戻って少し歩いたところにある、「神戸東店」という酒屋へ寄る。
往路にしっかり目星をつけていた場所であり、ここで角打ちができることも確認していた。

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午前中は客が3人ほどいたが、まさかの客ゼロ。
まさか時間外?と恐る恐る店内に入ると、ややヤンキーめのお兄さんが愛想よく対応してくれる。


お店の雰囲気は、もういかにも昔っからある小さな酒屋。
拍手をしたくなるほど、角打ちとしては100点の雰囲気である。


お酒メニューは生ビールに瓶ビール、その他まぁ普通のラインナップ。
食事は20品ほどあり、黒板にも書き出されているが、カウンターに小鉢が置いてあるので直接見ながら注文もできる。
ほかに客が来るでもなく、ひとりでしっぽりとビールを傾ける。
正直あまり料理にめぼしいものがなかったのと、生ビールにやや酸味を感じた(おそらくサーバの洗浄不足)ため、1杯で終わった。
瓶ビールを頼んだらよかったという後悔と、冬場はおでんが絶品とのことなので、また寒い時期に再訪できればと。

 


商店街から1本外れた通りに、個人店としてはやや大きめのお酒量販店「下山酒店」がある。
店舗の端にあるのれんをくぐると、お酒が飲めるスペースがある。
カウンターだけで20人は行けるだろう奥行きのある場所で、角打ちというより立ち飲み屋という雰囲気。

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先ほどの反省を生かして瓶ビールを注文し、このお店の名物らしい天ぷらを2つほど注文。
串に刺された天ぷらは、すでに揚げたものをチンするスタイルなのだが、身が大きく安い。
ほかのおかずもたくさんあるのだが、角打ちにしてはあまり割安感がなく、手が伸びなかった。

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ここは接客してくれるスタッフさんが、割烹着の女性というのがよい。
基本は常連さんとお話していたので、とても割って入る勇気はなかったが。
やはり人が多いと落ち着くのか、すぐに立ち去った1軒目とは違って、少し居座る。


昼だというのに調子こいて日本酒も注文してみる。
地酒はカウンターに用意されたものを選ぶスタイルなのだが、吟醸系のものがなく、お手軽な値段のものが数種類。
角打ちなのでもっと種類があるのかな、というのは僕の勝手な思い込みなのだが、少しだけ残念だ。
あと、注文したのが僕の好みでなかったのも残念だが、これはまったくお店のせいではなく、ただ運が悪かっただけだ。

 


さすがにいい感じで酔いがまわったところで、お会計。
さらにもう1軒、「酒の吉田屋」というところも角打ちができるということを調べていたのだが、残念ながらお店が閉まっていた。


時間は午後3時過ぎ。
まだ帰るにはちょっと早いかなぁ~、ということで、まだまだ散策は続くのであった。

 


つづく。