ミニ遍路をした土曜日の、朝のできごと。
いざお寺へ、とバイクを走らせ、5分もたたないうちのことである。
突然、爆発音を耳にした。
と同時に、先ほどまで流れていた風景が、止まってしまった。
そう、バイクの故障である。
突然エンジンが止まり、再びかけようとしても、「ボボボ」と深くにぶい音がするだけで、まったく動かない。
メカオンチな僕としては、ただとまどうだけ。
近くにバイク屋なんてなく、30分かけて重いスクータを押し歩いた。
歩きながら思ったことは、「ひとりでツーリングなんてできんな」ということ。
ツーリングというほどではないが、けっこうひとりで、スクータで走りまくることが昔から好きである。
時には、道なき道、つまりオフロードをスクータで突っ込むなんてことも、時間が余っていることはよくやる。
けど、そんなところで急にエンジンが止まったときに、とても修理なんてできっこない。
といって、バイク屋さんを呼び寄せることも困難。
ヘタすりゃ、バイクを捨てて、何時間もの山道を歩いて下る、なんてことをしないといけなくなる。
ううむ、バイクで走るのは好きでたまらないのに。
メンテができない、ということが、本当にネックである。
じゃあ覚えればいいやん、ということなんだろうが、これがさっぱり興味がわかないのである。
あれだけ楽しんだモトクロスを辞めたのも、結局そこが原因だったわけだし。
ちなみに、バイクはものの5分で復活。
プラグが焼けただれ、外れていた模様である。
って知ったクチたたいているけれど、辛うじてプラグの存在を知っているだけで、こいつがどういう役割なのか、付け外しはどうするのか、なんかがさっぱり。
交換したことない、ということを言えば、たいそう驚かれたが、逆に知っとかなあかんことということにビックリ。
やっぱり僕には、キックボードあたりが限界なのかなぁ。