キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

週に4回飲みに出ていた、なんて時期が、なつかしくて仕方がない。
というか、本当にそんなことが可能だったのか、とすら思う。

すっかり飲みに行く回数が減ったこともであるが、飲んだ次の日のしんどさが、最近とても応える。
まして、連チャンで飲みに行くとなると、何より不安がよぎる。


肥後橋でさんざん飲んだ翌日の金曜日、ゴンタから誘われ、急遽飲みに行くことに。
前日にがっつり飲んだ後遺症は、朝から「睡魔」という形であらわれた。
が、夕方になるとスッキリ晴れたのは、ラッキーであった。
こうして、突発的に飲みに誘ってくれることも、本当にありがたいことである。


場所は、家のすぐ近所。
まわりに飲食店がない一角にある「里串かつ」。
見るからに、地元の常連しか集まらないだろうたたずまいで、今まで敬遠しながらも気にはなっていたお店だ。

店内は、カウンター6席ほどと、テーブルが3席。
さらに2階には座敷があるらしく、意外と広い。
とはいえ、金曜の夜だというのに、お客が3グループというのは、少しさびしい。
ただ、夫婦2人でやりくりしているという性質上、ちょうどよいのかも知れない。

メニューは店名どおり串かつを主体としていながら、それ以外のものも充実している。
値段はそこそこ相場どおりと思いきや、ものによってボリュームが多く、お得感がある。
豚キムチなんて、昼間ならそれだけでお腹いっぱいになりそうな量である。

たこぶつが、お造りのはずなのに、シャリシャリとした歯ごたえであったり。
串カツのしいたけが、干ししいたけを戻して甘辛くしているやつであったり。
前日の肥後橋で肥えてしまった舌には、豚キムチ以外は何ともかんとも、といったところ。
すべてモリモリ食べたけどね。

2次会は、交野市駅前に奇跡的に2軒あるバーのうち、「LOOSE」へ。
薄暗めの照明と、豊富なお酒メニューは、本当に交野ではもったいないくらいの、王道的かつ居心地のよい空間である。
ベルギービールもいくつか揃っているのがうれしい。
また、おつまみもイタリアンな感じのオシャレでおいしいものがあり、しっぽり飲むには申し分ない。

ただ、途中から入ってきたサラリーマン集団がうるさすぎることには、気が滅入ってしまったが。


ゴンタという存在は、僕にとっては本当に心のカギを解放してくれる、貴重な人物の1人。
昔っから、彼には自分自身の洗いざらいを話すことができる。
相談ごとでも、ただの同情では終わらず、客観的に正直な意見をもらえるし、逆境をポジティブに考えるためのヒントをくれる。

ほぼ会話を絶やすことなく、話していたような。
たいがい、人と2人で話すということが苦手なのにもかかわらず。
2人でしか通じることのない話などもできるし。


楽しい時間を過ごしながらも、明日からの生活にヒントをもらえたり。
特に、いろいろ悩んでいる部分があったのだが、だいぶ吹っ切れた気がする。
家が近いのだから、もっとひんぱんに飲みに行きたいものである。