春前から6月にかけ、仕事は繁忙期を迎える。
今年は例年に比べると、仕事量は控えめだった。
とはいえ、残業が続くと疲れるし、不条理が重なりストレスはたまる。
そんな仕事も、ようやくピークを越えた。
まだまだ作業は残り、引き続き残業も続くだろうが、ここらで早めに、ひとり打ち上げをしよう。
ということで向かったのは、都島の「天」。
確実にうまいモノが食べられる、行きつけのお店である。
店内はご年配の女性が1人で、絶えず自分の話をされている。
申し訳ない言い方だが、これは今日はあまり楽しめないかな、と思った。
そのうち、1組のカップルが入ってくる。
しばらくは2人で話していたが、いつしか料理や酒を分け合う仲になる。
はじめにいた女性も、いつしか輪に入り、1つの団体が形成される。
これも、さり気なく横のつながりを促すマスターの手腕あってのものである。
手腕といえば、料理も言わずもがな。
みなさんと分け合えたため、比較的多くの種類食べられたのは、ラッキーである。
1品ずつ紹介したいところだが、キリがないので割愛。
ひと口ごとにしあわせを感じられる、本当に本当にうまい料理の数々。
日本酒もいただき、内容の濃い3時間が過ぎる。
もっと居たいところだが、帰られなくなるのは困るので、泣く泣く終電に乗る。
日本酒がきいており、ちょっと強めに酔ってしまった。
さっさと帰って寝よう、という気持ちよりも、交野で飲み直しという気持ちが強まる。
最近身についた、悪いクセである。
ということで、地元のバー「Loose」へ。
交野という田舎でありながら、午前1時なのにカウンターが埋まっているのはすばらしい。
しっぽり飲んでさっと帰ろうと思っていたが、隣にいた女性にがっつり絡まれた。
というか、絶えず「誘われ」た。
悪い気分ではないというのが本音ではあるが、かたくなにお断りさせていただいた。
男として欠落してるんかなあ、と絶えず思いつつも、しっかり理性が働いてくれた。
やはり、人妻さんには手を出せない。
何だかんだで、お店を出て家についたのが、午前4時。
言わずもがな、今日はほとんど寝て過ごした。
1日がもったいないなぁ、胃の調子が悪いなぁ、という後悔なんて、もう毎回やし自業自得やし、逆に慣れてしまった。