キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

香川・ミニ遍路と伊吹島の旅 ~その2~

昨夜はひとりで飲み過ぎ、午前6時起きは正直キツい。
せっかくの旅行なのに、なぜこんなムリやり起きなければいけないのかと自問しつつも、離島へ向かう渡船は便数が少ないので仕方がない。


ホテルから歩いてすぐ、観音寺駅前のバスロータリーでコミュニティーバスを待つ。
しかし、どこに立っていればいいのかわからない。
とりあえずベンチ前に立っていれば大丈夫だろう。


やがて、時間どおりにコミュニティーバスがやって来る。
が、目の前を素通り。
待て待て!
慌てて走り、信号待ちしているバスのドアを叩き乗せてもらう。


「あんなところ立ってても止まらんよ、三越前にバス停の看板あったでしょ?そこに立っといてもらわな」
えっ、なんで説教?
そもそも三越なんてあった?
あなたは毎日通ってて知ってるんやろうけれど、よそ者がわかるわけないやん。
てゆうか、あの時間帯は他のバスも来ないし、ロータリーに人が立ってたら、プロなら察しろよ。


朝っぱらから不機嫌になったが、渡船乗り場に到着したころすっかり気分はリフレッシュ。
渡船を見るだけで、テンションはグッと上がる。

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渡船に揺られて20分、伊吹島へ到着。
まず目を引くのが、渡船場前に並んでいる原チャリの数。
この島は坂が多く、島民の移動手段の種類が原チャリらしい。

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げんに島内を歩いていても、すれ違う人はほぼみんなが原チャリに乗っている。
歩いている人より原チャリに乗っている人のほうが圧倒的に多いとは、何とシュールなものか。
高齢者ですら、けっこうなスピードで往来するのだからすごい。

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まずは島の中心へ向かって歩く。
道は狭いうえに入り組んでおり、坂の勾配もきつい。
典型的な離島の住宅地である。
手元に島の観光地図があるが、迷ってしまう。


はじめに立ち寄ったのが「トイレの家」。
廃校の校庭に作られた芸術作品で、瀬戸内国際芸術祭2013というイベント時のものだそうな。
一応ちゃんと、トイレとして使える。
壁や天井のすき間から光が差し込むのが美しい、とのことだが、あいにく空はくもり。
それよりも、「トイレの家」のまわりに猫のフンが大量にあることがおかしく感じた。

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つづく。